群馬県民の日と、ディズニーランドと。
今日が「群馬県民の日」なのは、県民の方ならまず間違いなく知っていると思います。県公式HPにある通り、公立学校が休みになるからです。
自分は小・中・高と全部公立校だったため、その恩恵を全て授かってきました。平日の休みはとても得しましたが、それゆえ10/28が日曜だと凄く損した気分に。国民の休日とは違うから振替が無いんだ、と気付いたのは小学校生活の真ん中辺くらいだったかな。
そんな「県民の日」はあちこちでイベントが開催されまして、県内施設の入館無料化や、各種レジャー施設の割引等々があるのですね。
しかし一番思い出深いのは「東京ディズニーランドが県民感謝期間でパースポートが割引で買えること」でした。
TDLでは、かつて関東近郊の一都七県を対象に「都民・県民の日」の前後一週間程度で割引サービスを行っていたのです。ご多分に漏れず群馬もそうだったので、学校が休みになる県民の日は群馬からも観光客がドッと押し寄せるのですね。なので世代によっては
「県民の日はディズニーランドに行っていた」
という群馬県民あるあるネタもあるくらい。
もっとも自分は「ディズニーランドに行きたい!」というほどの情熱は無い人間でしたが、小学生の頃は地元の子供会でこの日に合わせてツアーを企画するのが恒例行事でした。そこに近所の友人らも参加していたため「皆が行くから楽しくなりそうだな」くらいの感覚で参加してた記憶があります。
とはいえ当時の自分はいわゆる「絶叫系」や「恐怖系」が苦手で(※おそらく今もそう)、興味をそそられるアトラクションが限定されていました。スペースマウンテンやビッグサンダーマウンテンは当然アウト、小学生の頃だとホーンテッドマンションも無理だったのでずっと下向きながら乗ってた記憶があります……ホントに嫌だったんですねぇ。他の遊園地でもこれは同じでした。
子供の頃、ディズニーランドに限らず遊園地は楽しいようで楽しくない、しかし皆でワイワイ行くのは楽しい、という何とも複雑な場所でした。
ただ唯一OKだったのは『スター・ツアーズ』。これは言うまでもありません、子供心にグッと心を掴まされた作品だったうえ、ふんだんに特撮を使っていたからです! あの大迫力映像に合わせてシートが動く、その一体感といったらたまりませんでした。これだったら俺は何度乗っていいと思えるほど。特撮が絡めばいいのかよ! と思われるかもですが、少年時代からそんな人間だったのだからしょうがない。我ながら現金な男です。
で、先程「割引サービスを行っていた」と書きましたが、調べてみたところ現在そのような「県民割」実施していないとのこと。ちょっと残念ですね。「県民の日はディズニーランドに行ってたんだよなぁ」という群馬県民あるあるも、いずれ聞かれなくなってしまうのでしょうか。
10月28日。群馬県民にとって、いつまでも特別な日であって欲しいです。