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【ラジオ】アレコード備忘録・2021/08/18放送分

 今回は「紹介したいのは3曲だが、コーナー自体の時間もありフルで流せるのは2曲が限界。部分的に3曲にするかフルで2曲か悩んだ結果、後者で行きます」とのこと。
 さて、その2曲とは?

・「一筆啓上西郷どん/三浦ひさし」

 一筆啓上、という題名から西郷さんに捧げる曲だと予想はしてたが、なんと上野にある西郷隆盛像に向けてのメッセージ。いきなり「宛先~!」と西郷さん像の場所を絶叫するんだから間違いなかろう。
 で、そんな西郷さんに今現在の鹿児島はこんな感じですよ……と紹介するお手紙のようでいて、半分くらいは書いた本人が地元の歓楽街で飲み歩き、財布が空になりましたという実にどうでもいい報告で終わっている。そんな話を西郷どんに一筆啓上してどうする気だ、鹿児島太郎!(※曲の最後は差出人の名前で終わっている)
 にしても、凄い曲が来たもんだ。俺のアレコード・2021年度ランキングがちょっと変わってくるほどの衝撃。

・「あばれ太鼓/黒田たけし」

 おなじみ「無法松の一生」が題材。こちらも初っ端から気合い入れて叫ぶ叫ぶ! ……それ以外は王道の演歌。泣ける人情噺なだけに、歌い手の妙なトーンの高さが気になってしょうがないし、映画で内容を知ってると歌詞のどストレートぶりがよく分かる。
 坂本冬美は同じ題名で同じ題材の曲を大ヒットさせてますが、こっちがまるで知られてないのは、まあ聞けば一目瞭然という感じです。

 さてTwitterの方でも少し呟いたが、7月頃から「アレコード」の時間枠は少し短縮されたようだ。真っ昼間からアレな曲を解説や感想込で”じっくりと”紹介して聴かせる醍醐味が薄れ、全体的にやや駆け足気味なのはいささか残念である。
 まあ7月から円楽師匠との「まくら」のコーナーが始まった影響だと思うが、その「まくら」自体も良いコーナーなだけにいろいろと勿体無い。水曜日・安田美香アナだからこその掛け合いもあるし、簡単に枠を移せるモノでもなかろう。
 昭和の珍盤が公共の電波に流れる機会は早々無いので、上手いこと続いてくれることを願う限りだ。

 ……にしても、流す予定だった「あと1曲」とは一体?

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