【ラジオ】アレコード備忘録・2021/12/22放送分
今週も部門賞をオンエア。冒頭で伊集院さん曰く
「一部の人達のエアチェック率が高いという……エアチェックという言葉も死語になりましたが(笑」
タイムフリーだけど自分もその一部の人達に入るのかしら。さてどの曲にどんな賞が授けられたでしょう?
・ろっぽーんぎ賞「ここは東京六本木/原みつるとエリートメン」
11/3放送分より。
一転してボサノバ調だが「♪ろっぽーんぎ」の歌い方といい「♪東京の真ん中のそのまた真ん中の」といった表現は何かクセになるし、ホントに良い感じで収まってる。おしゃれさと面白さを兼ね備えた曲ってのは早々ないので、なかなかの名曲。
「ロッポーンギ部門なのでアン・ルイスさんのあの曲は入りません!」ちなみに『六本木心中』に六本木という地名は出てこない(単に「この街」とある)。ジャンルとして出てきた「ラウンジ・ミュージック」てのはそのままラウンジやカフェでかかるようなムード音楽だそうな。ただこの曲がBGMでは「ろっぽーんぎ」が気になってしょうがない。ムードは最高ですが。
・木魚部門「新宿野郎/二瓶正也」
10/13放送分より。
どんな歌声かな? と期待してたら意外と渋め! 曲の雰囲気と声質が驚くほどにマッチしている。リリース当時(1971)に人気だった任侠モノを思わせる浪花節かと思いきや、間奏にジャズが入るのもなかなか良い。
イデ隊員のイメージが消し飛ぶほどの激渋ソング。というか二瓶正也氏はもともとイケメンなのだ。例えばクレージーキャッツ主演の映画『大冒険』だと、喜劇映画ではあるがニセ札偽造団の殺し屋役を三枚目要素なし、違和感なしでしっかり演じている。新宿・歌舞伎町の裏世界を上手く表現した歌詞も秀逸。アレと呼ぶには惜しい一曲だ。そして二瓶正也氏には改めてお悔やみ申し上げたい。
・船村徹部門「涙という奴は/船瀬功二」
12/1放送分より。
まあいろいろぶち込んできましたね! 歌い方は完全に演歌だし途中でも浪曲入ってる、にも関わらずアレンジがエレキ、コンガ、尺八が入り乱れてるという……この曲のジャンルは何だろう?
初めて聴いた自分も「濃すぎるゆえ扱いに困る」と戸惑っていたが、改めて聴いてもやっぱり濃すぎ。どれだけ希釈すれば丁度良い麺つゆになるのか分からない液体がそこにある、とでも言うべきか。実にパンチの効いたコンガと浪花節入りのロック演歌、って説明するのも難しすぎるわい!
<そしていよいよ……>
翌週12/29には「あやしく輝く!アレコード大賞!」が決定する。
全138曲の中からその栄冠を手にする「アレ」な一曲は果たして? 投票は公式ページから!
さあ来週もみんなで聴こう!
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