コミケの戦利品紹介:主に評論編
・『AC提督 No.07』 発行:はなの荘
艦これの中でも「アーケード版」に特化したデータベース。各キャラクターのパラメーター比較からお薦めの艦娘、さらには全国の筺体設置店舗情報まで。ただその中に群馬県の一覧が無いのはミスかな? 一応18店舗あるのですが。一番実用性があるのは「艦娘図鑑・即見チェック表」。改・改二及びホログラムカードや中・大破グラフィック有りのキャラまで網羅している。アーケード版は現実にカードとしてコレクションする必要があり、その際1クレジット(100円)かかるためダブりの確認にも使えるからこれは有り難いですね。
なお同ブースではこんなグッズまで頒布してました。
筺体に読み込める艦娘カード・最大36枚をそのままスリーブ付きで入れられるお役立ちグッズでした。この中に
「ぼくのかんがえた(お気に入り)最強艦隊」
をポンと入れればあとは楽チン!
・『独身男性年金問題』 発行:お祭り亭
「老後2000万円問題」とか騒ぐ以前に俺達の年金はどうなるんだ? と気になる方も多いはず(自分もその一人)。そこで改めて「年金の基礎知識」を押さえ、じゃあどうすれば? をきちんと考えるための一冊。
表紙に書かれた「払い損は本当か?」や「繰上げと繰下げはどちらが特?」といった謎もはっきりします。結局のところ「自分自身の健康寿命」が鍵で、払い損になるかどうかも全て己が決めることだとバッサリ。
「30年経って続編やリメイクが作られる時代に、うっかり死んではいけません。貴方が推さなかったら誰が推すのか、推しのために生きましょう」
の言葉は重いですぞ。
年金だけでなく「老後の資金として活かせる」資産の活用法も紹介しているので参考になります。加えて「あとがき」にある通り独身男性だけでなく独身女性にも読んでほしいかも。寿命がより長いのは女性の方ですから……
・『性犯罪者の名(迷)言録』シリーズ 著:あいかわ
性犯罪にまつわる各種報道のなかで伝えられた「加害者の言葉」において、一般人には何とも理解しがたいものを紹介。例を挙げると……
某県某市の小学校に侵入して女性教師のホイッスルを盗み、建造物侵入と窃盗で逮捕された男性曰く「人が使った笛に性的に興奮する」だそうです。さらに某県某所において下半身を露出し、公然わいせつ罪容疑で逮捕された57歳の男性は、容疑こそ認めたものの「ズボンとパンツが勝手に落ちた」と語ったとか。
一見何じゃそりゃと思えますが、後者に関して筆者は「公然わいせつにはあたるものの『過失(不注意による失敗)』にしている」のが重要、と語ります。刑法では「殺人以外の過失は罰しない」という大前提があり、実際に裁判までもつれこんだ例もあるにはあるのだとか。ただしこの事件がその後どうなったかは不明です。
……と、このように一見ふざけているようで、人間の果てしなき欲望だけでなく刑法上の解釈、そしてそれを裁く側の言葉もしっかり紹介している姿勢は買いたい。女子更衣室に盗撮目的でカメラを設置した男性に対し、迷惑防止条例違反にこそなったものの、建造物侵入罪に該当するかという点に関して「身体の一部が女子更衣室に入っていない」という理由で無罪になった案件や、水着姿の女児を撮影したDVDを販売したため児ポ法違反で逮捕された男が残した「下着はアウトだが水着はセーフだと思った」の言葉などは、その行為を許せるか否か、そして合法と違法の線引きはどこにあるかを真剣に考えさせてくれるものだと思いますね。とはいえ、改まって文字起こししてみると「何じゃそりゃ」という気分にさせられるのも事実ですが……
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