【ラジオ】アレコード備忘録・2021/08/11 放送分
今週もやってきましたこのコーナー、備忘録どころか感想まとめになってますが早速参りましょう。
・「失恋蝙蝠男/山本リンダ」
題名からして良いですね。作詞:伊藤アキラという時点でもう期待大(今までにも『その時私はTAXIを止めた』『デンマーク農場』etc..)だったが、全く裏切らない出来栄え。ドラキュラでも出てくる不気味な曲かと思ったら、そんな雰囲気はゼロ。夜中どころか真っ昼間じゃないか、コレ? 夜の要素は「夜汽車に乗って」くらいで、最後がハワイアンなのも気になる。
伊集院さん曰く「かなりの迷走っぷり」だが、リンダ音頭の異名を持つ『ウブ・ウブ』と合わせて聴くと
「……あの、いずこへ?」
という気分にさせられること請け合いですね。
ちなみに『仮面ライダー』に「蝙蝠男」という怪人は間違いなく登場し、山本リンダも「ライダーガールズ」の一員としてセミレギュラー出演の経験はあるが、蝙蝠男は1クール目の怪人であり一方のリンダは2クール目からの登場なので残念ながら共演はしていない。
・「いいわ…とても/サト・イモ」
イントロに『ガラスの部屋』(ヒロシのネタの曲)を連想した。その後はごく普通のデュエット歌謡曲……と思いきや何じゃコリャ。
お色気要素を漂わせるだけなら「雰囲気のあるコミックソング」として扱えるけど、いろいろズッコケる要素を入れた結果何を狙ってるのかよく分からない滅茶苦茶な歌に仕上がった。昭和歌謡曲どころかコミックソングの歴史に残らなさそうな歌もそうそうないと思うが、どうか。
・「おばけのサンバ/斉藤浩子、小松方正」
小松方正……昨年にアレコードでヒットした『いとしのパンダ』といい、何かを期待しない方がおかしい。そしてイントロからもう聴かせますね。こっちの方が「失恋蝙蝠男」ではないかと思える不気味さ、からの明るいサンバ。斎藤浩子の楽しい歌声と、音階を全く気にしていない小松方正とのデュエットが楽しい。
これを踏まえ、改めて『いとしのパンダ』を聴いてみると
「♪ランラランララン ランラランララン パンダ」
の部分は、実はかなりマトモに歌っていたのが分かる。気付いたところで何もなりゃしませんが。
ではまた来週。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?