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『笑ってコラえて』で30分くらいずっと特撮ネタだった。

 テレビ欄には確かに「やる」と書いてあった。しかしまさかこんなネタまでやるか?! とえらく細かいところを穿ってくる回だった。

 『マイティジャック』は「メカの特撮と冨田勲の音楽が凄くて、あと全然覚えてない」とか、実は『小さなスーパーマン ガンバロン』で悪役・ドワルキンの中に入ってたのが原口さんだとか、特殊メイクを手掛けた作品として『プルシアンブルーの肖像』が紹介される……だなんて、そんな濃いトコ突いてくるとは。想定外の特撮ネタにもう大喜びですよ。

 ちなみに原口さんが特撮マンに、すなわち「作る側」になったきっかけとして、スタッフから「人手不足なんで手を貸してくれないか」と声をかけられ、断りきれない性格だったので引き受けた。こうして『スターウルフ』の美術担当としてデビューした、というエピソードを紹介していたが、実は人手不足の原因は東映が『宇宙からのメッセージ』の特撮でフリーの美術スタッフを掻き集めていたためなんですね。

 てことは、東映が『宇宙からのメッセージ』を作ってなかったら、原口さんは特撮の世界に「作る側」として存在していなかったかもしれません。ただの便乗作品やパクリと侮るなかれ。『メッセージ』は間違いなく今現在の特撮に影響を及ぼしていたのです。スペシャルエフェクトならぬバタフライエフェクトではありますが。

 あと須賀川の特撮アーカイブセンターも紹介されてました。先月に仲間達と群馬の特撮聖地巡りをしましたが、ここも「泊りがけで、現地の上手いものを巡りながらいつか必ず行きたい」と語ってました。これ観てますます行きたくなったな。あれは一人で行ったら面白くない。やはり語り合える仲間と行ったほうが楽しいに決まってる!

 やはり持つべきは同好の士なんだなぁ。

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