【ラジオ】アレコード備忘録 2021/09/08放送分

 今日は「あやしく輝く日本アレコード大賞」の部門賞紹介……だけど、3曲中の2曲が同じ放送日のモノだったのには少々偏りを感じる。

 これは珍盤亭娯楽師匠の出演に合わせたのでしょうか? とはいえ長らく気になってた曲が紹介されており、そちらを主に書いておきます。

・インドネシア語でどうしたの?部門
「アパニャー・ドン/ダーリア&ベニャミン」

 男性ボーカル・ベニャミンさんの歌声に気を取られがちだが、ダーリアさんのソロバージョン(同レコードのカップリング曲。というかこちらがA面)もなかなか濃いですよ。

・嫌な子役部門
「お相撲さんと子供/前田山英五郎、平山美代子、奈良原馥、田中愛浩、日本ビクター管弦楽団」

 最初は紙相撲に興じる子供と実に微笑ましいのに、後半は前田山と子供のやりとりで、なぜか子供が上から目線。確か最初のOA時には台詞部分がカットされてて「そのパートが気になるのになぁ」と思ってたら、なんで子供がこんなにぶっきらぼうなんだよw「大関昇進おめでとう」って後援会のおじさんじゃないんだから。
 さらにその後、
子供「一緒に歌を歌おうよ」
前田山「いやいや、わしらの歌はちょっと違うんだよ」
 で、相撲甚句でも歌うのかと思ったら、なぜかさのさを歌い出す。なぜそっちへ行く?!これこそフルで聴きたいわ。 

・ビッグヒップ部門
「ラッパラララ神戸/ザ・シャデラックス」

 もともとは神戸まつりのPRソング『神戸まつり音頭』のB面曲。以前も書いたけど1971年リリースにしては何か曲調が古いし、バナナの皮で滑って転ぶとかベタ中のベタ。でも格好良いのは確か。「同じ昭和レトロでも50年代と70年代とでは大分違う」と書いたものの、その幅広さが面白いんですよね。平成だって一桁と二桁とでは全然違うわけだし。

 さて不定期にやってくる部門賞だけど、以前は4曲くらい紹介してたような。やっぱりコーナーの尺が短くなると物足りないですね。やっぱじっくり聴きたい!

 ではまた来週。


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