「夜行特急あずさ」爆誕?!
その昔、中央本線には「急行アルプス」や「ムーンライト信州」といった夜行列車が運行されてました。いずれも上高地・白馬方面への観光向けで、いつしか時刻表からその姿が消えてしまったのですが、今年の夏の臨時列車ではなんと中央本線の夜行が復活します。
しかも正式な特急列車として。
これまでにも「諏訪湖花火大会号」という臨時夜行快速が運行されており、その際の車両が特急用車両E351系(かつてのスーパーあずさ)だったことも。加えて、急行アルプスやムーンライト信州も特急型車両が充当されていたので、特急型の車両が夜行列車に使われるのは珍しくないのです。
ただ今回は違います。最新の特急用車両がそのまま「臨時夜行特急」として走るのです。これは珍しいような。
しかもこの夜行特急、実は結構な実力を持ってると思います。とりわけ輸送力で。
12両編成だと乗車人員は674名です。これをほぼ同様の座席を持つ4列シートの深夜高速バス(定員44名)に置き換えた場合、なんと15台以上も必要になります。これだけの人数を一度にまとめて運べる。鉄道の実力ここにあり、です。ちょっと興奮気味ですが、こっちの方がCO2削減にもなるし良いと思いますよ?
とはいえ、夜行列車の場合だと車内販売はさすがに無いでしょうし、バスと違いSAでの休憩といったモノも無いので、飲食物の買い出しが出来なかったり、トイレ以外は座りっぱなしになるというデメリットもあるといえばあります。そこは乗車前に必要なのをきちんと買っておきましょう。
それにしても、この「夜行特急あずさ」が普段運行している編成そのままだとしたら、グリーン車なんて即完売するのでは。間違いない。
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