銘酒『七冠馬』×ウマ娘・シンボリルドルフを呑む ~疾走する辛口!~
つい先日の大洗オフで有志が提供して下さった逸品。
第一印象は……予想以上に辛口! 全く大人しさは無い。しかしその辛口が口の中をスッと駆け抜けていく。後を引かないのだ。今回は何かを食さずに呑んだが、これはどんな食材と合うだろうか。脂肪分の少ない、さっぱりした系がいいかもしれない。これはもっとじっくり呑みたかった。
かつて、新潟で日本酒の旨さを知った。
二〇代の頃だとはほとんど呑めずにいた。旨い、と思えなかったからだ。せいぜい甘口のチューハイ系を一杯だけ頼む程度。それが精一杯だったのである。なので仲間内の宴席が合っても、それっぽちの酒では大して酔っぱらえるわけもなく、その最中に酔いが冷めて全然盛り上がれないのが常だった。そう、10年前までは。
それが30代に入り、ポン酒に目覚めたのである。
先に書いたがなぜ新潟だったかというと、その地で年に一度開催されるクイズ大会がきっかけだった。毎回実に内容がユニークだったため、自分は決まって足を運んだ。そして大会後は必ず懇親会があった。新潟の海幸山幸が揃った料理に加え、ご当地自慢の銘酒が持ち込まれる宴は、大会後の余韻もあってたいそう盛り上がるため
「クイズ大会が0次会で、懇親会が本番」
というフレーズすら出るほどだった。
それでも自分が参加し始めた頃は、やはり酒が呑めずにイマイチ盛り上がれずにいたが……ある日目の前に中身の入った一升瓶がドン、と置かれたのに気付いた。毎回お酒が用意されてるのに自分は全然飲んでない。一升瓶の横には口の広い湯呑みが。お猪口ではない。参加者に酒呑みが多いため最初からこれなのだ。
気が付けば、湯呑みを手に取って差し出した。「一杯貰えますか?」
何という酒かは忘れたが、とにかくそれをグイッ、と呑んだ。
「お? なんだコレ? 甘辛? 辛甘? 何にせよサッパリしてるな」
そして手元にあった食材(おそらく海の幸)を口にすると、これが合うこと合うこと。日本酒はいける、そう悟った瞬間だった。
前置きが長くなったが、新潟でポン酒との出会いが無ければ七冠馬・シンボリルドルフを呑むことも無かっただろう。
さてこの『七冠馬』。ウマ娘コラボの特別仕様だけあり、ラベルはもちろん特製の箱や保存用ステッカー付き。この三点を巡り、オフ会参加メンバーで大じゃんけん大会が繰り広げられた。結果、
酒瓶は自分の元にある。自分はトレーナーではないけれど、これは保存版だな……
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