みどりの窓口がいつの間にか減ってたけれど、そもそも最近全然使ってなかった件。
そういえば籠原駅も窓口が廃止されていた。自分がJR線へ乗る時に使うトコで、平日・土休日問わず利用客も多いが、そんな駅ですら無くなるとは。人手の問題もあるにせよ、そこまで削らんでもなぁ。
ただ、ここ10年で「みどりの窓口」を使ったか? というと全く無いのです。つまり、そういう理由なんでしょうね。
欲しい切符は指定席券売機でも変えるし、ネットで席を確保した際もそこで発券すればOK。今ならチケットレスもある。有人窓口に行くことなんて無くなりました。
それに先のポストを見る限り、窓口を待ってるのはご年配の方々ばかりのようですね。ただこれは、別にお年寄りが機械音痴だからではなく
「特急券の切符はああいう窓口で買うもんだ」
という刷り込みが強いからでしょう。あの行為そのものに「特別感」を覚える、そういう世代なんですよ。自分だって昔はそうでした。切符の販売機で買うのは普通列車のもので、窓口で買うのは特急券だと。
ところが、切符の販売機自体は凄く進化してた。もう15年くらい前ですが、以前いた職場は同じ製造業なれど全く違う業種で、出張先での現場作業もしばしば。その折、新幹線の切符を買おうとしたら、あの「指定席券売機」を見かけたんですね。
「……ここでも買えるのかな?」
で、機械に案内されるままタッチパネルを触ってアレコレやったら、買えた。
何これ、待ち時間ゼロだ! 余程複雑な行程でない限り、ここで買えば楽勝だよ!と。やり方が分かればこっちのもの。それ以来「みどりの窓口」を使うことはほとんど無くなりました。
そして今や「えきねっと」です。席を押さえてどこかの駅で発券するか、ICカードと紐付けすればOK。ほんの数分で済んでしまいます。そういえば地元を走る東武鉄道を使う際も、特急券はネットで買う機会が増えました。だって「改札では予約時の画面を係員にお見せください」ですよ? もう紙の切符なんか不要な時代が来ちゃってる。
ただそれでも「特別感」はあるんですね。席を押さえた時の「はい、取った!」という気持ちは、ネットで宿を予約する時と似てます。媒体が変わっても、やっぱりワクワクするものですよ。
まあ、デジタルネイティブはともかく、新たな媒体に移行出来ない人ってのはどうしても出てくるでしょうね。ましてや中高年の方々なんて、スマホは持ってても通話かネット、子や孫とのLINEしかやりません、てな人は多いだろうし……
でも、そこからもうちょっと突っ込めば、窓口で並ばなくても済むんだけどなぁ、とは思います。