【ラジオ】アレコード備忘録・2021/11/17放送分
まずは予告。自己都合により、来週放送分の備忘録はちょっと遅れるかもしれません。実は健康診断の結果を受けて精密検査を受けることが決まり、日程が丁度ブッキングしたためです。タイムシフトでも聴けなくはないですが、経験上じっくりと検査を終えた身体は病み上がりと同じような状態なので……
それはさておき、今日の3曲は?
・「ちょっとちょっと…/香川ゆみ」
ジャケ写はほんの少しけだるさと寂しさが漂う「割とよくある」感じだし、曲調からすれば納得の画なのだが、そこからこのコーラスは想像付かない。「♪ボンボロボンボンボンボン、ボンボロボンボンボン」はどこからやってきた? ゴレンジャーのバンバラバンバンバンみたいでしょうがない。
結局このコーラスだけが頭に残って、歌詞の内容が入ってこないのはマズイなぁ。和田アキ子のホンガホンガ(『晴れのち曇り』)とは大違い。まあアレと比べてはいけないか。
なお発売元のユピテルレコードは現在のユピテルで、かつては音楽・音響機器事業が振るわず経営不振に陥り会社更生法も適用されるほどだったが、昨今はドラレコが好調。カー用品店で見かけない日はない。
・「日本国中ジャイアンツ/神野命」
リリースは東宝レコード。こちらも経営不振により1980年に事業消滅している。昨年には同じレーベルで『銭ゲバ大行進/唐十郎』も紹介されてるが、この曲はどうかというと……
ノリはヒーローものなのに、なぜか割り込んでくる浪曲要素。なぜ素直に最初のテンションで行かない? 『燃えよドラゴンズ!』を意識してるフシもあり十分格好良いのだが、そこに渋さをアクセントとして持ち込んだのは当然狙ってるんだろうけど何か外してる。必要だったのかなぁ、コレ。もっともその浪曲があるからこそアレコードになったのだけど。
そう思ってジャケ写を見たら、舟の上にジャイアンツの選手たちが乗ってる中で、一人だけ森の石松みたいな姿の人が。あれま、曲のヒントはちゃんとあったのね。
・「恋はめちゃくちゃ/五島潤」
解説通り、確かにジャケ買いしたくなる。イントロは爽やかだけど……なんだこのエロチックな雰囲気は? 西城秀樹が歌っても違和感がない曲調なのに、出だしの「♪あ~あ~」の歌声に被さるお色気たっぷりの女性コーラス。サビにも入ってくるせいで「あれ、今俺が聴いてるのはどのジャンルなんだ?」と思わせられる。
おまけに歌詞の内容もいつぞやの浜口庫之助みたいで、メロディーと伴奏が秀樹っぽさ満点なのに色っぽさも満点。もう「恋はめちゃくちゃ」どころでは済まされない。浜口庫之助がヒデキの曲作ったらこうなる、と言っても過言ではないかもしれんぞ、コレは。
……さて、冒頭で精密検査を受けると書きましたが、何事もなければ普通に放送当日の夜、あるいは翌日には投稿してると思います。心配しすぎてもしょうがないので、まずはじっくり診てもらおうかと。
ではまた。