#しんどい君へ
読売新聞の「 #しんどい君へ 」
このシリーズ好きなんですよね。
今回は芥川賞作家・金原ひとみさん。
子どもの頃の不登校や自傷行為、母親との不仲などの経験、また小説を書くことを通じて、どう乗り越えてきたのかが綴られていました。
後半にある
『最近、父親から「子どもが向いていない人ってたまにいるんだよ」と言われました。確かに私は「子どもであること」が合っていなかったのだと思います。』
という文章を自分と重ねて、妙に納得してしまいました。
わたしも精神的にとても大人びた子どもだったんですよね。
客観的に物事が見れるし、
いつも物事の全体像がわかり、問題点がどこか気づくことができます。
両親は、子どもの前で、子どもがいないかのように、いつもグチを言う人なんだけど、
「それって、ここをこうしたら解決するのにな」
と心の中で思っていました。
子どもの時は、
言語化が難しかったり、見た目とのギャップで的確なことを言っても伝わらなかったりして
心にモヤモヤを残していましたが
36歳になって、少しずつ実年齢と精神年齢が合ってきたように思います。
わたしのキャラ的に、まだまだ見た目と中身のギャップも感じる時もあるけど、
きっとわたしは、年齢を重ねた方が生きやすいタイプの人間なのだと思います。
子どもの頃は、そこそこ勉強もでき、当たり障りのないコミュニケーションが取れたから、
毎日学校に通い、周りからは問題なく見えたと思います。
ですが、心の中にはフラストレーションみたいな、怒りの塊みたいなものがあり、
夕方になるとどうしようもなくイライラしてしまう心の癖がありました。
思春期だからこんなものなのかな、なんて納得させていたけど、
あんなに我慢しなくてよかったんだな、と思います。
よくがんばってきたな、わたし。
わたしの母親は、いつも笑顔でいるようにつとめている人です。
無理に笑顔を作っている時も多いから、急に切れたり、ヒステリックになったりするので怖いんですよね。
会話も苦手なようで、質問しても的外れな答えが多いです。
それで聞き返すとキレるので、会話が途中で終わることも多いです。
そういうちょっとずつのコミュニケーションのズレが、小さなストレスの積み重なりとなり、
やがて大きくなる。
わたしは、なんとなく本当に思ったことを言ってはいけないという思い込みがあり、大人になってから、その思い込みを外すことに苦労しました。
こういう苦労って形のないものだから伝わりにくいんですよ。
わたし、首、肩、背中がすごく固いんです。
思っていることを言わずに我慢していると固くなるということをここ数年で知りました。
ガンなど病気の原因の一つが
「思っていることを言わずに我慢すること」
であると言う医師もいます。
わたしは自分の体と向き合った時に、すごく納得します。
よく大きな病気にもならず、ここまで生きてきたな、と思います。
丈夫な体に生んで、育ててくれたことは親に感謝しています。
わたしが明るく軽やかなファッションを提案するスタイリストであること
“呼吸”を大切に健康管理をしていること
この目的の一つを、目に見えることで伝えるとしたら「首・肩・背中を柔らかくすること」にあります。
長年の心と体の癖って、
そう簡単には治らないけど、
軽やかに生きることがわたしらしく生きること。
大人になったら家族や人間関係、生き方を自分で選べる。
だから、今、自分なりの生き方を作り上げて行ってるんですよね^ ^
#しんどい君へ
今の家族や学校がすべてじゃない。
自分の居場所はどこかに必ずある。
わたしは、子どもたちが生きやすいと思う場所を作るために活動を続けます。