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【天文通信ナンチャッテ】彗星☄️ウォッチング(710文字)

今夜も、夜空を見上げた。

雲だらけだったが、金星🌟は見えた。近くに位置する蠍座🦂の星もかすかに見えた。

昨日は見えたアークトゥルス🐮が今日は見えなかった。

金星の位置をたよりに彗星をさがす。右斜め上――。

肉眼ではなにも見えない。雲の、淡いベールのせいだと思う。

スローシャッターでスチールをなん枚か撮った。あとで検分してみることにする。

18時過ぎ、雲がいくらか薄まり、それらしきあたりに星✨がちらちらし始めたので、手持ちのフィールドスコープを置き、11×80の双眼鏡を三脚にのせた。

80ミリ口径は明るい。さらにたくさんの星が確認できた。

見える星たちをメモした。

ここに暗い星⭐、

となりに明るい星🌟、

同じ高さで少し離れて、やっぱり暗い星🌟と明るい星⭐のカップル。

2カップルに挟まれた真ん中へんに、暗い星⭐がポツン、その下のほうにももう1つ、暗い星⭐がポツン。

星図と見比べてみる。

明るさと、配置からして、それらはどうやら、へび座🐍の星ぼしのようである。

だけど――、

これ!

カップルに挟まれた、まん真ん中の暗めの光点!

こんなところに星はないはず!

へびに、背負われるようにして、星ではないかもしれない点が輝いている!

ないはずのところの光――、これが彗星☄️か?

しっぽは見えない。

――違うかもしれない。

街灯りのせいか、それとも雲のベールのせいか、80ミリの11倍でも、彗星の彗星らしい姿☄️は見えない。

双眼鏡を三脚からおろし、ふたたびカメラ📷に差し換えた。

スローでまたなん枚か撮る。

こちらもあとで拡大し、コントラストを上げるなりして調べてみよう。

彗星のしっぽ☄️が写っていたら、おなぐさみ。

明日以降の晴れ間⛅に期待しつつ、この日の観望を終えた――。

文庫本を買わせていただきます😀!