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オフィスの民主化と四次元のスペースシェア〜満員電車と赤ちゃんが共存できる未来では、自宅がコワーキングスペースになる〜

 前回は、「満員電車は仕方ない」と受け容れる人を、企業が福利厚生として救う方法」という記事を書きました。弊社が3月ごろからチャレンジします。

 働き方2.0では、前回の記事のように使われていない店舗をワークスペースにして出社します。

 今回お話しする働き方3.0では、さらに距離が縮まって自宅や友人の家をワークスペースとして出社します。そんな未来がもう、近くまで来ています。

 「赤ちゃん 満員電車」でTwitter検索すると、ママさん当事者も、乗り合う一般の方もいろいろな立場で意見が出ていますが、全員一致していることは満員電車に赤ちゃんが乗らなくてもいい社会になればHappyだということの様です。

※Twitter検索して適当に拾っているので載せる事が好ましくない方はご一報頂けましたら幸いです。

 前回の記事でお話しした空き店舗をコワーキングスペースとして解放する方法では、赤ちゃんをコワーキングスペースに連れて行っていいのか問題があるんですね。

 弊社が運営しているSelfWork渋谷でも以前赤ちゃん連れの方がいらっしゃって、入り口で「赤ちゃんいるんですが大丈夫ですか?」と尋ねられた事があります。

 私は何を心配しているのか意味がわからず「もちろんどうぞ」、とご案内したのですが、後になってその意味がわかりました。世の中には赤ちゃんがいると入れない場所があって、コワーキングスペースも赤ちゃんを歓迎しているわけではないのですね。

 「赤ちゃんいるんですが大丈夫ですか?」と言わせてしまったその事実自体が申し訳なく、ママさんがどうして肩身の狭い思いをしなければならないのか考えたのですが、一方でじゃあママさんの溜まり場になるとワークスペースとしての静かな空間が維持できるのかはわかりません。

 長くなりましたが、ここまでが前置きです。

自宅がコワーキングスペースになる

 ママさんにとって一番嬉しいのは、自宅で仕事をする事が出社として認められる社会ですよね。
 でも、わたしの周辺経営者もそうですが在宅ワークを出社としてどう認めるかは難しいところです。フリーランスの方への業務委託なら自宅でもどこでも自由にしていただきたいのですが、社員となるとサボらずに仕事をしている勤務時間を把握しなければならないと。

 働き方3.0は自宅がコワーキングスペースになる、そんなサービスを展開したいと思っています。会社ではなく個人の考えなので実際にサービスとして提供出来るかは、わかりませんが。

 自宅のダイニングやリビングなど椅子と机のあるワークスペースを用意して、監視カメラをつけてセルフワークへ登録するだけで用意完了。
 指定した営業時間中だけ監視カメラが作動し、自宅がコワーキングスペースとして掲載され営業が開始します。利用者はQRコードでチェックイン/チェックアウトできると同時に、ママさん自分もチェックインする事で出社が証明されます。だって、コワーキングスペースですもの。

 自宅のダイニングテーブルに4人座れそうな人は自分でコワーキングスペースを運営しお客さんを受け入れて、自宅にテーブルが無い人はママ仲間が解放している自宅コワーキングスペースへ赤ちゃん連れて行けば良いのかなと。近くのママ仲間とかでもいいし、同じマンションとか近くに自宅コワークが運営されていたらそこでも良いかな。

 赤ちゃん歓迎マークはわかりやすくサイト上に掲載しなきゃね。ママさんが運営する自宅コワーキングスペースだったら、赤ちゃん歓迎マークも多いんじゃないかな。

 ママさんじゃなくても専業主婦の方が、自宅コワーキングスペースを運営するかもしれませんね。基本的にQRコードでチェックイン/チェックアウトのセルフサービス利用ですから、洗濯に掃除に料理にと家事をこなしながらコワーキングスペースが運営できます。

 自宅コワーキングスペースを運営する事でママさんが在宅で仕事できる上に、街中にコワーキングスペースネットワークができて、ちょっと受電切れた!とかの時に便利に使えますね!

 利用料金はわかりませんが、自宅コワーキングスペースを運営する事で少しは収入を得ることができるでしょうから、そのお金で家事代行をお願いしたり、自宅の「必要じゃない」色々なものを購入したりしても良いと思うんです。

 赤ちゃんを保育園に預けずにフリーランスや在宅勤務会社員としてママさんが活躍する上で、自宅コワーキングの仕組みが作れれば良いなと思っています。

まだ未来の話

 こういう話を書くとすぐにでも欲しいという方がいるかもしれないんですが、個人間で「知らない人の家に知らない人が入る」わけですから色々と準備研究しなきゃいけない事もありまして、あと1−2年はかかると思っています。

 コワーキングスペース版のAirbnbみたいなイメージでしょうか。中でママさんが襲われたりとか、態度の悪いおっさんが来たり、怖い思いをしたり、ママさんの性格が悪くて利用者が嫌な思いをしたり、トラブル時の対応や、保険の問題、法律の問題、信用評価設計、税金、などなど準備しなければいけない事がたくさんあります。

 店の空き時間をコワーキングスペースとして提供する働き方2.0の仕組みを運営する事で、無人運営での安全性や人がどう予測しない行動をとるかとか、トラブル時の駆けつけ問題や、スペースと利用者の相互評価などノウハウとデータが溜まりますので、1−2年後にはどうにか実現したいと思います。

 ママさんが自宅をコワーキングスペースとして解放して、自分もその「コワーキングスペース」にチェックインする事で出社扱いになる。そんな未来が来ることで、ママさんも電車通勤の人も幸せになりますように。


SelfWorkのLINEに登録いただければ、定期的に3月の一般公開前に色々と情報を流していきますので、ママさんのための自宅コワーキングスペースがあったらいいな、という方はどうぞご登録ください。

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※本記事は株式会社よじげんとしてではなく荒木個人の見解として投稿しておりますが、ご相談等は歓迎です。arakiアットマーク4jigen.spaceまで。

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