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「バカとつき合うな」 著:堀江貴文・西野亮廣

「バカとつき合うな」

ストレートなタイトルだけど、この2人なら
純粋な目でこのフレーズを訴えていることが
想像できる。

「ホリエモン」こと堀江貴文さんと
お笑い芸人「キングコング」の西野亮廣さんの
共著だ。

自分はこの2人両方のファンなので、
今回の出版が決まったときは震えた。

「ヤバイ本が出るなぁ」

とワクワクが止まらなかった。

事実2018年10月30日の時点で、
発売4日目にして12万部を突破したそうだ。

今最も勢いのある2人の共著ともなると
納得のいく流れなのかもしれない。


〜読み終わった感想〜
2人はそれぞれでビジネス書を出している。

< 堀江貴文 >
・99%の会社はいらない
・すべての教育は洗脳である
・本音で生きる
・多動力 etc.

< 西野亮廣 >
・魔法のコンパス
・革命のファンファーレ


それぞれの本を読んでいたり、SNSでの発言や、オンラインサロン(後述)の投稿を見ていると今回の「バカとつき合うな」は斬新で目新しいことは言ってはいないと感じるはずだ。

実際作中でも「○○にも書いているけど」
といった他の本から引用されている部分も
多くみられる。

しかし、この本の言いたいことは斬新さや
新しさなんかではなくただ

「バカとつき合って時間を無駄にすることなく
自分の時間を生きろ!」

と色んな事例を交えて訴えている。

我慢することを美徳としていたり、
「常識」という言葉で縛りつけようとしたり、
自分の限界を決めつけ行動しない言い訳ばかり考えていたり…

そんなバカな人、バカな思考に自分の
「人生」という時間を奪われるな!

といった内容が堀江さん、西野さん視点で
交互に語られている。


〜 この本の見所 〜

先程も書いたが、2人の発言等を追っている人であれば総集編(美味しいとこ取り)のこの本はそれほどガツンと響かないのではないかと思う。

ただ第3章『ふたつの「バカ」』は
かなり異質だ。

それまでの章ではタイトル通り
「こんな行動するやつはバカだ」

と切り捨てるかのように綴られているが、
この章では堀江貴文・西野亮廣それぞれが
お互いのこと、さらには自分自身のことを
「バカ」として語っている。

この部分は2人の交流があることを知っている
人でも、ここまで濃密にお互いのことを語っている表現はなかなか見ることがないのではないだろうか。

そこには尊敬の気持ちはもちろんのことだが、
お互いがそれぞれが言うまでもないと、
あえて言わない本音の部分を
暴露し合っているようにも見える。

所謂「バカになって遊べ」を地で行く人たちだ。

「バカと付き合うな」

と言いつつも自らがバカであると理解し、
読者も「良いバカ」になれることを願っている
メッセージの強い一冊だった。


今まで追いかけてきている人も、
今2人がどんな活動をしているか知らない人も、
ぜひ読んでほしい一冊だ。

読んで損は絶対ない。

何より読みやすいし!

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この本を出版しても、2人の活動が終わるわけでは当然ない。

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