思い出の焼きそば
2018.10.27
福岡に来た。
翌28日に日本超音波医学会主催の
第28回九州地方会学術集会に参加するためだ。
職場の方2名と共に参加。
超音波検査を行うようになって初めての
大規模の講演会だ。
今回は1泊2日の日程で福岡に前日入りして、
翌日の講演会に臨む予定になっている。
宿泊しているホテルは博多駅の目の前にある
ホテルキャビナス福岡。
カプセルホテルだが、個室の部屋がある。
カプセルで個室…
カプセルホテルといえば、
だいたいがこんな感じだが個室カプセルというのは、
このような形になっている。
写真の隣の部屋は上にベッドがある仕様になっている。
ドアは蛇腹のアコーディオン式なので大きな音は出せないが、その分静かだ。
これが個室カプセルだ。
ホテルを予約したのは自分だが、
実は以前にもここを利用したことはある。
あれはまだ専門学生のころ。
放射線取扱主任者試験一種という国家試験があり、診療放射線技師を目指している学生でも受験することができるので資格取得のために福岡に来ていた。
必須の試験ではないので、受験は希望者のみ
各自で行う。
その試験の時に宿泊していたのが
このホテルだ。
1人で鹿児島から高速バスに乗り4時間かけて
博多に着き、駅近くのこのホテルを利用した
あの時の記憶が蘇ってきた。
そうやって懐かしい思い出に浸っていると、
もう一つ思い出したことがある。
当時、夕食を決めるため博多駅を彷徨っていたとき見つけた、博多駅隣の博多バスターミナル上層階にあるお好み焼き屋だ。
名前も忘れたが、店の雰囲気と焼きそばを食べた記憶がある。
ここまで来たのだ。
もう一度、食べたいと思った。
27日の夕食は職場の方たちと近くの居酒屋へ
行き、日本酒を飲みながら新鮮な刺身や酒の
つまみをつつき、楽しい時間を過ごした。
午後8時30分にホテルに戻り解散。
腹九分ほど満たっていたが、
思い出の焼きそばを食べるため
午後9時に再度ホテルを出て
博多バスターミナルへ!
あの日の回想にふけるため、あえてエスカレーターで上がっていく。
飲食店が立ち並ぶ8階に着いて驚いた。
内装が当時よりも新しく、綺麗な店が
並んでいるではないか。
あの店は無くなったのか…
とにかく記憶を頼りに店の方向へ歩く。
すると、
学生時代に来た店のまま、そのままの状態で
残っているではないか。
お好み焼き屋「ふきや」。
その懐かしい店構えに感動したが、
オーダーストップが9時30分ということで
すぐに入店。
焼きそばを注文。
思い出の焼きそばだ。
とはいえ、既に腹九分九厘の状態なので
味を楽しむにはベストな状態ではなかったのは
ご愛嬌。
店のお兄さん曰く、数年前にフロアの改装を
行ってこの「ふきや」と他2店舗を除いて
あとは一斉に店が変わったとのこと。
残っていてくれて良かった。
腹十二分になったところでホテルへ戻る。
ふとiPhoneの写真フォルダを遡ってみると、
なんと昔撮った「ふきや」の写真が残っていた。
日付は2012年8月30日。
前に来たのは6年前だったのか。
大盛り食べてる…
よくまぁ残っていたものだ。
もう一度食べたいと思いながら、
ずっと残していたのだろう。
少し思い出を遡る旅行となった。
またいつか行こう。
余談だが、自分は焼きそば好きであるが
その元はアニメ「伊賀野カバ丸」の影響が
大きいのだと思われる。
主人公のカバ丸は忍びの里を降りて、一般の学校へ通うことになる学園ギャグ漫画なのだが、
このカバ丸の好物が焼きそばであり
毎度美味しそうに焼きそばを食べる。
たぶんそれから焼きそばが好きになったような…気がする。
子どもの頃見たアニメの記憶も蘇った一日だった。