南米旅行記⑧サンティアゴ
南米旅行記①サンパウロ
南米旅行記②リオデジャネイロ
南米旅行記③イニョチン
南米旅行記④ブエノスアイレス
南米旅行記⑤イグアスの滝
南米旅行記⑥リマ・クスコ
南米旅行記⑦マチュピチュ
南米旅行記⑧サンティアゴ
南米旅行記⑨パルパライソ
リマからサンティアゴへ。アンデス山脈を望む。
モネダ宮殿
最初の目的地はモネダ宮殿。1845年から現在まで大統領官邸として使われている。1973年9月11日のクーデターでピノチェトが襲撃し、アジェンデが自死した場所である。
タイミングが合えば衛兵の交代式が見られる。
モネダ宮殿に隣接する憲法広場。ちょうど1週間後に新憲法草案の是非を問う国民投票が行われることになっていた(結果は否決)。この投票のため外務省のマップは黄色になっていたが特段危ないことはなかった。
広場には歴代大統領の銅像が並んでいる。こちらはアジェンデ。台座に刻まれた「Tengo fe en Chile y su destino」(私はチリとその運命を信じている)は彼の有名なスピーチである。
モネダ宮殿文化センター
モネダ宮殿の地下は広大な文化センターとなっている。7,200平方メートルのスペースに、国立映画アーカイブ、現代アートのギャラリー、写真専門ギャラリー、図書館などが設けられている。チリ建国200年を記念して2006年に整備された。
2011年にはバラク・オバマがここでスピーチを行った。
(引用:President Obama’s Santiago Speech: "The Latin America That I See Today")
国立映画アーカイブの映画館のロビー! チリ映画史を彩るポスターがずらっと並んでいる。大興奮!
ミゲル・リッティンの『ナウエルトロのジャッカル』、ラウル・ルイスの『Little White Dove』。『ナウエルトロのジャッカル』でググったら過去の自分のnoteが一番上に出てきたけどみんなもっとチリ映画観て!!
カルメン・カスティーリョ『Calle santa fe』。独裁政権に抵抗するリーダーだったパートナーのミゲル・エンリケスが殺害され、妊娠中の監督は重傷を負い胎児を失い、自分自身を撮り続けたドキュメンタリー。2007年カンヌ国際映画祭ある視点部門にノミネートされた。
パブロ・ララインの『ザ・クラブ』!! ララインの最高傑作。日本ではラテンビート映画祭で上映されたが劇場公開されなかったのが悔やまれる。
左は巨匠パトリシオ・グスマンの『光のノスタルジア』。日本でも何度もリバイバル上映されている。
マイテ・アルベルディの『Tea Time』。1950年代にサンティアゴの宗教学校で出会い、60年間毎月1回お茶を飲みながら集まってきた5人の女性の生涯を追ったドキュメンタリー。
マイテ・アルベルディの『エターナルメモリー』はアカデミー賞にノミネートされ2024年8月に日本公開、『イン・ハー・プレイス』は2024年10月からNetflixで配信されている。
写真ギャラリーでの展示。
チリ最高裁
アルマス広場
旧市街の中心に位置するヤシの木が生い茂る広場。スペインからの独立を記念した記念碑がある。
サンティアゴ大聖堂
1558年に建てられたチリ・カトリックの総本山。軍事政権下でも人々の拠り所となった。
ラ・チャスコーナ
パブロ・ネルーダはチリに3軒の邸宅を所有していた。港町バルパライソの「ラ・セバスティアーナ」、ガルシア=マルケスとノーベル文学賞を祝った海沿いの「イスラ・ネグラ」、そして市内を一望できる丘の上にある「ラ・チャスコーナ」である。現在は資料館となっている。
ガブリエラ・ミストラル文化センター
舞台芸術や音楽、現代写真の展示などが行われる巨大な建物。かつては22階建てのコンベンションセンターだったが、2010年に文化センターに生まれ変わった。建築はクリスティアン・フェルナンデス。
チリ視覚芸術美術館(MAVI UC)
チリ国立美術館(MNBA)
1880年に設立された南米初の美術館。壮麗な建物はパリのプティ・パレを基にしている。
アルフレド・ジャーの個展が開催されていた。2023年に広島市現代美術館で開催された個展も観に行ったので嬉しい。
サンティアゴ現代美術館(MAC)
国立美術館に隣接する現代美術館。
パトリシオ・グスマンの映画『チリの闘い』3部作のショットが展示されていた。
チリの書店チェーンFeria Chilena。最近経営難で多くの店舗を閉めたらしい。
村上春樹とアキ・シマザキが並んでいる。
枡野俊明が訳されていた。
聖フランシスコ教会
チリ国立図書館
Alma Negra Libreria
アート・デザイン系の独立書店。現地の人におすすめされて行ってみたらとても楽しかった。
コスタネラセンター(ショッピングモール)で休んでいるときに目に入ったデジモンの映画。
記憶と人権の記念館
ピノチェト政権時代の人権侵害の歴史を後世に伝える施設。2010年に建国200周年事業の一環としてオープンした。実際に使われた拷問器具、囚人が家族に宛てた手紙などが展示されている。
国立自然史博物館
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