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PODの解説本が無いのはなぜ?

今回、私は「破産のススメ」という本をAmazon Kindleから出して、その後PODという方法で、ペーパーバックを出版しました。

しかしそういえばPOD(プリントオンデマンド)による出版の解説本ってあるのだろうか? そう思って調べると、Kindle版がほんの少しあるだけで、少なくとも大手出版社からは出ていない。

これはあれですか? 大人の事情ってやつですか?

つい先日も、某出版社の某社長が、図書館に文庫本の貸し出しをやめてくれと要請したとかで軽く炎上していましたが、それまでそんなこと言わなかっただろ? ってくらい既存のメディアはかなり厳しいんだろうなあと思うんですがね。

文藝春秋社長、図書館に「文庫本やめて」要望が波紋…図書館に人気本買わせる人への牽制か

要するにPODは色々な意味で困るんじゃないかなぁ? ってね。

今は無視できるレベルの出版量だろうけど、少なくともそれを積極的に大手出版社としては普及に加担したくないはずですよね。なぜならこれまでの出版から流通、小売、再販制度まで、それは既得権益に他ならないからですね。

ですから今は少ないとはいえ、PODを歓迎するわけがない。ただ、出版社ではなく、印刷業界はそれなりに関心があるようです。実際、印刷業界はPODに進出し始めていますけどね。ただコンテンツがまだ出てこない。

今回も実際にやってみるまで、存在は知っていましたけど、それにしたってあまりにも情報が少ない。自分で取りに行けばあるんだけど、一般には知られていないし、ましてや一般的なメディアでは宣伝もされていない。

今度、出版の経験体験を本にまとめる、というかもう始めているんですが、PODは非常に重要だと思うので、しっかり盛り込むつもりです。

しかし「大人の事情」目線で世の中を見渡すと、似たようなことだらけでげっそりしますよ。ほんと。

でもめげずにいきましょう。

未来はそれをつかもうとする人のものですから。

この子はネコだけど。

サポートする代わりに、こんな本を書いたり、こんなことをしている奴がいるよーって触れ回っていただけると助かります。