笑みがこぼれる飲食店経営を目指すSmile Free 6


私の飲食業 経験 第6弾 
 
いつも笑みがこぼれる飲食店経営を目指す、
 
笑顔でお客様を包み込み温かな雰囲気があふれる店舗
 
その雰囲気に導かれてファンが増え続けていく
 
一日の営業が終わり、売上集計をすると思わず笑みがこぼれる飲食
 
目まぐるしく変化する飲食業界の中で、その様な飲食店経営を目指すためには
 
今「進化」が必要。その事を共に「考え」「共感」出来る方々に発信しています。

共に考え、共感して行く為に今回も私の事を知って頂くために経験談を続けて発信させて頂きます。
 
さて、私の飲食業経験談も今回で現在に至るまでの最後の段階になりますが、今回はその前半の話になります。
 
私は今年で64歳。21歳でこの業界に踏む入り、留学時代の5年間を除けば40年近い月日をこの飲食の世界で生きて来ました。
 
最後にお話しするのは初めて飲食経営の実業面で代表となり直接経営に携わりますが、開業2か月目でコロナと言う試練に出会い、翻弄される日々を送る事になります。
 
今回はその店をオープンするまでの経緯をお話しします。

またまた、懲りずに「日韓の架け橋」業務の新たな挑戦です。
 
韓国においてコンサル業務で再起した私は、2016年 釜山で1号店をオープン以来1年で600店舗を作り上げた伝説のフランチャイズ企業「明朗時代(ミョンランジダイ)ホットドッグ」(正式社名:明朗時代青年創業協同組合)の顧問に就任します。600店舗展開を遂げた2017年の事です。
 
韓国は「パパママ」で個人事業主がFC加盟する需要が多く、この様な数字が可能になりますが、1年での600店舗達成は伝説的な出来事でした。
主力商品は「のびーるチーズのアメリカンドッグ」
日本では「チーズハットグ」として呼ばれているものです。
元々は韓国の在留する米軍基地から1960年代に派生したもので、コーンドッグと呼ばれ、トウモロコシの粉で作られたアメリカンドッグが元祖です。
1960年代に一度ブームとなりましたが、復古商品として新たに「のびーるチーズ」の要素が加わり若者たちに受けたのです。
InstagramなどのSNSの影響もあり、またたくまに話題になりフランチャイズ加盟を始めてすぐに多くの加盟者が集まりました。
 
同様のフランチャイズ企業もありましたが、明朗時代ホットドッグが人気を得たのは次の理由からです。
 
1、     絶対的な商品のクォリティーの高さ
自社開発したもちもちの米粉入りのホットドッグ生地とクリスピーなパン粉、そして厳選されたアメリカ製のモッツアレラチーズ
   この材料の組み合わせとそれを美味しく提供する調理マニュアルはどこ
   も追随できないクォリティーの高さを誇っています。
 
2、     加盟者に寄り添った原材料の提供
フランチャイズ本部は自社のオリジナル商品を加盟店に物流マージンを、乗せて提供する事で収益を得ますが、明朗時代ホットドッグはブランド名の通り「明朗」な物流マージンで一般のフランチャイズ本部が得る物流マージンの7割ほどの設定で提供した事です。
 
この物流マージン設定はフランチャイズ業界から「ダンピング」だと非難されましたが、社名の通り「協同組合式」に本部と加盟者が協同の元、共存共栄していく事を「理念」にしていた為、その様な非難はもろともせずフランチャイズビジネスを展開し、多くの加盟者を集める事に成功したのです。
 
経営も社長は存在しません。6人の出資者(理事)の合同協議ですべての意志決定をします。銀行関係などの印鑑を押す為に理事長という代表者は存在しますが、経営はすべて合議制で進められていました。私はその理事の一人を以前から知っていたので声を掛けられ顧問に就任したのです。
 


 

 
 
 
 
 
 

理事達


      

店舗


商品


のびーる



 
 
私は就任後急激に増えた加盟店の管理手法のスーパーバイジングの方法や次なるブランド構築の相談などにのっていました。
 
開けて2018年の1月の事です。新たなブランド構築の為に日本に視察に行くという事になりました。6人の理事と商品開発担当者を含めた7人で日本にやって来て案内する事になりました。
 
色々なお店を紹介し案内しましたが「ぜひ、コリアンタウン 新大久保も見た方が良い」という事でお連れしましたが、そこで、衝撃が走ります。
 
最もライバルとしていた「アリランホットドッグ」が新大久保に進出していて、長蛇の列を作り大繁盛していたのです。その時の理事達の顔を今でも覚えています。くやしさで顔は引きつり今にも頭から火が出るかと思われる程憤慨ぶりでした。
代表格の一人が「日本進出 すぐやろう!」と「物件はあるか!」と
すぐに近くの不動産屋に駆け込む始末でした。
簡単に物件が出る地域ではないので、そこは納め、改めて日本進出への道を模索する事になったのです。
 
彼らが帰国するとタイミングよく韓国本部に日本に在留する韓国の人たちから日本でのFC加盟の問い合わせが入る様になりました。
私はその情報を貰い、直接会いに行き状況を調べ、理事達との面談のセッティングをする業務が増え、忙しくなりました。
 
しかし、何度も新大久保で商売する人たちと面談のセッティングをし、その人たちが持っている物件まで視察しましたがうまく話がまとまりません。
 
どの人たちも自分達の商売の延長線上でしたか「明朗時代ホットドッグ」を捉えず、簡単に儲ける事ばかりが見え見えで、理念を理解し、真剣に日本でブランドを育てる意識が感じられなかったのです。
 
1年その様な事が続きました。
 
しかし、ついに
 
「自分達で出資し大久保以外の場所で直接出店しよう。」
 
と理事達の合議で決定されたのです。
 
そして2019年 1月 私に「日本の代表を務めて一緒にやってくれないか」と告げて来たのです。
私は韓国のコンサル活動が順調で、本も出版し若手の経営者を集めコミュニティーを作ろうとしていた時なので迷いましたが条件として「韓国のコンサル活動を続ける」という条件で引き受ける事になったのです。
 
しかし、それは、甘い考えでした。
 
2019年1月から物件探しと会社設立の準備が始まります。
 
日本と韓国を行ったり来たりと以前にもまして忙しくなりました。
会社は元々私がコンサル活動で設立した会社があったのでそこに開業資金の3000万を増資し、社名を「ミョンランジャパン」と変更して2019年3月に登記。そして、CJ Foodville時代の部下に声をかけてスタッフとして採用。
 
準備は進んで行きましたが物件が中々決まりません。
 
新大久保以外で、ターゲットとなる20代女性の集まる場所として「渋谷」「新宿」「下北沢」「吉祥寺」と隈なく探し回りましたが、5坪~10坪で人通りが多くテイクアウト用の物件は折しも「タピオカ」ブームで「タピオカ専門店」にすべて取られていきました。韓国で伝説的なフランチャイズブランドと言っても日本では一般的にはまだまだ見知らぬ存在です。安全杯の「タピオカ」の方が優勢でした。
 
3か月、4カ月と月日が流れていきます。2018年の1月から1年以上月日が流れています。まだまだ「チーズハットグ」の人気は「韓国好き」の女性の中では顕在でしたが、時間が経つことは致命傷に成りかねませんでした。
 
私の業務もこちらの方に時間を多く割くようになり韓国のクライントさんへの
気づかいが薄れ、離れて行く人たちも出始めました。
2足の草鞋を履くことの難しさを感じましたが、その時はもう「明朗(ミョンラン)時代ホットドッグ」の方に気持ちは大きく傾いていました。
 
そして6カ月経過した時、それまで物件を斡旋してくれていた不動産会社から「下北沢」の物件を紹介されました。12坪の「カフェ物件」です。
テイクアウト専門店としては大きく、家賃もかなりの高めでしたが、視認性が抜群で前面道路の通行量も波はあるものの週末はかなり期待できる状況でした。
 
私はこの物件を一目で気に入り、ここしかないと言う思いで頭がいっぱいになってしまいました。
 
「韓国の本部からは少し大きくないか?」と言われましたが、私はイートインスペースをカフェスタイルとして韓国的なスィーツやドリンク類を充実させてすれば行けると説得して契約に持ち込みました。
 
しかし、ここで私が致命的な失敗をします。
 
不動産業者からは「ここも競争が激しいから、勝つためには条件を上げないと取られるかもしれない。」と脅されたのです。
 
6カ月間 物件探しに疲れていた私は強気に、坪5万で家賃60万の条件を坪6万の72万に上乗せして提示したのです。
 
スタッフには反対されましたが、押し切ってしまったのです。
 
さすがにこの提示は効き目があり物件の取得には成功しました。
 
しかし、この契約が以後大きく経営を困難にさせる結果となるのです。
 
そして8月中旬に引き渡しとなり工事が始まりますが、お盆シーズンや台風などの影響で予定より工事が遅れ、オープンは10月25日まで待つことになります。
 
そして、工事中に2号店目の物件が出てきます。
 
今度はドン・キホーテ入り口のテイクアウト専用の9坪の物件です。
ブランド的にはとても理想的な物件で、これを手放したらもったいないという事で本部も即決してくれて、即座に契約してしまうのです。
 
これも致命的な失敗に繋がります。
 
結果2カ月で2店舗オープンする事になるのです。
 
2号店目のオープンは12月6日 その2か月後には「コロナ」と言う未曽有の事態が起きるとは知らずに・・・・・‼
 
長くなりましたので、続きは次回 私の飲食業 経験談 最終版としてお届けします。
 
コロナになり、韓国にも行けずミョンラン時代ホットドッグの運営に専念しそして・・・・
 
 

   
             

(1号店 下北沢)

           

外観


          

店内


     

(2号店 ドン・キホーテ 瑞江店)

           

外観

   https://www.youtube.com/watch?v=llIZLyhtqlg  

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