あらいぐま的 会社に入ってきて欲しい人 欲しくない人ランキング
こんにちは、あらいぐま機長です!
今日は僕の独断と偏見で、一緒に働きたい人、働きたくない人のタイプを説明します!
今回は有料記事となっていますが、無料部分だけでも参考になる部分があると思うのでぜひ読んでみてください。
今日の話はパイロットの能力とは直接関係ない部分で、でもパイロットとしてやっていくのに有利だったり不利だったりする性格的なところに焦点を当てています。
この記事を読むことで得られるメリットとしては
・就職活動における面接に役立つ
・訓練で副操縦士に昇格できる可能性が上がる
・延長線上で機長に昇格できる可能性が上がる
と思います。
というか、『どういう人が教官に気に入られるのか』という話ですね!
他の職種でも同じことが言えますが、パイロットは『飛行機を操縦する』という、もともとできなかったことを限られた訓練期間でできるようになっていかなければなりません。
でも最初からなんでもできる人はいません。できないことだらけで、訓練中も副操縦士になってからも教官や機長に怒られたり、優しく教えてもらったりして成長していかなければいけません。僕自身もそうやって経験してきました。
でもパイロットといえども人間だから、お互いに『この人とはやりづらいなー』というのが出てきます。
教官と訓練生という関係でそうなってしまうと結構辛くって、訓練やチェックで同じミスをしても、『なんで同期のあいつはOKだったのに自分はダメなんだ!』なんてことがあったりします。
どういうところがその違いを生んでしまうのか、僕の独断と偏見で説明して行こうと思います。
それでは、いってみましょう!
会社に入ってきて欲しくない人ランキング3
No1.プライドが高すぎる人
はいこれ!1番はプライドが高すぎる人です。
自信があるのはいいことなんですけどね。プライドが高すぎると指導する側は結構困ります。
機長と副操縦士では信頼関係が重要だし、どちらかが間違えていた時に気軽に指摘し合える関係が理想です。だから仕事中も他愛の話をしたり、冗談を言い合ったりして相手のことをよく知っていくと仕事がやりやすくなります。
でも間違いを指摘したり、考え方が変だったりするのを指摘すると急に機嫌が悪くなって黙り込んでしまったり、最近ではパワハラで訴えられる機長もちょくちょく出てきています。
過去に僕が聞いた話では、パイロットはフライトが終わると必ずデブリといって、機長と副操縦士で今日のフライトについて良かったことや悪かったことを振り返って次のOperationに活かせるようにしています。
このデブリは機長主導で行われるのが普通ですが、あまりいいフライトではなかった時にはデブリが長くなることが常です。
それでとある機長が長めにデブリを行ったらそれをパワハラとして会社に訴えられたとか…。
間違いを犯すのはお互い様で、僕もいまだに失敗をするし、僕よりも経験のない副操縦士ならばもっと失敗していいんですよ。
でも失敗をほっとくんじゃなくて、お互いに注意して安全を守っていかなければいけないし、知識が足りないのも当たり前で、謙虚にそれを認めて学んでいくという姿勢が大切です。
こういう人にはもう何も教えたくなくなりますよね。
僕の働くアニマル航空でもこういう副操縦士はいますが、やっぱり多くの機長から敬遠されてしまっていて、大事なことも教えてもらえないし、機長昇格訓練が控えているのに実力が伸びていかないから先に進むことができずにどん詰まってしまいます。
僕の高校の時の美術の先生で面白いことを教えてくれた人がいます。結構変な先生だったんですけど、僕が何かで叱られて言い返した時にこう言われたんですよ。
『すいません!はいわかりました!…これだけで人生うまく生きていけるぞ?』
って。めちゃくちゃ極論なんですけど、これくらい適当でいいんですよ。
No2.言い訳をする。知ったかぶりをする。
二つ目はこれです!言い訳や知ったかぶり。パイロットの世界ではよく言われることなんですけど、これは訓練でやると結構まずいです。
何がまずいって、信頼性を失っちゃうんですよ。
自分が勉強していなかったことやわからなかったことに対して、それを教官やチェッカーに悟られないように知ったかぶりをしてもすぐにバレます。
そして『この人は知ったかぶりをするから注意してみないといけないな。』という印象を与えてしまいます。
パイロットの訓練って、ある意味優しくて、『知らなくて当然』『できなくて当然』から始まるんですよ。
だから教官も知識が足りなかったりするとその時はグチグチ言われるかもしれませんが、勉強してわかってくれればそれでOKという感じです。常に前を向いているんですよね。
でも、言い訳をし始めた時点で後ろ向きで、お互いに時間の無駄だし、言い訳は成長を阻害してしまいます。
ミスを犯した原因を探して次はそうならないようにする、という『反省』はとっても重要です。それこそがパイロットがやるべきことです。でも理屈をこねて自分に非はないという言い訳は害になります。
No3.楽観的すぎる人
最後はこれ!楽観的すぎる人です!
僕はこういう人、人としては好きなんですけどね。
僕も普段フライトをしていて楽観的な人と仕事をするのは話していても楽しいし好きなんですけど、楽観的すぎると機長昇格訓練の場では苦労します。
なんでかって言うと、自分に都合の悪い情報を無視しちゃうんですよね。
優秀であるとかは関係ありません。
例えば巡航中、他の飛行機がATCに乱気流の報告をしていたとします。
パイロットは中程度以上の乱気流に遭遇すると、他の飛行機に注意を促すためにそれを管制官に報告しなければなりません。
同じ周波数を聞いていれば自分にもその情報が聞こえるわけですが、ここでの行動に差が出てきてしまいます。
悲観的だったり心配性の人であれば『自分の航路じゃないですよね?ちょっとATCに乱気流の場所を聞いていいですか?』とかなるんですけど、楽観的な人は『ATCがこっちにいってこないってことは場所は遠いんでしょ?じゃあ関係ないよ。』となってしまったりします。
結果的に自機の位置からは遠くて関係がなかったとしても、機長の危機管理としては問題があります。こういうのって失敗したとか、知識とか技術とかの目に見えて評価できる部分じゃないので、結構そのままにされて機長昇格訓練に入ってきて苦労してしまうことがあるんですよ。
機長昇格のレベルになると飛行機を上手にコントロールできるとか、よく考えられて難しい天気でもミスなくフライトができるとかは当たり前の話で、いかに危険要素をピックアップして、それが形になる前に排除していけるか、というのが大切になります。
これ、昇格を控えている人は参考にしてみてください!
では次にあらいぐま的一緒に働きたい人の特徴について見ていきましょう!
会社に入ってきて欲しい人ランキング3
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