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絶望の中の救い
※単なる鬱記事
不妊治療中、持病のコントロールが悪くて通院回数が多いのと、不妊治療の通院もあって、仕事を休まないと通院できなかった。
これ以上通院や医療費を増やしたくなかったけど、そろそろ限界が来て、心療内科か精神科の予約をしようとした。
でも最短でも1ヶ月待ちとか。
もう一気に診てもらう気無くして、受診はやめた。
2年以上は毎日泣かない日がなかったし、仕事中もトイレの度に泣いてた。
寝れない日もあるし、毎日しにたかった。
カウンセリングの先生に食事とかセルフケアができなくなったらそろそろヤバいという話を聞いてて、精神的な内服とかでまた不妊治療が止められたらそれこそ無理だったから、無理矢理食事は食べていた。
味はしてるから大丈夫、食べれてるから大丈夫と言い聞かせながら、特においしくも不味くもない食事を口に入れて噛んで飲み込む動作を繰り返してた。
その動作を完了させれば食事ノルマは完了する。
体外受精で初めてできた妊娠は化学流産だった。
だから、次の移植で妊娠できても生きた心地がしなかった。
出血も続いてて、ダクチルもずっと飲んでたし。
安定期を超えて、妊娠後期に差し掛かり、私もそろそろ自分の妊娠を喜んでもいいのかな?
子どもが産めると思っても良いのかな?
と思った矢先に、
急に
「今も胎動ってちゃんとありますか?」
「母子ともに出産を超えられるかわかりません」
と言われ、総合病院から指定の大学病院に転院。
MFICUに入院。
それからもいろいろあって私は目に後遺症が残り、子どももNICUもGCUも経由してやっとやっと退院して子どもと過ごせた。
それから急に世界が明るく、広く感じてびっくりした。
私は今までどれだけ暗くて狭い世界で暮らしていたのか…
思えば顔を上げて歩くことができていなかった。
だって、子どもや妊婦が視界に入って辛いから。
顔を上げて良いことなんて一つもなかった。
それから息子が1歳になる頃までは本当に毎日幸せだった。
仕事とかお金のことは不安だったけど…
子育てが辛いって何?
不妊治療中に、産んでからの方が大変だよ!って言ってきた人、何?
こんなにかわいいのに!何にイライラするの??
って思うほど。
こんな存在の為なら命をかけたっていいと思えた。
私にとって、凍結している受精卵はみんな自分の子どもで、どうしても破棄する気持ちになれなかった。
子どもが授かれるのであれば、1人で十分だと思っていたけど、あと1人くらいなら頑張れは…という気持ちになっていった。
病気のコントロールをつけて、不妊治療再開の許可をもらい、第二子を妊娠することができた矢先に、長男の自閉症疑いがわかった。
真っ暗になった。
愛していれば…と思っていたけど、発達障害なんてものは治らず、ずっと、一生付き纏う。https://note.com/araiguma_1/n/ne45ed688358c
早期に療育に繋がることができてラッキーだったと思い、少し持ち直したところ、第二子にも問題が出てきた。
前置胎盤に癒着胎盤に高血糖。
子宮全摘問題も出ている。
ねぇ、私が一体何をしたの?
私の周りの人は殆ど、普通に妊娠して、普通に産めて、普通に定型児を育てている。
産休まで働いて、育休を取って、療育園ではなく、普通の保育園に子どもを預けて、普通に仕事をして、普通に私の子と同じくらいの子とは会話をしてコミュニケーションを取っている。
しかも、この普通が第一子、第二子…と続く。
4人も子どもがいて、ノートラブルの人もいる。
私よりもだいぶ年上で、高齢出産で、酒やタバコをガンガンしていて、妊娠や出産に関して特に知識もないヤツが、自然妊娠、安産、母子ともに健康、定型児の人もたくさん知ってる。
私ほどトラブった人は見たことがない。
SNSとかで全国全世界探せばいるだろうけど、全力で探してもやっと見つかるかってもごく少数でしょう。
だって私の経験した殆どのトラブルは1%以下のことなんだから。
私は高齢出産ではなかったよ?
持病もあるから、運動や生活習慣、食事、健康には気をつけてたよ?
健康診断もちゃんと行ってるし、薬もサボったことないよ?
たくさん調べて気をつけて生活してたよ?
全ての努力を簡単に崩されて、努力をしていない人間が簡単に私の前を歩く。
何も頑張れない。
ずっと惰性で生きてる。
一時的に、心がしんどい間、そうするのはありだと思ってたけど、次から次へと問題が湧き出て、毎日が惰性。
心配事の9割は起こらないとか、それは恵まれた人の言うこと。
心配もしていなかった1%以下のことが、現実に、立て続けに起こっている。
いい加減疲れた。
頑張れない。
私は不妊治療で多分鬱になってて、上記の通りで受診はしておらず、適切に対応されていない。
子どもができてから回復傾向だったと思うのに、一気に崩された。
普通の人が普通に見ている、
不妊治療以前の私は普通だと思って何も思わず見ていた、
あの明るくて広い世界にはもう2度と行けないのかもしれない。
全てがうまくいく人なんて存在しない。
みんなどこかで辛い思いをしてるのはわかってる。
でも、こんなのあんまりだ。
夜は明日が来て欲しくなくて絶望し、朝は早く1日が終わって欲しくて絶望する。
そんな毎日。
またいろいろトラブって、こんな惰性で生きてるクズに医療費がかかるのが勿体無い。
ただでさえ発達障害の子の育児があるのに、また後遺症が残ったり、通院が増えて、これ以上いろんな合併症を抱えててしまったら社会復帰が難しくなってしまう。
家で医療費の金食い虫をするくらいなら、私はとっとといなくなって、家政婦でも雇って子どももお世話や家事をしてもらった方が夫や子どもも助かるだろうに…。
またトラブって何か生活に制限がかかるくらいなら、生きてても邪魔なだけだから、とっととしにたい。
幸い私は、今かわいい息子と生きてる。
お腹に子どももいて、まだどこまでトラブるかは未知だし、今は普通に生活ができている。
もし、私の今のささやかな幸せが奪われて、毎日がもっと苦痛で満たされて、普通だと思っていた生活ができなくなった時に、自らの意思で、いつでもしぬことができる。
これが、こういう考えが今の救いになってる。
望めば、いつでもしぬことができるという強みが、生きる力になったりする。
最終的には逃げ場があるから。
私が羨ましいと思ってる、
普通に妊娠できて、普通に定型発達の子どもがいて、普通の保育園に預けて、普通に働いてる健康な人、
もしくは人生何もかも上手くいってて、そもそも働く必要もなく、たまたま美しいというだけで大富豪の嫁に選ばれ、やりたいことは全てできて、欲しい人数かわいい定型発達の元気な子どもがいる人も、
どーせ、哀れな私と終着点は同じであり、焼かれて土に還るだけ。
こう思うと、恵まれた人に何かマウントを取られたとしても、「可哀想に…。今お前がバカにしてる私と同じになるんだよ、君は。」と、一時的な幸運というマヤカシで現実さえ見えなくなってることを哀れにさえ思う。
どうして、自分だけは例外だと思えるのか…明日は我が身なのに。一寸先は闇なのに。
いや、本能的にそれがわかってるから、自分より下のやつを必死で探して、安心したくてマウントを取るんだろうな。
私より哀れな生き物なのかもしれない。
こういう捻くれた、絶望感が救いになったりする。
シオランという思想家が同じようなことを言ってた(私はあそこまで酷くはないけど💧)
あぁこの人、私と同じく偏屈で嫌われてだんだろうなと思った。
このシオランは当時にしては長生きして、寿命をまっとうして、ちゃんとベッドの上でしんだそう。
最後までなんだか皮肉の効いた人だな。
精神的に毎日本当にしんどいけど、絶望感に救われてるところもある。
最近、私のような人間が書いたクソみたいな文章にいいね!をつけてくれる人も増えてきた。
嬉しかったのに、こんな偏屈クソ人間ではみんなに嫌われるな。
現実世界でも、基本的に嫌われてるから、もちろん友達なんてごくごく僅かだよ。
変で、変なものに好奇心があって、優しくて、多様性を認めてくれるような、そんな友達。