#9『子どもは遊べ』8/9
金沢市で政治活動をしています『あらい淳志』です。
今日は、3連休最終日でした。
台風の影響で、強風がすごかったです。災害等、十分にお気をつけください。
【最近感じたこと】
今日は、政治の話はお休みします。
明日も朝早いので、短めに終わらせます。
この前、小学校の先生から、お話を伺う機会がありました。
コロナの影響や、業務量のことなど、色々と教えてもらったのですが、印象的な話があったので、紹介します。
若い男性教諭なのですが、「仕事量が多くて、休み時間に子どもと遊ぶ余裕がない」と。
私個人は、この言葉、すごくハッとさせられました。
【自由気ままに遊んだ記憶】
私の場合は、小学校に通うのは、大好きでした。
家にいるのがあまり好きではなかった分、同級生と遊んだりできる時間は、心を許せる、自分らしくいられる大切な時間だったと思います。
色々悪さもしましたが、そうした経験を通じて、学んだことがたくさんあります。
勉強の思い出よりも、休み時間に友だちと過ごした時間の方が、よっぽど印象に残っています。
走り回って、頭を使って、これでもかと遊んだことで、色々なことを学びました。大切な時間です。
【学校の役割】
学校という場所は、勉強も確かに教えますが、そんなことよりもよっぽど大切なことがあります。
学校は、子どもの人間的な成長の場所です。学力なんてものは、そのほんの一部でしかありません。
知識を詰め込むだけなら、わざわざ学校に通う必要なんてありません。塾にでも通って、詰め込む方が効率はいいはずです。
人と人、社会との触れ合いを通じて、色々なことを学ぶ。
自分の得意・不得意を知り、少しずつ、自分自身を確立していく。
同時に、自分とは異なる人や物への想像力を養っていく。
そういう意味では、答えのない問題を考える経験や、友だちと遊ぶ時間にこそ、この上ない価値があると私は思います。
【子どもは遊ぶのが仕事】
若い先生の言葉は、そうした時間が減っていることの裏返しではないでしょうか。
社会がどんどんスピードアップして、知識が溢れかえる時代だからこそ、大切なのは子どもの想像力や人間性のはずです。
子どもから遊ぶ時間が奪われるのは、あまり良いことのようには思えません。お行儀良く、分かりきった正解しか言わない人間だけでは、世の中成り立ちません。
先生だって、子どもと向き合う時間は必要です。一緒に遊んで、その子の良さを引き出すのも、教師の仕事だと思います。
時代が閉塞していくからこそ、子どもには想像力が必要です。
子どもがもっと生き生きと遊べる、子どもらしく成長できる社会にしていかないと、と感じたエピソードでした。
悩んでいる子に伝えるべきなのは、勉強なんてできなくてもいい。学校には無理に通わなくてもいい。嫌なやつがいたら、気にせず誰かに頼れ。ということです。
それでも、子どもは悩むと思います。でも、とにかく生きていれば、もしかしたら何か生きていく理由が見つかるかもしれません。
悩んでいる子どもを最後に支え、守ってあげられるのは、大人しかいません。
その最前線にいる、いまの先生たちに、その余裕はあるんでしょうか。今度聞いてみます。