今日の科学　8月5日　ニール・アームストロングが生まれた日

1930年8月5日は、アメリカの宇宙飛行士ニール・アームストロングが生まれた日です。アームストロングは、1969年7月に打ち上げられたアポロ11号の船長として、人類で初めて月面に降り立ち、月の石を地球に持ち帰りました。

アームストロングは、アメリカ・オハイオ州の小さな街で生まれました。彼は自動車の運転免許を取る前に、16歳で飛行機の操縦免許を取り、単独飛行も経験したといいます。1947年には工学分野で定評のあるパデュー大学に入学し、航空工学を学びました。ただ、アームストロングは軍の奨学金を得て入学していたため、1949年に海軍へ入隊。1951年に朝鮮戦争の戦場に送られ、78回出撃したそうです。

海軍除隊後に、大学に復学し学位を取得。その後はテストパイロットの仕事をしていました。1962年に宇宙飛行士のジョン・グレンの影響を受け、NASAの宇宙飛行士の試験を受けました。宇宙飛行士となったアームストロングが初めて、宇宙に行ったのは1966年3月のことです。

ジェミニ8号で打ち上げられたアームストロングたちは、軌道上でアテナ標的機とドッキングに成功しました。アームストロングは史上初の宇宙機同士のドッキングを経験していたのです。

そして、1969年7月にはアポロ11号の船長として2度目の宇宙飛行に挑戦し、人類初の月面着陸にも成功しました。