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今日の科学 8月12日 世界ゾウの日

8月12日は、世界ゾウの日。
ゾウは現存する陸上動物の中で一番大きなものです。今、世界中に存在するゾウの仲間はアフリカゾウとアジアゾウの2種類しかいません。しかも、象牙目的の密漁や森林伐採による生息地の減少などで、その数を減らしています。

ゾウの仲間は森林や草原で暮らしてきました。ウマやウシなど、他の草食動物が食べないような木の枝、葉、樹皮、草、根などを食べ続けてきたと考えられています。これらのものは栄養が少なく、食べにくいですが、1年中、どこでも手に入れることができます。

このように栄養の少ないものを主食にしてきたから、体重あたりの栄養が少なく済み、体温が失われにくい大型の動物に進化してきたと考えられています。現生のアフリカ象とアジアゾウは、大きな体を保つために1日に18時間もかけて草や木の葉などを食べ、生活しています。

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荒舩良孝
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