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noteをはじめたきっかけ

noteというサービスのことを知ったのは1年くらい前だと思う。その頃あたりから、noteを利用している人が目につきはじめた感じだ。僕もはじめてみようかなと思っていたけれど、なかなか踏ん切りがつかずに、はじめられずにいた。実は、アカウントは昨年の7月につくっていて、はじめようと思えばいつでもはじめられる状態だった。でも、なぜかなかなかできなかった。

理由は、いろいろとある。

「何を書こう」

「他のサービスでブログもやっているし」

「人気のプラットフォームで書いても、プラットフォームの徳になるだけじゃないの」

挙げればきりがないが、新しい環境で何かをはじめるのに躊躇があったということだ。

でも、なぜ、突然、 noteに記事をあげてみたのか。それは、5月8日に開催されたイベントに参加したからだ。このイベントは、ネットメディアのハフポストと出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンが共同でつくるハフポストブックスという書籍シリーズの創刊を記念して開催されたもので、メディアと出版の未来をテーマにしていた。仕事柄、このテーマには興味があるので、どんなことが話されるのか、聞きに行ってみた。

イベントの内容としては、なぜ、ハフポストが書籍シリーズの出版を企画したのかという話を軸にした話で、ハフポスブックスの宣伝がメインの感じだ。登壇者はハフポストの竹下隆一郎さん、ディスカヴァー・トゥエンティワンの干場弓子さん、そして、noteを運営するピースオブケイクの加藤貞顕さんの3人で、後半は、noteの話題が多めだった。

noteはインフラのようなもので、クリエイターが続けられるようなサポートをしているのだそうだ。現在は、1日に1万もの記事がアップされるという。加藤さんがいうには、noteですきがつきやすいのは、「見たことがなくて、普遍性のあるもの」ということだった。それが難しいといえば難しい。

まあ、自分の経験など、自分にしか書けないことを書く。そして、それを続けていき、仲間やファンを増やしていくことが大切ということだ。加藤さんの話しぶりでは、見出しや内容などに煽りやセンセーショナルなものを入れれば、すきを稼ぐこともできそうだけれども、そうやっても続かないという感じだった。やはり、コツコツと続けることが必要なのだなと思った。

ハフポストブックスとしては、noteにコンテンツを掲載している経営者などを探して、新しい本につなげられないかという思惑もあるようで、経営者や何かの当事者が直接、情報を発信する時代ということも言っていた。また、「今は、読みたい人よりも書きたい人の方が増えている」という発言も。

では、そういう時代に、職業ライターはどうしたらいいのか。これには答えはないのだが、ライターはライターとして、いろいろな情報を発信していくしかないのかなと思う。そうして、試行錯誤していく中で、見えてくるものもあるのだろう。

イベントが終わった時点でも、自分の中ではnoteをやろうという気持ちはあまりなかった。会場の横で、ハフポストブックスの即売会をやっていたので、せっかくなので、竹下さんの本でも買っていくかと、買ってみた。竹下さんにサインをしてもらいがてら、ひと言、ふた言、話をしたときに、竹下さんが「noteはおもしろいですよね」といった。

僕はnoteとしっかりとつきあったことがなかったので、おもしろいとも、何ともいえなかったが、「おもしろいというのなら、やってみようかな」という気持ちが芽生えた。実際にやってみて、自分にあいそうもなければ、そのとき考えればいいのだし。

ということで、次の日に、初めての記事をアップした。これから、自主的に記者会見などで取材したないような、そのときどきの科学の話題、ライターの仕事や生活などを通して感じたことなどを、気楽に書いていこうと思います。長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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