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データで見るまなみのりさ2022年

2023年も幕開けし、みなさん明けましておめでとうございます、というのが普通なんでしょうが、個人的に昨年は母親が他界して喪中の身なのでそういうご挨拶ができませんことを申し上げてご挨拶に変えさせていただきます(文字通り(笑))

というわけで3年前の年明けと同じような冒頭から始まった訳ですが、まぁ今年も三が日のうちに2022年のまなみのりさを回顧するにあたってのデータ分析をしてみようかと思って、恒例のこんな記事を書いてみようと思います。

で、改めて集計したのですが、まなみのりさも復活して5年ちょい、その中でも昨年は一番理想的な活動ができたんじゃないか、と思ったわけですよ。

2020年からコロナ禍の影響を受け、有観客ライブの開催が30本台にとどまった2020~2021年、それに対して昨年2022年のまなみのりさ有観客ライブ数は88本(企業イベや「あなただけライブ」などこちらで把握が難しいライブは除く)。2018~2019年の90本台に迫る本数ができ、ライブ開催に関してはコロナ禍前の状態にだいぶ戻ってきた。

ちなみにこの88本の中には、ファンクラブ限定ライブとクラウドファンディングのリターンライブが含まれており、それらのライブをクローズドと捉えるとオープンなライブは84本。一応2018年からの集計にはそれらのライブを含めていないので、ここからの集計対象は比較対象が変わらないようにこの84本としましたのであしからずご了承ください。

表1.有観客ライブ本数推移

関東のライブ数38本だけで2020年、2021年の総ライブ数を超えている。そして広島も27本、さらにそれ以外の場所でも19本。2018年を除いてここ3年は極端な「東京偏重」が見られていたが、今年は非常にバランスが良い分布となった。

表2.有観客ライブ本数推移(東広詳細)

さらに、関東と広島を除く19本のうち西日本の開催が14本。まぁこれは福岡の開催が9本ということが大きいのだが、すなわち東日本43本に対し西日本41本、と、東西はほぼ半々とその格差は大きく解消された。

これは正に2020年に期待していた状況である。3月に1年半ぶりの広島ワンマンが予定され、当時はブックオフのサポートも入ってそれに向けて広島でのライブも開催されたし、それこそりんご娘を広島に読んで「まみりんご」の対バンライブが開催されることも予定されていた。2019年のライブは東京偏重だったが、それもこれもヒューリックホールワンマンが控えていたからで、それも無事に開催され、2020年からはまた東京・広島の2拠点に相応しい2018年のような活動ができるだろう、と誰もが思っていた。

ところが急に襲ったコロナ禍のおかげでこれらがすべて白紙になる。東西格差の是正どころか東京ですらライブができない状態になったのは記憶に新しい。そういった状況から年が明けて2021年もまだ東京偏重のライブ数。ただし広島での勝負ライブを2回開催するなど若干の兆しは見えた。そして2022年に入ってからは毎月広島でのライブを開催。勝負ワンマンこそなかったものの「ひろしまみり定期ライブ」を合計6回開催。さらには今年1/14の「最後の広島大感謝祭」が決まったことでLECTでのフリーライブも復活するなど、これぞ望んでいた状態、というまでになった。昨年12月に至っては全9本のうち広島7本、東京は1本(あと1本は福岡)という完全に「西高東低」の状態になった。

表3.有観客ライブ本数推移(月別)

そもそもが毎月ライブができたこと自体が3年ぶりだ。2020年、2021年はそれこそライブができない月があったからね。突出した月はないものの、コンスタントに毎月ライブを続け、さらに広島のライブも毎月行えたのはそれこそ状況してから初めてなんじゃなかろうか?(上京当時の2014年は自分が知らないだけで毎月広島に帰ってたんだっけ?)

表4.有観客ライブ本数推移(有料無料/単独対バン別)

公演内容を見てみると、単独有料公演はさほど増えていないが、特に無料公演が著しく増えているのがわかる。2020年は逆に有料単独公演ができず、対バンの有料公演はそれこそコロナ前の2月までに行われたものがほとんど。2021年になってようやっと有料公演ができるようになった代わりに、リリースしたCDがクラファンリターンという形だったためにリリイベができず、無料公演は無料定期程度に留まった。2022年になって無料公演が増えたのは「Elope」DVDのリリイベもあり、さらにLECTの4か月連続フリーライブなどもあったのが大きいだろう。2年ぶりにももクロイベントの外周ライブが行われたのもあったしね。結果として有料公演43に対して無料公演41とほぼ半々という良い割合になった。

表4.公演別平均曲数

無料公演が増えたことで、1公演当たりの平均曲数は昨年の7.54曲から6.75曲に減ったのはまぁ想定内といったところか。それでも有料単独公演の平均曲数は13.83曲と突出。これには当然東京の勝負ワンマン3つが入ってるし、そのうち3/14は20曲ノンストップ、8/8は全曲34曲だったからね。それ以外にも9/6の「Goodbye IDOL, Hello IDOL vol.2」は、対バン相手だった九州女子翼の急遽キャンセルもあり15曲という勝負ワンマン並みの曲数公演もあったりして、東京での有料単独公演の平均曲数は17.67曲という異常な数値が出た(笑)。

一方で無料公演の平均は東京は5曲を割っているが広島では5曲を超えている。これは「リリイベは4曲、無料定期は5曲」の原則からいえば東京の数値になるのが普通だと思うのだが、広島ではリリイベも1曲サービスの5曲以上が多く、さらにLECTも5曲(12月は最後なので1曲多い6曲)ということもあってこの結果になった。このくらいの「広島びいき」は関東民としても大歓迎だ(笑)。東京と広島以外の地域は有料単独がなかったし、リリイベやフェスが多いことを考えると平均曲数が低くなるのは仕方ないかな…。


表6.2022年有観客ライブ本数(平日・土日祝別)

そして平日と休日のライブ数にもまた変化が出てきた。2020年、2021年は平日ライブと休日ライブの数はほぼ同数、2020年に至っては平日の方が若干多いくらいだったが、2022年は平日21に対して休日63と、圧倒的に休日が多かった。平日ライブもそのうち17が関東ライブなのでとくに東京でのライブはやはり平日と休日が拮抗しているものの、2022年は休日ライブの方が多かった。

そして広島でも平日のライブが4本あったのはちょっと特筆すべきだ。うち2本は平日夕方のエールエールでのリリイベだったが、あとの2本はアリスガーデンでの神薙ラビッツとの対バンフリーライブで金曜の昼間からのライブだった。対バンライブなので多分に主催である相手方の都合はあるにせよ、平日昼間からのライブでもそれなりに集客があったようで、そこらへんは以前も書いたように「必ずしも土日が休みの人ばかりではない」という層を開拓するための一助にはなったんではないだろうか。

ということを考えると、一年間を通じた活動は解散前最後、というこの時期をして、最も理想的な活動ができたんじゃないかな、と思っている。もちろんコロナの影響が全くなかった訳ではないし、1月から2月当初には本人たちもコロナに罹患したりするハプニングもあった訳だけど、それらを含めてもとくに復活してここ5年、いや、上京してからを考えればそれこそ「広島との架け橋」としての役割は2022年が一番できていたと思う。

今年も1/14の広島大感謝祭をはじめ、「GIG TAKAHASHI2」でツアーを周ることも決まっている。残り3か月とはいえ、昨年以上に加速して中身の濃い3か月になることを期待している。

さて、今年も昨年のセトリ集計結果から、恒例のアンケートクイズをツイッターで投稿しているので、こちらも是非ご参加ください。


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