【Elin】あなたはこのゲームの虜に…#17
旅とはいつか終わるもの。
この「Elin」βプレイ記録も今回でおしまいです。
気が付けば十数回も更新しているので、
最初に考えていたよりも、ずっと長い冒険になってしまいました。
これまでの旅路はマガジンからどーぞ。
◆ 再会に優しい言葉があるとは限らない
さてさて、旅を終える前に、
中途半端だったストーリーをやり切りましょう。
「ヴェルニース」の拠点レベルも上がっているので、
『ロイテル』と会話してストーリーを進めます。
どうやら、炭鉱地下のダンジョンにいる竜退治が目的のようです。
正確には竜が集めたらしい黄金を手に入れ、
借金を返済するのが『ロイテル』の目的なわけですが。
そういえば、この世界では竜という種族を見ないですね。
NPCとしてもモンスターとしても初見です。
β版のボス的な扱いでしょうか?
拠点にも鳴き声が届いて、強敵の予感がします。
ビジュアルも黒塗りで謎めいています。
この時点で姿を明かさないということは、何か秘密があるんでしょう。
RPGらしいじゃないですか。
思えば、野原の拠点で目覚めてから、小市民として旅をしてきました。
納税したり、キノコ農家したり、納税したり、ダンジョン探索したり、納税したり、ギャンブルしたり、納税……。
おや?
思い返すと、納税に苦しんだ記憶ばかりが。
そんな小市民系の冒険者ですが、
最後の最後に竜を討伐して、華やかな冒険録を刻みましょう。
でもその前に世話になった彼らに会いに行きます。
『フィアマ』と『エイシュランド』の二人です。
拠点から出て行った彼らですが、
「ウィロウ」に居ると知ったんですよね。
ここが彼らの拠点らしいです。
やあやあ、久しぶりだね『フィアマ』!
君には「少女」をもらったり、
「仔犬」をもらったりと世話になっていたね。
今考えると、「少女」は人身売買だった気がするけど。
でも必要だったからね。仕方ないよね。
君はすこ〜しだけ愛想が足りなかったと思うけど、
今回は感動の再会なんだから、心が震えるようなセリフを一つたのむよ!
変わらないね、キミは。
相変わらずの態度ですが、そこは味があるということで。
でも再会できてよかったよかった。
未購入だったレシピがあったんですよ。
これで心残りもなくなりました。
続いては『エイシュランド』との再会。
君に対しての印象は、そうだね。
チュートリアルでパンクを殴り殺させたのだけがアレだが、
それ以外はとても常識的で助かっていたよ。
思えば、『ロイテル』を紹介してくれたのも君だったね。
あまり期待していないけど、どんなセリフをくれるんだい?
嬉しいことを言ってくれるじゃないか!
そうそう。こういうのが欲しかったんですよ。
というか、彼のセリフは変えているのに、
『フィアマ』がそのままということは、わざとですね?
いや良いんですけどね、キャラクター性が見えるので。
懐かしの彼らとも再開できたので、
ついでに雇い主の顔も拝見していきましょうか。
エレア種族のイケメンさんですね。
しかも辺境伯で立場もある。
何度か話の中に出てきた方で、過去に単独で敵軍を退けたとか。
若いのに素晴らしい功績をお持ちで。
と思ったら、196歳でした。
そういえばエレア種族って、長命種でしたね。
セリフからして、こちらに友好的な態度なのはありがたいところ。
(拡大解釈すると)館の中を自由にしてもよいらしいので、
ありがたく物色してから帰りましょう。
・・・
◆ 決戦!ヴェルニース炭鉱
さて、お礼参りも終わったので、
いよいよ竜の討伐に向かいましょうか。
『ロイテル』が今回の討伐対象への対応策を教えてくれます。
確かに竜だから、炎の対策は必須かな。
ちなみに武具に「炎では燃えない」の属性が付いているのを目にしますが、これって素材による違いですよね。
石や金属系の武具に付加されていた気がしますし。
この属性持ちの防具で固めてないと、炎上は防げないと思っていました。
でもどうやら状態異常としての炎上は別アイテムで防げる模様。
会話を進めると『ロイテル』から対策グッズが貰えました。
ありがたいんですが、彼が必死になればなるほど、なぜか黄金が遠のくような気がする不思議。
丁寧にフラグを立てている気がします。
ちなみに、受け取ったのは「耐熱」「耐冷」のブランケットと謎の液体。
液体は鑑定すると「耐酸性ポーション」でした。
竜だから熱対策は分かるんですが、
もしかして酸も使ってくるタイプなんですかね。
まぁいいか。
これで準備は万全です。
いざ、ヴェルニース炭鉱へ殴り込み!
見た感じ通常のダンジョンと変わりないですね。
敵の種類も変わらない。
というか、そんなに敵が強くないです。
低危険度のダンジョンで出現する敵ばかり。
ちょーと嫌な予感がしてきました。
ここに至るまで、そこそこ寄り道をしてきた訳ですが、
これは、あの状態ですか。
「俺は強くなりすぎた」と。
いやまさかね。
道中の敵は弱くとも、ボスは強敵のはず。
だって竜ですし。
地下8階まで到達するとイベント発生。
心配して『ロイテル』が追ってきたようです。
『ロイテル』よ。
君が心配なのは、私ではなく黄金の方だろう?
大丈夫だ。ちゃんと手に入れるよ。
だからこれ以上フラグを立てるのは止めたまえ。
おっと、他のメンバーも到着したようです。
そして不穏なセリフを吐いています。
ここに住むのは竜ではない?
え、完全に竜退治の気分だよ。
ドラゴンで、クエストして、エンディングのつもりだったよ。
……まぁ違うものは仕方がないか。
事前の予定なんて狂うものですし。
で、本当の敵は?
「焔岩の悪魔」?
じゃあ代わりに、チェンソーでエンディングか。
さぁ、やって参りました初のボス戦。
過去にもイベントで人型と戦っていますが、
ちゃんと演出付きはこれがお初です。
しかも大型で気合が入っているじゃないですか。
悪魔というのも嘘ではなさそうです。
では、さっそく戦闘開始、の前に。
『ロイテル』から受け取っていた対策品を使いましょうか。
「耐酸性ポーション」をゴクリ。
なんでやねん。
これ、ボス対策として『ロイテル』から貰ったはずですが?
……あ、なるほど。
私を亡き者にして、黄金の独り占めを狙ったわけですね。
つまり最初から毒殺するつもりだったと。
やるじゃないか『ロイテル』君。
あとで覚えてろよ。
応援に駆けつけてきた仲間たちが、途端に怪しく思えてきましたが、ボスは待ってくれません。
やむを得ないので、酸対策はなしで突っ込みます。
まずは、相手にカーソルを合わせて、強さを確認……。
あ、ふーん。「問題なし」なんだ。
全然ダメージ受けないですね。
逆にこちらの攻撃はガツガツ相手のHPを減らします。
道中の予感は的中ですか。準備しすぎました。
ポコポコ殴っているとボスのHPはあとわずか。
そして、最後の一撃は切ない。
特に何のドラマもなくボス討伐と相成りました。
いつの間にか冒険者として、十分な力を手に入れていた様です。
ボスの討伐後にイベントが進行しますが、出てきたのは竜の子供。
親竜を亡くしてた子竜が、
外敵を寄せ付けないために吠えていたようですね。
これで一件落着です。
「ヴェルニース」にも平和が戻ったので、
今後は炭鉱街として繁栄していくでしょう。
めでたし、めでたし。
で、黄金は?
・・・
◆ 君の肝臓をたべたい
ヴェルニース炭鉱での激戦を潜り抜け、命からがら帰還しました。
一歩間違えば、こちらが致命傷を負っていたでしょう。
焔岩の悪魔『テフラ』、実に恐ろしいボスでした。
これほどの強敵を撃破したので、
それに相応しい報酬が欲しいですよね。
具体的に言うと、黄金とか黄金とか黄金が。
あら残念。
どうやら子竜が餌として全て召し上がったようです。
仕方がないですね。
では、子竜の腹を捌いて取り出しましょうか。
お肉も取れて一石二鳥ですし。
ダメですか?
……ダメそうですね。
いつの間にか、子竜はNPCの女性陣に懐き、
「ヴェルニース」に居座ることになったようです。
この状態で手出しすると、こちらが悪役か。
黄金は、拠点での販売規模を増やして得ることにしましょう。
『ロイテル』も残念だったね。
借金返済への希望が潰えてしまったわけだし。
あぁ、そうだ。
君が毒殺しようとした疑惑は解けたよ。
あのポーションは飲むのではなく武具に混ぜるんだね。
うん。
君は十分にサポートしてくれた。
借金については、何とかなるさ。
人生は長いのだし、宝くじでも買って次の希望を見つけたまえ。
あいつ、夜逃げしやがった。
どこから借金したのか知りませんが、踏み倒せるんでしょうか。
というか、逃げると私の拠点に取りたてが来るのでは。
「ヤ」から始まる自営業の相手は勘弁です。
仕方がないので探しに行きましょう。
行先は「オルヴィナ」ですかね。
首が回らないと酒に逃げるとは、相変わらず俗っぽいな君は。
酒蔵の隅で隠れている『ロイテル』を発見。
借金については開き直ってますね。
まぁ、確かに二千万オレンは額が大きすぎるか。
しかも希望の黄金は子竜に食べられてしまったし。
ここはやはり、子竜から黄金を取り出す方向で進めないかい?
ダメ?
では、子竜の代わりに君の腹を捌こうか。
君の中にも、黄金に負けないくらいの高額なものが眠っているよ。
例えば肝臓とか。
……やっぱりダメ?
重債務者は臓器を切り売りするのが鉄板だと思うんですけどね。
結局『ファリス』が、いい感じにまとめました。
拠点の住人たちに希望を託しましょう、とかそんな感じで。
……根本的な解決になってなくない?
どうやら彼女には『ロイテル』が詐欺られた「幻の空色チューリップ」に可能性が見えるようです。
チューリップに見える可能性って何でしょうね?
栽培するとエーテルを吸収して浄化するような作用があるとか。
いや、でも時代的に後の「Elona」ではエーテルの風が吹き荒れていますね。
謎です。
クエストの方は、完全に彼の借金返済物語へと舵を切ったようです。
そして現時点では、これ以上にクエストを進行させる方法は見つかりませんでした。
そういえば、まだβVerでしたね。
というか、この関連クエストはメインクエですらないのか。
でも、出荷画面に「空色チューリップ」と債務額が載っています。
わざわざシステム上のひと手間を掛けているので、
ゲーム的にも重要度の高いサブクエストの扱いということでしょう。
さて、一件落着に見えて、何も解決していないわけですが、小市民系冒険者には、この辺りが落としどころ。
拠点には訳アリ人物ばかりが集まっているものの、
時代を動かすとか、世界の命運とか、そういったのは荷が重いです。
でも、この先も厄介な事件に巻き込まれていくんでしょうね。
過酷で楽しいイルヴァの世界で、どんな冒険が待っているのか?
想像を膨らませつつ、βVerの冒険録を終えたいと思います。
では帰りましょうか。
我らが拠点に。
・・・
◆ おわりに
これにて、「Elin」のβプレイ記録は終了となります。
まさか17回も更新するとは思いませんでした。
というか、始める前はゴミ箱シュートする可能性の方が高いとすら、思っていましたよ。
前作のように……
ですが、蓋を開けてみると、生活時間が溶ける程にのめり込んでいました。
システム周りのチュートリアル、NPCのキャラクター性やビジュアルなど、受け入れやすい要素が増え、それでいて、前作からの味は失わない(人肉的な意味で)。
もちろん新しいクラフト要素も非常に魅力的でした。
無限に増えていく素材達に、拠点のコンテナが圧迫されていくのも良い思い出です。
第0回で設定した目標は「楽しみを見つける事」でしたが、
それは十分に達成できたと思います。
というか、まだβテスト中なので、
正式Verではより楽しめますね!
ちなみに、今回の記録にまとめた後も、ひたすらダンジョンアタックを繰り返していました。
現時点でのキャラクターシートは下記の通り。
生まれの「陰陽師」とは何だったのか。
そう思えるほどの脳筋具合。
こうなった要因は、「地のオパートス」への信仰でしょう。
得られる加護の補正が、初心者にはありがたい限りでした。
信仰レベルが上がると受け取れる使徒や武器も使い勝手良し。
一度彼を信仰してしまうと、脳筋への道をまっしぐら。
ちなみに、装備品の武器はその信仰で賜った物ですが、
それ以外の防具もアーティファクトで固めています。
こういった強武具がダンジョンに転がっているので、
後半はクラフト要素そっちのけでダンジョンに入り浸りました。
ダンジョンに潜っては、自分用の武具を漁り、
自分に合わなければ、仲間に渡したり、拠点で販売したりです。
逆に拠点の整備は進みませんでしたね。
これは私のデザインセンスがないためですが、見た目よりも機能を重視する性質なので、いつまでも豆腐ハウスでした。
ですので、私の拠点で見るべきものがあるとすると、
モンスターの剥製を積み上げたタワーだけしょう。
右の3列は、30個以上が積まれています。
置く場所がないので、上に重ねて行った結果、凄まじい高さに。
仲間も増やして、今は4人で旅しています。
ここから先の楽しみは、正式Verのリリースまで取っておきましょう。
最もこのセーブデータが引き継げるかは分かりません。
でも仮に引き継げなかったとしても、
一からの再スタートを新鮮な気持ちで楽しみますよ!
それだけの魅力が「Elin」にはあると断言できます。
このnoteプレイ記録については、
ゲーム開始時点から随分と文体が変わりました。
もう、めっちゃくちゃですね。
最初は淡々とした、解説的な記録にしようと思って始めたのですが、まぁつまらないこと。
少しでも面白くしようとして、思いついたネタをすべてぶち込んだ結果、メタ視点と主人公視点を、全て地の文で書きなぐっている謎の文章に。
でも、楽しくかけたので、それでよし!
noteは文章レベルの高い方ばかりですが、
少しはこんな緩い書き手が居ても良いんじゃないでしょうかね。
では、ここまでのお付き合い、ありがとうございました。
改めて、このゲームに出会えたことに感謝を。
そして、あなたもこのゲームの虜になることを願って。
画像の出典:
「Elin」ゲーム内スクリーンショットより