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津軽三味線を始めたきっかけ。

「津軽三味線を弾くのが趣味です。」

そう言うと、

「きっかけはなんですか?」

と聞かれます。

きっかけ
物事を始めるはずみ(となるもの)。機会や動機や手がかり。

よく聞かれます。
100万回くらい聞かれたので、答えるのに少々飽きてきました。

とはいえ質問してくれた人は、私の趣味に興味を持ってしてくれたわけで。それはとっても嬉しいものです。

わたしとて津軽三味線のきっかけを十年聞かれて続けているわけですから、それなりの答えを用意しておりますので、ここで発表します。

母親が吉田兄弟のファンだったもので。

吉田兄弟ってすごいですね。

「吉田兄弟=津軽三味線のすごいひとたち」というイメージを作り上げた現代の偉人です。

これを言うと、大体のひとは「あー、なるほどね、そうね(ニッコリ)。」

と、納得してくれます。



いや!うそじゃないですよ!?


実際は、もう少し内容にボリュームがあります。

音楽は母の影響をよく受けていました。いまだにカラオケで歌うのは昭和歌謡やニューミュージックなど。これらは母の運転していた車のなかで聴いていたカセットテープやCDの曲です。
その中に、津軽三味線奏者である『吉田兄弟』や『上妻宏光』のCDがありました。わたしはその頃から、津軽三味線の力強い音色に親しんでいたのです。

社会人になり、テレビの情報番組のなかでスタジオで津軽三味線の生ライブをしている映像を観ました。
津軽三味線の力強い和の音色がジャズやロックといった洋風のテンポと融合し、「なんてかっこいいんだろう」と子供の頃に聴き惚れたことを思い出しました。
「わたしもこんなふうに演奏できたらいいのにな。」
ほんのり憧れの気持ちでそう思っていました。

それからしばらくして、忙しかった日々にぽっかりスケジュールが空くことがでてきました。
自分のこころの穴を埋めるために、「何か始めたい」と思いました。
その時思い出したのが、あの力強くかっこいい津軽三味線だったのです。

ネットで調べると、仕事終わりに車で通える距離のところに、津軽三味線教室を見つけました。
次の瞬間、私は持ち前の行動力でHPに記載されている問い合わせ先に電話をしていました。

こんな感じです。

毎回こんなヘタな小説の冒頭部分みたいなことを言うも大変だし、こんな話聞く方も大変でしょう


母親が吉田兄弟のファンだったもので。


そういうわけで、こう言うようにしています。


調べたら、吉田兄弟も我妻上妻宏光もCDデビューは2000年初頭くらいなので、「私が子供の頃」というにはちょっとサバ読みすぎてますね。

もしかしてオカンが聴いてたの、吉田兄弟じゃなかったのかな(・ε・`*)

ひとの記憶はあいまいなものです。「きっかけ」も自分で作り上げたストーリーでもいいのかもな。知らんけど。







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