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母が老人ホームに入る日③

タイトル『100日後に老人ホームに入るオカン』にすればよかったかなと一瞬思ったけどしょーもないからやめた。

さて今回は、そろそろ「ホームどこから探すか問題」の目処をつけたいと思っている。

前回までの話としては、母に太陽生命の「老人ホーム紹介サービス」のチラシを渡されたが、何も分かってないのでとりあえず情報収集してみた、といったところ。

太陽生命でそういったサービスをやっているのなら、他所の保険会社もやってるのかしら

そう思って、私がお世話になっているFPさんに聞いてみた。


「母がホームに入りたいっていってるんですけど、Kさんのところで老人ホーム紹介サービスとかやってたりします? なんか情報ないですかね」

「ウチではやってないんですよ〜😭 あるといいですよね」

Kさんの会社は保険を紹介してくれる人なので、あわよくば老人ホームも紹介してくれないかと思ったらそういうわけではないらしい。


「でもアラタさん、ソニー生命に入っているからその利用者向けに老人ホーム紹介サービスがあるみたいですよ」

さすがKさん。私は彼にイデコや積立NISAのレクチャーを受けたり、セドリやApple製品、世間話までなにかと情報をもらったり相談に乗ってもらっていた。つい先日も新NISAの申し込み方法や商品の説明をしてもらっていたところだ。

そんなわけで今回は、社会人になった時になんとなく入った保険料クソバカ高額生命保険を別の商品に切り替える相談のついでに、ソニー生命保険の付帯サービスについて話を聞きにいった。



ソニー生命の契約者サイトを閲覧すると、たしかに付帯サービスとして『介護施設紹介』の文字があった。

バナーをクリックして詳細ページに行くと、ソニー生命の提携業者が4社ほど掲載されており、各業者を利用した際の優待内容と、問い合わせ先が記載されているだけだった。

あれっ… 思ってたんとちがう….

私とKさんは「ご利用方法」を確認したり、ページを戻ったりして何度も確認したが、ザッツ・オールのようだった。

つまりソニー生命の言う『介護施設紹介』というのは、提携業者の介護施設を利用すれば割引などの優待が受けられる、というものであり、

太陽生命が言っているような「専門スタッフが全国から老人ホームや介護施設などを探すお手伝いします」的なものではなかったというわけだ。


「なーんだ(・ε・`*)」


「『サ高住』ってやつですね…」
Kさんはノートパソコンでパチパチ調べ始めた。

「埼玉も結構空きありますね」

私の住んでいるエリアでサービス付き高齢者向け住宅を検索してくれたKさんが、住宅一覧を見せてくれた。

「物件数めちゃくちゃ多いですね」
「入居時費用も月額も思ってほど高くないわ」

物件の詳細をクリックすると、職員配置や食事、オプションなどのサービス内容だけでなく、年齢層や男女比比率も掲載されていた。

たしかに男女比率も検討材料として必要な情報だよなぁ。

「…これめちゃくちゃ良くないっすか?」
「いいっすねぇ…ウチの両親も入れようかな」

居室や共有スペースの写真を見ながら、年老いた親の残りの人生を健やかに過ごすいイメージを思い描く私とKさんであったが、

よさげな掲載数が多くて、もはやよくわからんのだ。

「そっか補助金が出るんですねー」

サ高住情報提供システムの事業者向けページをぬかりなくチェックしているKさん。

「やっぱり私も老後は元気なうちからこういう施設入居しよっと」
「そうですよねー。高齢者はもっと増えるし、ウチの会社も新事業でやりたいっす」




帰宅後、母に今日閲覧したサイトのURを送ってみた。

母が自分で検索したサイトはあまり良い条件の物件がなかったようなので、サ高住情報提供システムの物件を見て少し安心したようだ。

母には太陽生命の老人ホーム紹介サービス担当の人に連絡を取って、話を聞いてもらうことになっている。

つづく


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ara
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