「ミステリアス」な女性はモテるって本当?
モテるかどうかは別として、ミステリアスな雰囲気の女性を魅力的だと感じる男性は多いようです。
そもそも、ミステリアスな女性とはどのような人なのでしょうか。
検索してみると、「ミステリアスな女性の特徴」などというものがわんさと出てきますが、まぁ、結構いい加減なものもありますね。
そんな中、共通するのは「口数が少ない」というところでしょうか。
僭越ながら、私自身「ミステリアス」といわれるタイプです。つい最近も「朝霧さんって、ミステリアスですよね」と言われたばかり。
高校時代の私を知る人が「朝霧さんは、どこか妖しげな感じの子だった」と言っていたそうなので、娘時代からそういう雰囲気を身にまとっていたのでしょう。
コミュ障だったので、口数も少なかったですね。確かに。
正直、自分のことは自分がいちばんよく知っていますから、ミステリアスだといわれる理由がよくわかりませんでした。
しかし、まわりの人々の私に対する印象を聞くにつけ、
(こういう部分がミステリアスという評価につながるのか…)
ということが、わかってきました。
1.目立つ(華がある)
大声で騒いでいる女性は目立って当たり前。
口数が少なくて物静かなのに、なぜか目立つ。私がそこにいるだけで、その一角が華やかになるそうです。
2.佇まいが美しい
なぜ、いるだけで目立つのか。立ち姿、歩き方がよい。つまり、姿勢がよい。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というように、華のある女性はみんな佇まいがきれいです。
3.表情がやわらかい
自覚はありませんが、私はいつも笑っているそうです。
口数が少なくて暗い顔をしていたら、ただの根暗な人ですよね。「モナ・リザ」の優し気で不可思議な表情など、ミステリアスの極みでしょう。
4.品がある
「お上品」「品がある」とよく言われます。
根はがさつなので、立ち居振る舞いには注意しているつもりですが、そういった佇まい、表情、口数の少なさなどが相まって気品を感じさせるのでしょうか。
5.生活感がない
結婚しているのか、もし結婚しているとしたら子供がいるのか、普段家にいる時や休日何をしているのか、皆さんとても気になるようです。
立ち居振る舞いや服装に隙がないからでしょうか(公の場だけですが)。
6.頭がよさそう
たいしてよくないのですが、知性を感じるようです。
とくに勉強ができたわけでもないのに、少女時代の私に「賢い子だった」という印象を持っている同級生も多いです。不思議。
7.清純そう
この年で清純もクソもないと思うのですが、最近も「真っ白なイメージ」といわれました。守ってあげたくなるそうです。
若い頃には「可憐な白い百合の花」と形容されたりもしましたね。
実際のところ、私はミステリアスでも何でもない、普通の主婦であり母親です。
「家で何してるの?」と聞かれれば、「家事してます」と答えます。子供の話もします。
「朝霧さんってミステリアスですね」と言われたら、「普通にその辺のスーパーで買い物してますよ」と返します。
自分からアレコレお喋りはしませんが、聞かれたことを濁したりごまかしたりはしたことありません。
それなのに、私のミステリアスな印象は変わらないようです。
すっぴんでも平気で街中をウロウロしますし、気心の知れた相手なら大口開けてガハハと笑うんですけどね。
そう考えると、「口数」「姿勢」「表情」。
このあたりに気を付ければ、誰でもミステリアスな女性になれるのではないでしょうか?
そうそう、以前、私のことを「松本零士の漫画のヒロインに似てる」と言った人がいました。
メーテルや森雪に雰囲気がよく似ているそうです。
いわれてみれば、メーテルってとてもミステリアス。
ミステリアスな女性になりたい方、メーテルのような雰囲気を目指してみるのはいかがでしょうか。
個人的には、うる星やつらのお雪ちゃんなんかもミステリアスでいいなと思います。宇宙人ですけどね。
ただし、下手な小細工は絶対ダメ。
聞かれてもいないのに自分のことをべらべら喋るのはいただけませんが、聞かれたことをはぐらかすのも、あまりよくないです。
こちらの記事に登場する、私より年上なのにとても可愛くて、ボディタッチで男性を虜にする雪乃さん。
自分から仕事の話をしたり、共通の知り合いの話を持ち掛けたりするのですが、
「雪乃さんって、どこに勤めてるの?」
「なんで、あの人のこと知ってるの?」
と質問されると、いつもフフッと笑ってはぐらかすのです。
これは単なる秘密主義で、ミステリアスどころかとても感じ悪い。質問したのにはぐらかされた側は、どうしていいのかわかりません。
だったらそんな話、最初からしなきゃいいのに。
ちなみに、男性はミステリアスな女性がとても好きです。
私のことを気に入ってくださっている男性の方々も、実は私の顔ではなく、雰囲気が好きなのです。
お酒の席になると必ず私の隣に来て、
「朝霧さん、雰囲気がいいんだよね…」
と、うっとり見惚れてくる方もいます。
ちなみに、こちらの還暦なのにモテモテのヨシノさんも、ミステリアスを絵に描いたような女性のひとり。
それなのに「モテるかどうかは別として」と冒頭でお伝えしたのは、男性はミステリアスな女性に本能で惹かれるものの、そこから先の行動にはなかなか移せないようなのです。
どうしても「高嶺の花」扱いしてしまい、口説いたり、誘ったりということができない。遠回しに好意を伝えるだけ。
だから、ミステリアスな女性にはファンは多いものの、浮いた話はほとんどないのです。
したがって、恋をしたい独身女性がミステリアスな雰囲気を身につけることは、あまり得策とはいえないかもしれませんね。
ただし、既婚女性の場合、軽々しく口説かれたり不倫に誘われたりという心配はないけれど、「高嶺の花」として大切に扱ってもらえますから、ミステリアスな女性になるメリットはそれなりにあるかもしません。