人身事故扱いにしないと言えたわけ 初公判で気づいたこと
[備忘録]交通事故16日目【口腔外科診察】2009-03-24 07:29:43
(2009.3.23当時の記録)
この日のメモをみると人身事故扱いにしないという圧力がかけられていたことがわかる。これだけの障害が残るような事故を起こしているのに。なぜ人身事故扱いにしないなどといった強硬姿勢でこれたのか。思い返してみても、加害者が公務員であったからである。公務員の身分は守られるべきであるといった公務員団体があった。今やそのサイトはなくなっているが、当時は印刷して保管していた。スーツケース3つ分の裁判資料をひっくりかえせば出てくるだろう。しかしもう開ける気持ちもわかない。
公務員不法行為・交通事故責任に関する書籍
相手が公務員と知ってから、犯罪と公務員の身分に関する書籍を探したがどれだけ探してもこの2冊しかヒットしなかった。
これらには、模範的な回答しかない。端的に言えば誠意ある謝罪をせよということだ。しかし、加害者側は真逆だ。一方的な過失割合を言い立て、まるで自分達のほうが被害者だと言わんばかりだった。権利を主張し義務を果たさない典型的な人間だ。
(言い立て/ 被害者7:加害者:3 → 判決/ 被害者1:加害者9)
公務員のかばい合いの構造
そのうえ、人身事故扱いにしないとはどういったことなのか。
初公判で、そのなぞが少し解ける。加害者は行政処分を受けていなかったのだ。警察は何をしているのか。これがまさに公務員のかばい合いの構造である。交通事故ジャーナリスト 柳原三佳さんがこの領域の取材をされている。どの書籍だったか記憶が定かでないため、はっきりさせたらまた紹介したい。
初公判で胸をはる加害者
加害者は行政処分を受けていないことを胸をはり得意げに言っていた。裁判官に、行政処分を受けなくても済む人間なのだというアピールをしていたようにも感じる。自分には後ろ盾があり、協力者がいる。だから温情を欠けて頂戴ねと言わんばかりだった。
警察の腐敗の片鱗「起訴できないからな」
警察も加害者の味方だった。初動捜査の警察官は私が父の代わり調書をとりに出向いた際、最後にこういった「起訴できないからな」
起訴できないと圧力をかける → 警察は物損事故で処理している → 故に行政処分もしない(減点にもなっていなかった)→ 人身事故隠蔽工作の出来上がり
それゆえに市職員互助会の団体扱保険代理店は、人身事故扱いに強硬姿勢強硬姿勢で言い立てることができたのだ。強烈で話にならないと加入損保の人間が言っていた。そこまで攻撃的に出てこられたのは。警察が人身事故扱いにせず物損で処理していたからだ。ここまでこの国は腐っているのか。あの頃は、こんなことがまかり通ってはいけないという気持ちのほうが強かったが、今はもう、腐敗しきっている国に何を求めたところで無駄だという気持ちしかない。所詮人間だ。
東京大学大学院教授 鈴木信弘氏が提唱する「今だけ、金だけ、自分だけ」の人間があふれていた。