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初めて同人誌を作ってオンイベで頒布した時の記録

はじめに

初めて勢いで同人誌作った。頑張った。
その時の情報や感覚を残しておくべくnoteを書きました。
(あと、大体こう言う衝動のままに行動した時のことは文章に残しておくと後から自分が読み返して面白いので)

経緯

同人イベント(オンライン)への初参加

2023/4/23、初めて同人イベント(オンライン)に参加、神サークル様の同人誌を手に入れると言う人生の実績を解除する。

その時、自分自身もサークル側として参加したのだが、本やグッズを作る代わりに二次創作ゲームを作って展示すると言う謎の行動に出た。↓

なお、上記記事では、以下のようなことを言っていた。

(?)

まぁお前このあと半年後、初同人誌作って頒布するけどな??
(ハードルは壊して進むもの)

制作のきっかけ

まぁそんな感じで、特に本を作りたい!欲求は特にないものの、思い立ったネタを昇華すべくTwitter(X)にたまーに拙い1-2p漫画はアップしており、ちょっと続きものっぽい漫画を2作上げた。
そして、ふと気付く。

「もう4ページ描いてるから、あと20p描けば1冊の本が出来上がるのでは?」

( ガ バ 計 算 )

と言うわけで、出来たら嬉しいね!くらいの気持ちで同人誌制作スタート。(7月)
次回イベントは10月末だったので、入稿とか考えたら9月末を目安にしたらええんちゃう?夏休みも挟むし、2ヶ月以上ある…しいけるやろ!(ガバ計算)と雑に目標を決めた。

最初に印刷所のこと調べてめっちゃテンション上げてた

制作

制作ツール(Clip Studio)

普段のお絵描き時にはClip Studioを使っていたのだが、実際1枚漫画描くのにめちゃ時間かかっていた。
コマ割りするたびにグループ増えるから管理わからんー!ってなるし、トーン貼りめんど…と心折れそうで、なんとかもうちょいスピードアップを図れないかと、Youtubeにいらっしゃる先生を頼ることに。

こちらの動画のおかげでめっちゃ効率上がりました。
魔王様…大感謝です…

そしてもちろん、Clip Studio Pro(年額)→EX(月額)にアップグレード。
1,2枚のweb漫画を描く分には全然Proでも申し分ないけれど、本を作るにはやっぱり複数ページ管理出来ないとあまりにも不便だよねってことで。

あと、3D製本プレビューたのしい!!全然出来てないけどプレビュー見ちゃう!(キャッキャ

なお、効率化に金は惜しまぬスタイルで行きたかったので、写植をPCで行うべく2デバイスプランにした。
※本作り終わった後は、1デバイスのProプランに戻した。

金!金は全てを解決してくれるッ!

印刷所選定

「同人誌 印刷所」で検索


多すぎ〜〜〜〜〜〜〜〜

なるほど全然わからん、と言うことで、
「少部数で、本文32ページの漫画を、大体一冊これくらいの値段で作れるところ」を基準に儲けて、良さげなところを選ぶことに。
通勤時間は各印刷所の価格表や評判や紙の種類との睨めっこで溶けていった。(自己啓発本は積読行き)

そして最終的に

オレンジ工房.com 様

を使うことに決定。
選定理由は以下の通り

  • 丁度早期割フェア(9/21〆)をやっていて、割引額により予算内に収まる

    • フェアにより、特殊紙表紙が無料で選べる

    • フェアにより、ノベルティ(切手シール)が無料で作れる(わりとこれが決め手)

  • 本文のコミック紙&マット印刷が良さそう

  • (1個からアクスタなど作れるので、今後何か作りたい時にも頼める)

がんばれ私

実は当初は別の印刷所様を使おうとしていたのが、イベントのプラットフォームが当初予定していたところから変更になった為イベント支援割がなくなり、更に金額表のページ数の見方を間違えていて普通に予算オーバーじゃん!(自業自得)ってなったため選び直しに。。

ちなみに「ノベルティが無料で作れる」によって、別途新規でカラーイラストを描き起こすことになったので、結果自分の首を絞めています!!!!(間に合ったのでOK)

何も考えてなかったけど送料は実質無料なので無問題

(送料忘れてたのは忘れることにした)

〜脱稿、そしてご対面〜

あとは隙間時間を見つけては原稿を描き…

「脱稿しました」、無事言えました。

いえええええええ〜〜〜ーーーい

そして、無事イベントで頒布する本が届きました。

うぉおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なお、オンイベだと、予約を受け付けて制作→頒布の流れもアリっぽい。
ただ、私はまず自分で現物見たい&発送はイベント後に一気にやりたいので先に用意する派かな。
実際それでやってみてテンション上がったので、今後もそのスタイルでいくと思う。

※そもそも自分の実力的に少部数しか発行しておらず、多少の売れ残りがあっても全然痛手はないと言う割り切りも込み。
※Webブラウザゲーム展示用にサーバをレンタルしてるので、赤字前提なところもあり、金勘定がガバである

余談だが、ノベルティ用の切手シール作るついでに、自サークルロゴ?シールも作っておいた。
梱包時に貼るといい感じ。楽しい!(こなみかん

それっぽい

BOOTH準備

通頒は例に漏れずBOOTHを使うことにした。
あんしんBOOTHパック(送料370円)がとても便利で安心。

2年くらい前、友人と「今ってオンラインイベントで匿名で同人誌買えるんだよ〜昔って雑誌に自宅住所書いてあったよね…今考えると危ないよね…」みたいな話をしてたので、自分が頒布側になったのなんだか感慨深い。なるほどこう言う仕組みかー。
なお、その友人と久々に連絡とったら、私と同時期に同人デビューして笑った。学生時代はお互い(オタクではあるけど)そんなタイプじゃなかったのにw
誰だって、同人女になれるッ!!

と言うことで、売上の振込先銀行設定など無事終え、後はイベント当日を迎えるのみ!!!

〜余談 : 手数料の話〜

BOOTHの手数料はこんな感じ。(2024年5月現在)

【「自宅から発送」商品】
(商品価格+送料)×5.6%+22円  ※小数点切り上げ

たとえば、あんしんBOOTHパックを使って300円/600円のものを販売した場合の手数料は以下になる

(300+370)×5.6%+22円 = 60円
 → 商品価格に対して、20%
(600+370)×5.6%+22円 = 77円
   → 商品価格に対して、13%

送料にも割合かかってしまうのと、固定分があるので商品価格が安ければ安いほど、手数料割合が高くて損した感じになりますね!

と言うことに全て終わってから気づいたので記録だけしておく。
価格設定の参考までに。
(なお、書いておきながら私は全く生かしていない)

頒布

イベント当日

0:00、オンイベ開始。
リアイベだったら自ブースでドキドキタイムかもしれない。
しかしブースにいる必要性はない!ので、神本を手に入れるべくチェック済みサークルを回り、買い物カゴに放り込んでは決済を済ませる!
(なお、BOOTHで決済しすぎて、お前不正利用されてないか?とカード会社からメールが来た。あの…..全部薄い本です……..)

己の決済完了メールがバシバシ届く中、BOOTH事務局から見慣れぬメールが…

!!!!!

ワァ……ァ……

(天を仰いだ)

初めてがオンイベで良かったかもしれない、、対面だったら多分泣いちゃう…
欲しいと思って頂けた事が本当に有難いです。

梱包〜発送作業

無事イベントが終わったので残すは梱包&発送作業のみ。

自宅から発送する経験がほとんどないので、梱包資材選びが難しかった…
色々調べた結果、A5の薄い本が入れば大丈夫、と言う事でマチなしの厚紙封筒をチョイス。(郵便受けにも入りやすいかな、と)

水濡れ防止にOPP袋も。


また、厚紙封筒だけでは若干心許なかった為、100均でA4サイズの厚紙を買い、半分にカットしてOPP袋の中に入れた。

続いて発送作業。
あんしんBOOTHパックで利用可能な発送方法は以下の3種類。

  • ヤマト営業所

  • コンビニ

  • PUDO

今回は初めての発送&一気にやってしまいたかったので、最寄りのヤマトさんに持ち込む事にした。
(端末の使い方など参考にした漫画はあるけど、まとめサイトに載ってて本家リンク切れてたので貼るのは控えます)
結果問題なく一気に発送出来たので、やっぱり予習って大事だな…と思った次第。

ちなみに、他の2つの発送方法も2冊目作った時に使ったので感想はまた別途。
ともあれ、10冊を超えるならヤマトさん一択だな〜と思ったり。

まとめ

と言うわけで、無事制作から頒布、発送までの一連の流れをやり遂げた。

なお、手数料送料梱包資材料等々の存在を忘れたガバガバ計算すぎて完売しても普通に赤字だった。ガハハ。
なお、私は3次元推しとの15秒の会話に1000円溶かす事に何も思わない女ゆえ、ダメージを一切負っておらず、反省もしていません。

そんなこんなで、まさかの齢30を過ぎてから同人誌頒布デビューをした女の奮闘記でした。

いやー大変だったけど、クリスタの機能とか、印刷所の事とか、紙の種類とか、個人販売プラットフォームのこととか、知らない世界を色々知れて良かったな。
満足満足。

すると思った????

→2冊目制作編に続くよ!!!


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