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これからの働き方で、人とのつながりを深めるための「儀式」

リモートワークでも、ハイブリッドでも、何か欠けているような感じがする、、それは「つながり」ではないでしょうか。

私たちには人との関わり合いが必要だし、仕事でもなおさら重要です。新型コロナの流行は、私たちを強制的に引き離しました。そして今、ワーカーはこれまで以上につながりや意味、目的を求めています。つながりを感じられなければ、私たちはやる気を失い、最終的には他所へ移ってしまう(転職)のです。

アメリカでは2022年4月、400万人の仕事を辞めたことを考えると、企業がまだ職場で重要な要素(=人との繋がり)を提供する方法を見つけられていないのは明らかです。経営者やマネージャーたちは、この問題を解決しながら、採用、入社、イノベーション、そして成果を出し続けなければならないプレッシャーの中にいます。考えただけで疲れそうな問題が山積みです。

そこで、チームを巻き込むための強力な方法。それが儀式(rituals)の導入だと考えます。

"Rituals at Work: Teams That Play Together Stay Together "では、グループの絆を深める活動を行うことで、「メンバーが自分の仕事を有意義だと判断する度合いが16%増加し、モチベーション、仕事の満足度、生産性が向上する」ことを発見しています。

自分の仕事に価値があると思える。いいことだと思いませんか? そこでまずは、あなたのチームが実際に何を求めているのか、そして何が価値あるものなのかを考えてみましょう。

そこで今回、エイクエントのInsideOut Designリーダーコミュニティのメンバーは、リモートチームをつなぐために役立つ「儀式」を作る方法についてブレストを行いました。

オンサイト(現場)での導入に最適なものもあれば、リモートでの関係を強化するのに適したものもあります。多くのリーダーたちは、包括的な企業文化を構築するために、対面とバーチャルの両方を組み合わせることを提案しています。

万能の解決策はありませんが、成功する儀式には、関連性(relevance)、意識(intention)、本性(authenticity)の3つの特徴がありました。ここでは、優秀なシニアリーダーたちの実例を紹介し、あなたのチームと模索するためのヒントを提供します。

仕事と関連性(relevance)のある儀式

楽しいけど仕事とはほとんど関係ないような儀式ではなく、実際の仕事と結びついた儀式を作り、スキルを高めることを考えます。

他己紹介(ミステリーゲスト)

あるリーダーは、自分のチームを社内の他の人に紹介(他己紹介)する社内イベントを主催しています。彼女はミステリーゲスト(カメラオフ、ミュート、名前非公開)を連れてきて、参加者たちは個人的な質問をし、ゲストがチャットで答え、彼らがその正体を当てるまで続けます。

フィードバック会

フィードバックは、年に一度の人事考課のためだけにあるべきものではなく、定期的に共有するための儀式です。あるリーダーはKudoboardを使い、別のリーダーはMiroボードに全員の名前を書いて、チームメンバーに5人選んで良いことを書いてもらい、そのコメントを自分の名前と結びつけています。

スキルアップ研修

テクノロジーは敵にも味方にもなり得ますが、自分のスキルを向上させるためにトレーニングを受ける時間がある人はほとんどいません。あるとても優秀なリーダーは、最も重要なツールの使い方のティップスを共有するためのオンラインコールを開催しています。Slackのチャンネルを使い楽しそうな告知文を考え、スタッフをイベントに引き込んでいます。

意識(intention)を高める儀式

儀式は、従業員の健康に対する企業のコミットメントを示す素晴らしい方法であり、口先だけのサービスではなく、従業員が自分らしさを発揮して仕事に取り組めるようにするものです。

メディテーション マンデー

あるリーダーは、週の始めにチームと一緒に簡単なメディテーション(瞑想)を行い、その週の調子を整えています。オンラインでチェックインした後は、カメラをオフにしてメディテーションタイムです。

ウェルネスタイム

別のリーダーは、定例のミーティングでウェルネスについて話す時間を確保しています。簡単な呼吸法をきっかけに、問題を克服するための個人的な経験や学びを共有し、人間的な方法で共通の土台を見出すことができました。

ブランドバリューでつながる

あなたのチームメンバーが、その会社を選んだのには理由があるはずです。その価値観を使って、生活を豊かにするための儀式を作ることで、コアバリューを生かす方法を見つけてください。例えば、アウトドア関連企業では、社員に冒険する時間を与えています。もし、あなたのブランドが自由を奨励するなら、チームの自由も同様に重要であることを示しましょう。

本性(authenticity)を活かした儀式

すべての儀式は本物でなければならない。そうでなければ、あなたのチームメンバーには伝わってしまうでしょう。メンバーの趣味を生かすことで、ユニークな体験ができ、スタッフの絆が深まります。

Cool Questions

会議のキックオフやクロージングで、個人の好みを明らかにするような面白い質問をすることで、既存のミーティングをより強化できます。「子供の頃、何を集めていましたか」「子供の頃、欲しくて手に入らなかったおもちゃは何ですか」などは、定番で人気のある質問です。

シンプルなアクティビティ

体を動かすことは、あなたのグループの心に響くでしょうか?それを利用しましょう。あるリーダーは腕立て伏せのチャレンジを主催し、別のチームは3分間のプランクを実施しました。
料理好きな人がいたら、先週作った料理の写真をシェアしてもらいましょう。オフラインでは、ある食品(ポテトチップスなど)の4種類の味を持参し、ブラインドで味見をして識別する「味覚テストの火曜日」を考えてみましょう。

定着する儀式を作るには、チームからアイデアを引き出し、それを実現するための時間と予算を与えることです。そして、何を選ぶにしても、その背景にある「なぜ」を必ず説明することが、チームの儀式をより意味あるものとするための強力な方法です。

重要なのは、儀式は一貫性を生み出し、絶え間ない変化の中で、それを拠り所とすることができることです。私たち人間が孤独を感じ、より深いつながりを求めるようになった今、儀式によって共有の体験や思い出を作ることができます。儀式を活用してスタッフを団結させるか、あるいはスタッフを入れ替える準備をするのか、どちらを選びますか?

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