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職務経歴書を見直す際に知っておくべき9つのヒント

履歴書や職務経歴書の情報が古いまま放置されていませんか? あるいは、求人に応募してもなかなか返事をもらえない、という経験はありませんか?

私はイギリスとオーストラリアで8年間リクルーターとして働く中で、多くの書類を見てきました。その中で、「人事部へ」という一般的なカバーレターを添えて、長々とした職務経歴書を送ってくる優秀な候補者が何人いるかは、数え切れないほどです。これが、夢の仕事の面接を受けられるかどうかの分かれ目になるかもしれません。

職務経歴書を見直す際のヒントを紹介

1. 「職務経歴書」というタイトルは避ける

私が嫌いなのは、一番上に「Curriculum Vitae 職務経歴書」と書かれていることです。ラテン語の教師を目指しているのでなければ、意味がないと思います。CVやResumeという文字も必要ない、あなたの名前だけでいいのです。

2. カバーレターは必要ない。使用したい場合は必ずこれ

カバーレターは時代遅れになったと思っていますが、それは私だけではありません。こちらは LinkedIn コミュニティで行ったアンケートです。

採用担当者へ、まだ応募者からカバーレターが欲しいですか?

一般的なテンプレート化されたカバーレターでは、評判の良い組織で長期的なキャリアをスタートさせることはできません。

こんなカバーレターは必要ない

リクルーター(転職エージェント)はあなたのスキルをよく理解しているはずですし、採用企業の担当者と関係を築いているため、あなたがその職務に最適な理由を伝えて推薦することができます。企業に直接応募する場合は、その職務に合わせた簡潔で成果を重視した職務経歴書を作成することで、採用担当者にあなたがビジネスに貢献できる価値を示すことができます。

カバーレターを使い続けたいと強く思っている場合は、それぞれのカバーレターをその特定の仕事に合わせて作成し、スペルと文法を再確認することが重要です。(転職エージェントである)エイクエントにレジュメを送ってもらう際、(応募企業先でなく)エイクエントで働くことがいかに楽しみか、あるいはまったく別の仕事について言及したカバーレターをよく見かけます。これは細部への配慮が欠けていることを示すだけで、採用担当者を躊躇させるに十分でしょう。

3. 簡潔に。情報過多に注意

"この候補者は良さそうだけど、生年月日と正確な自宅住所が分かれば!"と思うことがあります🙃 住んでいる街やエリアまでの記載で十分で、誰も募集するときに理想の年齢層を念頭に置くべきではありません。

最近、子供が何人いるのかを記載した書類を見たことがありますが、それは必要な情報ではありません。直接関連する情報のみに留めるようにしてください。

4. LinkedIn プロフィールはありますか?

今では採用側が候補者のLinkedInプロフィールを見ることが増えてきました。持っていない場合は、プロフィールの作成がステップ1です。

LinkedInでプロフィールを作成したら、これを職務経歴書の内容とリンクさせ、整合させることで、応募先から連絡がある可能性が高くなります。採用者はLinkedInを見ているので、自分のスキルをアピールしたい内容のプロフィールに更新し、ステータスを"open to work(求職中)"に設定すれば、多くの人の目にとまるでしょう。

5. フォーマットは重要

採用担当者に読み続けてもらえるかどうかの判断に費やすのはわずか 7 秒だという研究結果が本当であれば、書類の形式を明確にすることが重要です。

最近、ビザの延長のために履歴書を更新する必要がありました(マネージャーへ。私が履歴書を書いている理由はそれだけですよ)。Canvaには編集しやすい無料の優れた履歴書テンプレートがいくつかあるため、Canvaを使用しました。トップページは、簡潔な紹介文を設け、これがフックとして機能し、担当者に読み続けられやすくするよう工夫できます。唯一残念なのは、Linkedinプロフィールをハイパーリンクとして表示させることができませんでした。

私の経験則では、過去5年間の経験を中心に、2~3ページで構成します。時系列に並べ、情報量はスライド式にする必要があります。個人的には、フリーランサーやクリエイティブな仕事をしていて、それを裏付けるウェブサイトやフォリオがある場合を除き、1ページでまとめるのはあまり好きではありません。私の同僚のKate Verran は、ポートフォリオとUX ケーススタディの構築に関するヒントをさらに書いたブログを書いています。(英語のみ)

6. 自分らしいトーンにカスタマイズ

適切なカルチャーフィットを見つけることは、あなたにとっても採用担当者にとっても重要です。

提出書類は、もう超フォーマルである必要はありません。自分の個性を表現することは、他の人より目立つための良い方法です。これは、仕事以外での情熱をリストアップするのと同じくらい簡単なことです。数カ月前、あるエージェントがクライアントに求職者(Ben)の職務経歴書を送ったところ、こんな返事が返ってきました:

豊富な経験とユーモアのセンスがありますね!! ここが好き:「100%犬派」

もちろん、適切なスキルセットは必要ですが、採用担当者に「仲良くなれるかもしれない」というサインになり、面接を受けるチャンスが増えます。さらに、初対面で親密な関係を築き、打ち解けるには最適な方法です。

7. 成果と成果物に焦点を当てる

自分の役割の責任において、成果や成果物に焦点を当て、できる限り多くの指標(例:$, %)を使用する必要があります。例えば、プロジェクトによる現金の節約額、効率性の向上、CTR、コンバージョン数などです。プロジェクトやキャンペーンの結果は、あなたが新しいビジネスに付加できる価値を即座に示します。また、管理した予算の金額など、詳細な情報を加えることで、より際立ったものになります。

Google のXYZ 式(Accomplished [X] as measured by [Y], by doing [Z])を利用して職務内容を構成し、必ず箇条書きにしましょう。求人票をコピー&ペーストしたような長文では、コミュニケーション能力が低いという印象を与えてしまうことがあります。私は過去に、職務経歴書の長さによって採用担当者が面接を見送ったという事例があります。

8. SEO を有効に活用する

私は現在マーケティング業界の採用活動を行っていますが、役職は常に変化しており、テクノロジーも常に進化しているようです。このため、キーワードを使用して履歴書・職務経歴書を最適化することが重要になります。SEOの観点からだけでなく、採用担当者にあなたの能力に対する信頼を与えるためです。キーワードを使用して最適化すると、より目立つようになります。

企業に直接応募する場合、大企業はソフトウェア (ATS) を使用して候補者を絞り込むことがあります。個人的には、これはひどい採用方法だと思います。自動化されたビデオスクリーニング面接が出現しているようですが、それと同じくらいひどい方法だと思います。ラポール(信頼関係)を築くための素晴らしい方法だと?それは違う!

とにかく…オンラインで応募しない場合でも、最適化された書類があれば、採用担当者が、キーワード検索で候補者を絞り出すのに役立ちます。ここでは、 CV の最適化について詳しく説明しています。

9. リファレンスを含める必要はあるか?

私の同僚であるRosie McAlisterが、最近LinkedInで応募書類へのリファレンス事項についてアンケートを取りました。これはおそらく私の個人的な好みにすぎませんが、今時、応募書類にリファレンスの詳細を書く必要はないと思います。候補者と話す前に誰が推薦者に連絡するでしょうか? また、"references upon request (リクエストがあれば推薦者を紹介できます)"という言葉も、少し古臭く感じられます。誰がそんなことを言うのでしょうか?

これらのヒントのいくつかがお役に立てれば幸いです。履歴書・職務経歴書を更新しようと思っている方、転職を考えている方、いつでもお声がけください!

著者について

Jimmy Sutton

Jimmy Sutton は、フリーランス、正社員、契約の役割にわたるデジタル マーケティング、コンテンツ、分析を専門としています。彼はイギリスとオーストラリアで 6 年以上の採用経験を持っています。彼は常に人間関係主導の採用を信じており、市場についての理解を継続的に向上させるよう努めています。暇なときは、サイクリストとして交通整理をしたり、ゴルフコースをハシゴしたりすることもある。LinkedInのプロフィール

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