3つの軸で見る仕事:給与、フレキシビリティ(柔軟さ)、プロジェクト(中身)
新しい仕事を探すときや、これからの働き方について考える時に大事になってくるポイントの3つ、「給与」、「フレキシビリティ(柔軟さ)」、「プロジェクト(仕事の中身)」。
給与・福利厚生は会社の方針によりますが、マネージャーやチームメンバー、採用担当者も、フレキシビリティやプロジェクトの要素に大きく関わっています。この2つの要素は、ポジティブな職場、キャリア、そしてチーム文化を育む上で、私たちの健康に大きな影響を与えます💪
何が重要で、何は譲れる要素なのかは、人それぞれ。あなたにとっての「良い会社・考え方」は、他人と同じである必要はありません!
給与
自分が求めている給与範囲、そして現在の転職市場を知る
求人票に載っている給与がすごく魅力的でも、その裏にある「責任」もそれだけ大きいものです。自分のできること、やりたいこと、そして市場(や働く先の企業)での自分の価値を正しく知りましょう。
そのためには、すべての企業が給与データを公開しているわけではありませんが、私たちエイクエントのようなキャリアカウンセラーに相談したり😉、また給与ガイドもぜひチェックしてみてください👈
また収入面を検討する際には、基本給以外の部分にも目を向けます。企業によっては、収入を上げるだけでなく、仕事以外の人生をより充実させてくれる制度やボーナスを用意しているところもあります:
休暇制度:勤務年数などによる追加有給、unlimited leave(無限有給休暇)、買い取り休暇などの年次休暇に関連するもの、あるいは、育産休などの特別休暇に関連するもの
特典:サインオンボーナス、ホームオフィス設立費用、海外旅行保険、健康保険、育児補助金、株式オプションなど
ウェルビーイングや学びへの投資:職務に特化した教育やスキルアップにつながる場合もあれば、ジムの会員権、メンタルヘルスサービス、語学講座や趣味教室への参加など
働く場所の自由:国内・海外含む拠点の選択制、ファミリーデーなど
フレキシビリティ(柔軟さ)
自分にとっての意味、それが必要な理由、バランスを探る
フレキシビリティとはなんでしょうか?
企業にとって、フレキシビリティの捉え方・制度はさまざまあります。自分にとって絶対必要な要素は何か、あったら良いな程度なのか、あらかじめ知っておくと、後々後悔したり、必要ないことで悩んだりせずに済みます。
フレキシビリティ例:
ワーク・ライフ・バランス:育児、介護、ペットなど、他の仕事との両立
メンタルヘルス、アクセシビリティ、インクルーシビティ:多様なスタッフが活躍できるような選択肢を増やすこと、コロナ感染症などによる不安を考慮し働きやすい環境を用意すること、インクルーシブなオフィス空間を設定すること
都市生活/地方への移動:生活費、都心からの移転・移住、移動時間・コスト
物理的な場所:オフィス環境の見直し、どこでも働けるミニマムな環境づくり
時間・日数: フルタイム、パートタイム、フレックスタイム、業務委託、ジョブシェアリング
採用企業にとっては、「自分が何を与えられるか、相手が何を得られるか」を明確に設定することが重要です。
どれを優先するか、バランスを取るのは難しいかもしれませんが、チームや社員一人ひとりが納得できるように「なぜ」という価値観が明確にされていることも重要です。また、組織全体が将来のワークスタイルに重きを置いているでしょうか?
参考までに、Aquentチームのマネージャーたちは、よくこんなバランスについて話しています:
会社の目標
メンバーの住みたい街とオフィスへのアクセス
リモートワークを深く意識した、メンバー間のつながりとコラボレーション
チームカルチャー、オフィスの雰囲気、仲間意識
アジャイルな作業方法とプロジェクトのスピード、燃え尽き症候群を避けるためのチームのペース
机が並んだオフィススペースでの、チームコラボレーションの限界
プロジェクト(仕事の中身)
・あなたに課せられた仕事の内容は何?
・どんな成果(サービス・商品)が求められている?
・あなた自身がここで学べること、成長できることは?
私たちが専門とするデジタルとデザインの分野では、基本給とフレキシビリティの要素を満たした後、最終的にはあなたが取り組むプロジェクトと、一緒に働く人々によって左右されることになります。
採用企業にとっては、プロジェクト(仕事内容や成果を求めているのか)とチームに対する情報がリクルーターと人事チームに伝わっていることが大切です。
プロジェクトやメンバーの成功を祝うことは、あなたの会社やチームのブランディング、そして外から見た魅力を高めるだけでなく、チームの努力に対する社内の評価・価値も上がり、より前向きなチーム文化を醸成することにもつながります。
転職をしている(考えている)場合、マネージャーや採用担当が本気で影響を与えることができる以下の領域についても、読み解いていきましょう:
メンバーが明確なキャリアパスを持ち、キャリアステージに合わせたプロジェクトに時間をかけて取り組んでいるか
イノベーションが育つための、心理的に安心できる文化が推進されているか
チームでナレッジシェアに取り組む時間を確保しているか
あらゆるレベルの指導と支援があり、継続的に学習する文化があるか
以上3つについて、全部揃った仕事ができている、または見つかればもちろん素晴らしいですが、何が今の自分にとって優先なのでしょうか?
本当にやりたいプロジェクトに取り組める環境だけど、収入のために他のプロジェクトも並行して稼ぐ必要があったり、逆に稼げるけどプロジェクトが本望ではなかったり、柔軟性が低い環境だったり。
理想の給与やプロジェクトを考えるだけでなく、フレキシビリティの面もよく検討して、自分にとっての優先事項と妥協点を知ることで、今の仕事や転職での満足度を客観視できたり、また企業と条件面での交渉をする際には自分の指標として役立ててください。
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