015. 学生との共創:竹のパヴィリオン(千葉 2003年)
スペインからの帰国後、公募に沿って3年間明治大学理工学部建築学科の教諭となった。
当時私のクライアントが敷地内に竹製品のパヴィリオンを作りたいとの申し出を受けて、受講してくれた学生達と課外活動で「竹のパヴィリオン」の設計案を作った。
竹林を想起させる「ランダム」な柱の配置は、構造的に建物を安定させる。
この柱を利用して、竹炭をはじめとする**農園の商品を展示する竹縄棚をまるでパッチワークのように内部で展開する仕様とする。
予算が限られていたため、結局は実現できなかったのだが、もう少し内容をつめて完成していれば、かなり意欲的なモデルになっていた。
当時一緒に作ってくれた学生達も既に中堅世代。それぞれに素敵な人生を歩んでおられることを祈念している。