008. 京都大学ラグビークラブハウス 1/3 (宇治 京都 2012)
1. プロローグ
2012年9月1日、京都大学ラグビー部創部90周年記念式典と共に同志社大学定期戦でのアフターマッチ ファンクションがクラブハウスの杮落しとして行われた。それから既に11年が経つが、クラブハウスが現役クラブ会員によって、アフターマッチファンクション、練習中のビデオ分析、練習後の選手の食事、またOB会員の更衣室等として十全に使用されており、部員による清掃活動も適切に行われ、丁寧に使っていただいていることは、設計に携わったものとして嬉しい限りである。
奥村氏(読売新聞記者、京都大学ラグビー部OB)が、纏められた報告の抜粋は以下の通りです。
「90周年記念行事は、午前11時キックオフのOB戦で幕を開けた。 美しく整備された天然芝のグラウンド。敵は、セカンドジャージの同志社。元日本代表クラスの名前もちらほらある。OB戦としては、これ以上ない晴れ舞台だ。、、(中略)、、試合後は新築されたクラブハウス前で、缶ビール片手にアフターマッチファンクション。高校や社会人で一緒にプレーしたという仲間も多い。和やかな雰囲気がラグビーの楽しさを改めて教えてくれる。同志社OBが「かっこいいクラブハウスや」としきりに羨ましがっていた。
本稿は以下の構成で2日に分けて投稿する予定です。
2. 経緯
3. ヒアリング
4. コンセプト
5. 対話
6. 実施へ
なお、本稿は2020年に寄稿した「京都大学ラグビー100年史」を加筆・修正したものです。日本のラグビー界だけではなく、実業界のレジェンド等も興味深い記事を機構されているので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください。https://www.kiurfc100.com/100contents