アーティストとお客様とファンの距離感

あけましておめでとうございます!
気づけば前回の記事から軽く3ヶ月以上経っておりました。
書きたいことがたくさんあるのに、なんとなく気忙しくゆっくり書く暇が作れませんでした。
時間は作らないとできないことは充分にわかっていてもなかなか難しいもんですね。
改めて今年も宜しくお願いいたします。

さてさて、前回までは集客に関して書いておりましたが、つまり正解はないよと、地道に活動を続け自分なりに模索していく、もはやそれを楽しめるくらいになればいいなと思います。

さて、今回の内容ですが、最近アーティストを見てて気になることがあります。
それはお客様との距離感です。
お客様にも様々な方がいますが、中には「お友達」だったり「家族」だったり、全くの「他人」からお客様になってくれる方もいます。
中にはそこから熱狂的なファンになってくれる方もいます。
そもそも「ファン」とは何か。

日本語でいうと「ご贔屓さん」です。
お客様の中でも特にご贔屓にしてくれるお方。
アーティスト活動やアイドル活動を見ていると、毎回ライブに必ず来てくれる方、必ずグッズなど買ってくださるお方、遠方なのに差し入れやプレゼントを送ってくださるお方がいます。

すごくすごくありがたい存在なのですが、たまに「距離感」がおかしいんじゃないか、と感じることがあります。
例えば、「お客様」なのに「友達」のようになってしまっているような感覚。
それがいけないということではないんですが、
人によっては「行き過ぎてしまう」ことがあります。
例えば家まで送ってもらったり、荷物を持ってもらったり、まるでお客様をスタッフかなにかと勘違いしているようなことがしばしばあります。

お客様はアーティストとお客様一人一人の関係を知りません。
そのお客様が友達だろうがなんだろうが、そんなことを知る由もないのです。

言葉で伝えるのはすごく難しいのですが、アーティストとしてその場にいる以上はアーティストとしての立場や振る舞いを考えて動いて欲しいのです。

なぜそうなっているかと言うと、アーティストとお客様のリスペクト関係が無くなっているからです。
「わざわざお金と時間を作ってライブに来てくださっている」
「楽しい時間を過ごさせてもらっている」という双方の関係が成り立って活動は継続しているのです。
ファンを「育てる」のもアーティストの仕事です。お客様とファンを分けて考える必要があります。
そこでファンクラブを作ったり、ある意味区別を大前提とした「住み分け」が必要なわけです。

まだまだ集客が難しいアーティストもたくさんいますが、いずれそんな悩みを持つくらいお客様が増えれば嬉しいし、今の時点だからこそ先に考えておいてほしいと思います。

これを読んでくれている方にアーティスト以外の方がいたとしたら、わかっていてほしいことがあります。
「応援」の形は様々ですが、くれぐれも「やり過ぎ」には気をつけてください。
アーティストはすごく弱い立場にいることを理解していただき、楽しく彼らが活動できるような応援をしていただきたいと思います。
よしなに。

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