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【劇的効果】ヒドラを塩浴で駆除しました!

こんにちは(o´▽`)ノ 水槽を見たら、いつの間にかヒドラがうようよしていました。原因は、ビオトープで飼育したシュリンプを入れたためだと思います。1匹ごと洗って入れるのが面倒で、網ですくって直接入れたのがまずかったのだと思います。

折角の機会なので、塩浴で退治してみました。また、水槽内の熱帯魚やシュリンプの影響も見てみました。


ヒドラとは


上の写真がヒドラです。長い触手は毒がありミジンコなどを麻痺させて捕食します。分裂したり、出芽したり、有性生殖したり、切り刻むとそれぞれがヒドラになって出てくるという驚異の能力を持ちます。生まれたばかりの稚魚なども影響でそうですね。 普段は浅い池の水草などに住んでいるようです。カエルが水浴びするような外部との接点があるビオトープにもおそらくいるんじゃないかと思います。

一般的な退治方法

一般的な退治は、プラナリアZEROやスネールバクターが第一選択だと思います。プラナリアゼロは、シュリンプや水草に影響を与えずにプラナリア、スネール、ヒドラ、エビヤドリツノムシ等を駆除できます。

0.5%塩浴  実際場面

よく使われる塩浴濃度で試してみました。 今回蔓延した水槽は、60サイズレギュラーです。水量は凡そ65Lです。 塩の量は、65×1000×0.005=325gです。325gって思った以上にあります。


水を入れて上澄みを水槽に注いでいきます。

5~6回に分けて入れました。本来ならもう少し丁寧に時間をかけてやるべきだと思います、、、。


結果

同じヒドラを経過観察しました。

塩浴する前

触手を伸ばして元気いっぱいです。


塩浴直後

塩浴直後からすでに触手がしぼんでいます。

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12時間後


次の日の朝見てみましたがすでに姿を消しています。

24時間後

24時間後にはどこにもヒドラは確認できませんでした。念のため48時間塩浴し終了しました。その後ヒドラの発生はありません。

生体への影響は?


熱帯魚の影響

今回の水槽には、オトシンネグロが入っていました。0.5%ぐらいだったらむしろ過ごしやすい環境と思われます。 塩浴の効果 生体の浸透圧の関係です。熱帯魚の塩分濃度は、0.9%です。そのため、生体内に水がどんどん流入してきます。(水は濃度が薄いほうから濃いほうに流れる仕組みがある) この生体内に流入してくるを防ぐためにエネルギーを使用して排出(尿)しています。水槽内の、塩分濃度が多少高いと魚が楽になるという訳です。 参考リンクは勉強になるのでご一読いただいても損にはならないと思います。 参考:塩水浴について(キョーリン山崎研究所)

シュリンプへの影響

今回シュリンプの影響がありました。何匹が落ちていました。

しかし、ビックフィッシュハウスに入れていたシュリンプ(7匹)は小さい稚エビも含め1匹も落ちていません!


恐らくですが、直接流し込んだ時の濃い濃度の塩水が直接当たらなかったのではないかと考えています。

そのため、丁寧に少しずつ塩(塩水)を加えていけばシュリンプのへの影響も最小限にとどめることが出来ると思います。網目の細かい袋に入れて少しずつ溶かしていくのもいいかもしれませんね。反省いたしました。 ≫【第二の水槽】AZOOビッグフィッシュハウスについて、良い点・注意点等まとめました!

水草への影響は?


基本的に塩浴に水草はNGとされています。私自身も水草を取り出しています。今回の水槽には水草はもともと入っていません。 取り出した方が無難と思われます。ただし、水草にもヒドラはくっついていますので別途駆除する必要があります。

≫【炭酸水を利用】水草についているスネール・プラナリアの簡単な落とし方と注意点をまとめました!

まとめ

ヒドラはスポイトなどで直接取り去ることも出来ますが全部取るのは難しいです。見えないところに残っていて気づいたら蔓延している事が多く、徒労に終わってしまいます。 今回は、0.5%の塩浴でヒドラを退治することができ塩浴の効果が実感出来ました。0.1~0.4%でもヒドラが駆除できるか実験してみたいですね! もし、水草がない水槽でしたら塩浴も手軽で良いかもしれません。 もし水草が入っているなら、①プラナリアZEROか、②水槽→塩浴・水草→炭酸水で落とすのがいいんじゃないかなと思います。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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