柳に枝折なきが如し
神を敬ひ、国を愛し、身を修む。
此みくじの人は心優しく正直にして僑らずへつらはず人に対し相和親ずるの性質あり、されば親族朋友を始め世の人に尊敬を受け家運繁昌すべし
第十番 吉 飛騨一ノ宮水無神社
二週間に及んだ旅の締めくくりとして立ち寄った。人気のない朝にふさわしい澄んだ空気が心地よい。
柳はいち早く春を告げる木でもあるという。世の風に吹かれながらも枝折れることなく(おおげさか)夏の嵐や強い日差しの中旅してきた。
いつの日か笑話になっているだろう、この16日間の”他との違い”は、本来なんてことはない誰にとっても極普通の日常だ。
この後訪れる御神体は、この国の背骨に当たる分水嶺。
一方は太平洋、もう一方は日本海
柳に枝折なきが如し、神を敬い、国を愛し、身を修む。
どちらの大海原に流れようとも
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?