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Pentax SMC PENTAX 24mm F/2.8

特に分解が難しいレンズではありませんが、枚数が多いです。
また、バルサム切れしていることが多くクモリに注意です。

◆前玉分解

銘板回して外します。

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銘板下のネジ3本を外してフィルター枠を外します。

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前玉一枚目の押え環とレンズを外します。

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その下の一番外周部分の切込みをカニ目で回します。

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ユニットで抜けて絞り羽根まで届きます。
前玉は後で更に分解します。

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◆後玉分解

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直接ゴムオープナーで回せば外れます。周りのカバーを取る必要はありません。

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後玉を、前後から分解します。

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続いて前玉も分解していきます。
これまた前後から分解します。

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前から一枚、後ろから二枚レンズを外します。
真ん中に残るレンズも外せますが、つけたままで清掃可能なので外しません。レンズは規則性を持って並べて下さい。
下の画像ですと、外した順番に矢印方向に並べています。
また、上下(レンズの表裏)は外したときの向きで置いています。左側2つは上がレンズの正面方向ですが、右側は上が後方向(絞り羽根側)となっています。
注意しておかないと、表裏がわからなくなりもとに戻すのに一苦労します。

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清掃はしましたが、中玉にバルサム切れのためクモっています。
キノコ型(大きさの違うレンズ)の合わせレンズで、修復は難しいのでそのまま組戻します。

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分解方法は以上です。
24mm F2.8や35mm F/2は、レンズ枚数が多く表裏逆でも組み上がってしまうので、分解中のレンズの置き方には注意が必要です。

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