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リーダーの為の「提案と要望」スキル

さて。あっという間の1週間。今日は県外に来てます。久々に何も予定の入れていない日曜日。午前中はカフェで仕事と読書。贅沢な時間。
午後から移動して秋田の山の中の温泉でゆっくり過ごそうと思います。
(結局このnoteは温泉着いてから手直ししてアップは夕方になってしまいました)

明日は推しのバンドのLive参戦。秋田です。こちらの会場は2回目かな。
この秋ツアーのMy初日。今から楽しみであります^^
ではではいつものようにこちらのnoteの更新。
今日はリーダーの人に必要とされる「提案」と「要望」のスキルについて少し書いてみたいと思います!


リーダーが「提案」と「要望」を学ぶといい理由

リーダーとしてチームメンバーをサポートする上で、提案と要望のスキルはとても大切です。これらが上手にできると、メンバー自身が仕事に対しての自信とモチベーションがぐんと上がり、仕事の成果もアップするはずです。
ところが、「こうしてほしい」と伝えたつもりが相手には「命令」に聞こえたり、逆に「何をどうしたらいいのか分からない…」と困らせてしまうこともあります。
私の場合はコーチングスキルを学ぶ前までは、ほとんど「提案」もすることはなく、ほぼ「命令」でしたね。自分もそのように育てられてきたので。。
逆にコーチングを学び始めのころは、メンバーとの関わりの中でティーチング要素を異常に排除しようとする意識が、曖昧な言葉となってメンバーに伝わり、どうしたらいいか分からないという状況にもなっていたのかなと。

今回の記事では、部下と良い関係を築き、チーム全体(つまりは一人一人が)よりレベルアップしていく為の、「提案」と「要望」の伝え方についてお伝え出来ればと覆います。
このスキルを活かして、日々のコミュニケーションがより効果的で気持ちのいいものになるはずです。
私としては「いい理由」どころか、「提案」と「要望」のスキルがなければメンバーをしっかり育成していくことは難しいと思っています。

 


提案するスキル:新たな視点を提供する

コーチングの場面では、提案は相手の視点を広げるために使います。例えば、仕事の進め方に悩んでいるメンバーが「どうしたら効率よく仕事をこなせるでしょうか?」と相談してきた場合を考えてみましょう。
このとき、すぐに「こうしたらいいよ」と答えるのではなく、「自分ならどうすると思う?」と問いかけ、相手が考える時間を持たせることが重要です。こうして、相手が自ら考える段階を経た上て、もし必要であれば「こんな方法もあるかもしれませんが、試してみたいですか?」と提案するのが理想的な流れです。

このように、提案のタイミングは「相手が考えた結果、新たな視点が必要だと感じたとき」に絞ることで、相手が「自分で決めた」という意識を持ちやすくなります。
私は以前はこれが本当にできなくて悩みました。(あ、今も出来ていないカモ。実はとても難しい)
相手が考えている途中で答えに繋がることをどうしても口にしてしまうという・・。誰かに「マテ!」と言ってもらわないといけないくらい以前は待てませんでした。。。笑

次に、提案を効果的に伝えるには、次のようなポイントを押さえておく必要があります^^

  • 選択肢を持たせる:提案は、相手が選ぶ自由があるものです。例えば、「こうしてみては?」と伝える際、「この方法を使ってもいいし、別の方法を試してもいいですよ」と選択肢を与えると、相手は自由に考えることができ、行動への意欲も高まるんですよね。

  • 許可を取る:たとえば「ひとつ提案してもいいですか?」と許可を得ると、相手は「聞く準備」が整います。急なアドバイスは時に押しつけがましく感じられることがあるため、こうしたひと言が効果的です。

  • 具体例を使う:「以前、同じような状況でAさんがこんな方法を使って成功しました。試してみる価値はあるかもしれませんが、どう思いますか?」と伝えると、相手にその状況がイメージしやすくなり、行動に移しやすくなります。これは結構使いますね。とても大事だと思っています。


そして、、、提案にはリスクもあります。例えば、コーチや上司のアイディアが有効でも、それを受け取る相手が「自分で考えたわけではない」と感じると、行動に移す意欲が低下する場合があります。さらに、提案を頻繁にしすぎると、相手が「コーチに頼ればいい」と依存的になるリスクもあるため、あくまで相手の自発性を大切にすることが大切です。その為の具体的な仕掛けを考えながら丁寧にする、ここに悩んでいくのもまたスキルのアップにつながると思っています。


要望するスキル:協力をお願いし、可能性を引き出す

要望とは「相手に協力をお願いすること」です。例えば、新しいプロジェクトを担当するメンバーがいる場合、「今度のプロジェクトで、期日を短縮して仕上げてもらえますか?」と要望することで、相手はその挑戦を通じて自分の可能性を広げるチャンスを得ることができます。
ここで重要なのは、要望は「命令」ではなく「協力のお願い」であることです。繰り返します。こことても重要。。。


そして、要望を効果的に伝えるには、以下のようなポイントがあります。

  • 具体的で短く:回りくどい表現ではなく、率直に伝えることで相手に意図が伝わりやすくなります。たとえば、「このプロジェクトを来週までに仕上げてほしい」とシンプルに伝えることで、相手は何を求められているかを明確に理解できます。

  • 期待感を込めて伝える:要望は、相手の成長を期待しているからこそ行うものです。「あなたはこのチームを将来引っ張る存在だから、メンバーの意見を聞いてみてほしい」と期待を伝えると、相手も積極的に行動しようとします。

  • アクノレッジメント(承認)と組み合わせる:要望を伝える際、相手の成果や努力を認める言葉を添えると、受け入れやすくなります。例えば、「丁寧な仕事ぶりは素晴らしいので、ぜひスピードも意識してみてください」といった具合に、できている部分を承認しつつ、改善点を伝えます。


一方で、要望にはリスクも伴います。特に相手が要望を拒否した場合、関係がぎくしゃくすることもありますが、「拒否されることは当たり前」と考えるくらいでちょうどよいかもしれません。
要望を伝える際には、「この方法を試してもらえたら嬉しいが、他の方法でも大丈夫」と柔軟な姿勢を示し、要望があくまで「選択肢の一つ」であることを相手に伝えることが大切です。


「提案」と「要望」は、コーチングにおける基本的なコミュニケーションスキルであり、相手の成長をサポートする強力な手段です。相手が主体的に考え、行動する意欲を引き出すために、効果的な提案や要望を使ってみてください。



提案と要望を活用して、チームの力を最大限に引き出そう! 

「提案」と「要望」のスキルを上手に使うことで、部下のやる気を引き出し、チーム全体の成果も大きくアップします。
日常のコミュニケーションでこれらのポイントを少し意識するだけで、部下との信頼関係が深まり、チームも成長していきます。
これは理屈ではなく、実践あるのみです。
それと、こうしたスキルを使う時はリアルな対面での口頭のコミュニケーションだけではなく、様々なツールを使うこともお勧めします。
チャットやメールなどでも細かく丁寧に双方向のコミュニケーションを取っていく中でさりげなくこの2つのスキルに挑戦することで思わぬ大きな効果が発揮されることもありますよ。
これまで私が育成に関わったリーダーの方で、この「提案」と「要望」に絞って自身の能力開発に取り組んだ方がありました。
細かくどのように言動に表していったのか、かなり細かいところまで定期的にコミュニケーションを取ってそれこそコーチングしていました。
提案、要望、この2つだけでその方のリーダーシップは大きく成長し、担当するチームも生まれ変わりました。半年で。

あなたも今日からさっそく行動に移してみませんか?!
具体的な手法について聞きたい方がいらしたら遠慮なくご連絡下さいませ☆


以上です!!


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