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「なんのために働いてるんだろう?」“仕事ができる人” ほど損をする職場の現実
仕事をしていると、「なんでこんなことをしなくちゃいけないんだろう」と、ふと立ち止まってしまう瞬間がある。
特に、職場の人間関係や理不尽な業務負担に悩んでいると、自分の時間がどんどん削られているような感覚になることがある。
もちろん、「仕事が嫌いだ」とストレートに言う人は少ない。でも、「自分の時間が無駄になっている」と感じることは、多くの人に共通する感情ではないだろうか。
たとえば、こんな経験はないだろうか?
• 誰かのミスの後始末を押し付けられる
• 無意味な会議や雑務に時間を奪われる
• 自分ばかりが多くの業務を抱えている
• 非効率な仕組みに振り回されている
一つひとつは小さなことかもしれない。でも、これらが積み重なったとき、ふと「なんのために働いているんだろう」と思ってしまう。
私自身、過去に同じような経験をしていた。
当時、私は職場で「頼れる人」だと思われていた。仕事が早く、ミスも少ない。だからこそ、誰かの尻ぬぐいや、気が進まない雑務も回ってくる。仕事は好きだった。
でも、次第に「やりたくないこと」に時間を奪われ、本来自分がやるべきことに集中できなくなっていった。
「このままでいいのか?」
そう思いながらも、目の前の仕事をこなす日々。気づけば、「ただ消耗するだけの毎日」になっていた。
なぜ、できる人ばかりが苦労するのか?
「1人よりも複数で働くほうが成果が出る」——この考えは間違っていない。でも、現実はそう単純ではない。チームの中には、どうしても「動く人」と「動かない人」がいる。
そして、不思議なことに、能力がある人ほど「動かない人」の分までカバーしがちだ。
たとえば、同じ職場に「仕事をしない人」がいたとする。その人が成果を出さなくても、組織全体としてはなんとか仕事が回る。
なぜか?
誰かがフォローしているからだ。
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