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人間関係における【地雷】
日本人は謎の風潮として「察しろ」や「常識」と言った様なフワッとした不明確な表現している事が多い。だが、その結果は意図しないトラブルを招くことも良くある話だ。その中でも代名詞とも言える存在がある。
人は誰しも絶対に触れて欲しくない【地雷】という心の爆弾が存在する。この例えはご存知の通り、踏んだら起爆してダメージを与える兵器に由来されている。これを対人関係に当てはまると、相手の感情を傷つけたり、関係を悪化させるような言動や行動のことを指す。
それを知らずに踏んでしまうことで、相手の怒りや不快感を誘発するものなので地雷に例えられている。全くもって言い得て妙な表現で、最初に例えた人は天才かと思う。
今回はなぜこの【地雷】について触れたかと言うと、よく人の相談を受けていると、対人に関する愚痴だったり悩みが大半だったんですよ。その中でも価値観の不一致による内容が目立っていたので、スポットライトを当たる事にした。
この関係は、友達・恋人・夫婦・親子・職場などの全ての対人関係に通じている。その場だけの短期的な関係であれば、一時の出来事なので炸裂する事は殆ど無い。ただ、長期の関係になってくるとこの地雷は起動スイッチが入る。
地雷の起爆を避けるためには、相手の立場や感情に対する理解が大切です。コミュニケーションの際に、相手の表情や言葉の裏にある感情を感じ取るように心がけると、うっかり地雷を踏むリスクを減らせる。
しかし、いくら感じ取る様に心がけたとしても、それでは足りないのが現実です。ここで厄介なのは、地雷の存在を聞いているにも関わらず、本人が話してくれなかったらどうしようもない事だ。地雷の保有者がその存在を明るみにしない限り、関わる人たちは踏んで破裂させてしまい、お互いにダメージを負ってしまう。
もし、この様な状況を放置してしまう様なら、地雷保有者は踏み抜かれる覚悟を持って人付き合いをしていくしかない。これでキレてる様なら唯の愚か者に過ぎない。当然だけど周囲の人は、そんな面倒臭い人とは関わりたくないので距離を起きたくなる。これで晴れて孤独人生の仲間入りだ。
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