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機動戦士ガンダムAGE感想(46~47話)

・機動戦士ガンダムAGE第46話「宇宙要塞ラ・グラミス」

ヴェイガンは、セカンドムーンとラ・グラミスの連携による、大規模な侵攻作戦を実行しようとしていた。連邦もまた、それを迎え討つべく、宇宙要塞ラ・グラミス攻略作戦を発令する。両軍では最終決戦に向かう戦士たちが、それぞれ思いを巡らせる。果たして、この戦いの先にはどのような結末が待っているのか。地球の命運をかけた、両軍の激突は目前であった。

バンダイチャンネルのあらすじより

遂に最終決戦の幕開け。これで最後と言うことで戦闘も見所があり、FXのファンネルバリアVSレギルスのビットバリアの対決はかっこよくてよかったです。

ここに来てもなおセリック隊長はナトーラ艦長との絡みがあり、フリットとは逆方向から彼女の支えになっていい感じ。キオに対しては不殺主義の戦い方をやめてほしい…と発言しましたが、これに関してはキオ、レギルスとフォーンファルシアを前にしてもFXバーストを使いたくないと言うほど行きすぎた不殺主義を徹底しすぎてしまっているので、しょうがない所かなと(^^;三世代編からのキオの不殺主義も流石にここまで来るとどうなんだ、という気もしてきましたが、次回はバーストモードを発動するそうなので、キオがこの辺りにどう折り合いをつけるかに期待したいです。

ヴェイガン側では決戦を前にしてゼハートがフラムに「お前は私の大事な部下だ」と改めて宣言し、フラム、完全に恋する乙女の表情に(笑)部下でもいい、と完全にデレッデレなフラムですが、MOEだとこの辺りで告白イベントもやっているそうなので、一度見てみたい。今回はこのフラムが見られただけでも十分な価値がありました(笑)

また、キオ編の最後に出てきたルゥの兄であるディーンが遂に出撃する描写や、グルドリンという機体に乗ってくる男の描写もあり。恐らく記憶が正しければキオ編に出てきたファントム3の最後の一人だったはずで、長らく話からフェードアウトしていたのですが、流石に忘れられていなくて安心しました(^^;

今回はまだ幕開け回ということもあってか、ネームドの戦死者はデレクがディグマゼノン砲の照射に飲み込まれたくらい。まぁ次回のサブタイトルから察するに、最終決戦前の出血大サービスが始まりそうですが…

・機動戦士ガンダムAGE第47話「青い星 散りゆく命」

ラ・グラミスでの激しい戦闘が続く中、キオが戦場で出会ったのは、ヴェイガンでありながら、かつて心を通じ合わせたディーンだった。キオにとって、Xラウンダーの力を使い襲ってくるディーンは、誰よりも手強い相手だった…。

バンダイチャンネルのあらすじより

ファントム3の最後の一人であるゴドムが搭乗したグルドリンはそのふざけた見た目に反して強力なドリルと機動性を持ち、連邦軍は苦戦を強いられることに。またディーンが乗っている機体もXラウンダー専用機体と、ここに来てヴェイガン側から新型が続々登場してきました。

FXすら追い詰めるグルドリンだったが、対処法を把握したセリック隊長が深手を負いながらもこれを撃破。最後にネームドキャラを倒し、隊長としての面目躍如となりました。

しかし深手を負った機体は脱出・行動共に不能のままヴェイガンの戦艦に不時着してしまう。セリック隊長以外の連邦の機体はフォトンブラスターの斜線上から既に退避が完了しており、ナトーラ艦長がフォトンブラスターを発射できないでいる間にもディーヴァは着実にダメージを負っていく…

最後はナトーラ艦長の決断によりフォトンブラスターが発射され、セリック隊長一人を犠牲に多くのヴェイガン機体を巻き込み大打撃を与えることに。キオ編でAGE3が奪われるあたりでは決断を下せなかった艦長ですが、今回は自分の手でしっかりと決断を下しました。

着実とフラグを重ねつつ、最終的には一番絡みがあったナトーラ艦長の手で引導を渡されることになったセリック隊長でしたが、敵基地侵入・ネームドキャラ撃破とちゃんと目立った活躍もありつつ、キオ編からして未熟な艦長として描かれていたナトーラ艦長の成長に必要なキャラとしていいキャラで、キオ編・三世代編の中でも連邦側のキャラでは特に好きなキャラでした。若干キャラとしてはウルフ隊長と被ってしまった感はありますが(^^;

フォトンブラスター発射に衝撃を受けたキオだったが、息つく暇もなくディーンと戦闘になる。キオはいつも通りディーンとは戦う必要なんてない、戦わなくても平和になる方法があると諭すのですが、ディーンはその平和はいつ来る、と反論。キオは今回ただでさえ仲良くしていたディーンが相手なので戦いたくない、殺したくないという理由は分かるのですが、これに関してはディーンの言う通りで、事実その平和が来る前にルゥはマーズレイによって死んでしまったわけなので(^^;

この辺り、キオは戦闘中にもうやめようよ、と言い出して相手の神経を逆なでしてしまうのがどうにも若干鼻についてしまう部分(これが相手を戦闘不能に追い込んでから言うのであれば、まだ少しマシになるのですが…)。キオは明らかにフリットに戦場に出るには若すぎると言われたフラムよりもさらに若いですし、若気の至りを地で行っている、と考えればしょうがないことなのかもしれませんが…

「誰よりも手強い相手だった」とあらすじには書いてありますが、正直フラムやジラードに比べるとだいぶあっさり戦闘不能にできた感があるディーンは、地球へ行ってルゥの望んでいた景色の良い所に墓を建ててやりたいんだ…と言い、キオと語らうのですが、ザナルドのザムドラーグによる騙し討ちに利用され死亡。ザナルドの部下の命を道具としてしか見ないやり方に、遂にキオの怒りが頂点に達する…この辺りは前回で部下は大事にするといったゼハートのやり方、そして今回同じようにセリック隊長を巻き添えにしながらもしっかりと葛藤を描き、人格的な成長を遂げたナトーラ艦長との描写の対比になり、他のヴェイガンとは違いザナルドが純然たる悪である強調となりました。

FXバーストモードを発動し、今までの戦士として未熟だった少年と同一人物とは思えない鬼気迫る表情でザナルドに肉薄するキオは、瞬く間にザムドラーグを蹂躙。ここは流石にお待ちかねのFXバースト発動ということもあって今回一のアクションの見せ場でした。しかし止めを刺す寸前にキオは我に返り、ザムドラーグは撃破するもザナルドは仕留め損ねる結果に。結局FXバーストはついカッとなってやってしまった、という感じの発動に終わり、キオの心境の変化は見られませんでしたが、残り2話でどう繋げていくのでしょうか…

ザナルドの部隊は壊滅、フォトンブラスターの照射により大打撃、と追い詰められていくヴェイガン陣営。この戦いの行方はいかに…

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