アルジェントソーマ感想(5話)
・アルジェントソーマ Phase:05「憎悪と争いと」
1話丸々エイリアンとの戦いに費やし、ここまでで会話の上だけで片付けられていた要素を登場人物の行動として具体化して分かりやすくすると同時に、これが「アルジェントソーマ」だ!という本作ならではの戦闘を展開した回で、今回はかなり面白かったです。
ビルや街をたやすく溶かし尽くしていくプログレッシブ・エイリアンの異質さ、そこに投入される、ハティを守ろうとしていることは確かなフランクの行動、そしてそのフランクを、そしてハティをも道具として扱うリウの復讐心も手堅く描かれ、実にいい出来。またリウは最後H2との戦いで疲弊したフランクにとどめを刺そうとし(失敗しますが)、フランクを倒したらまず間違いなくハティに嫌われるのと、フューネラルの今後のエイリアン退治が困難になるので、リウは今の所フランクを倒せればハティにどう思われようとこの先のエイリアン討伐がどうなろうと関係ない、というかなり復讐に心を囚われた状態だというのが分かりました。
そして前回「新しい妖精さん」としてハティに絵を描かれていたリウは、今回の一件で「悪い嘘つき」と言われて自嘲するかのように笑いをこぼし…というところで以下次回。