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アルジェントソーマ感想(25話)

・アルジェントソーマ Phase:25「愛と再生と…」

フランクの飛翔から6年後、地球に接近する謎の星雲が発見される。それは地球の未来のために飛翔した、彼の姿なのか。彼との再会を夢みるハティとリウが乗ったユリシーズ号は、今新たなる旅立ちを迎える。その他主要キャラ達のその後の姿も描かれる、エピローグ的エピソード。

バンダイチャンネルのあらすじより

いやー、実にいい最終回でした。どこがどういいかと言われると具体的には言えないのですが、この24話(+1話)を見てきてのこの最終回、ということで実に満足感のある話で良かった。

6年の時を経てハティもすっかり大人びて…というか生物学系統の博士になっており(しかもエイリアン関連で親を亡くしたりしている子供たちの世話もしながら)、これは凄い、の一言(^^;もともと才能があった子がちゃんとした環境を与えられたらこうなる、という例だとは思いますが。

そして政治的な立場へとシフトしたイネス、現在のフューネラルのコマンダーになったスーとその下についたダンの夫妻、とメンバーの現在も語られる中、ギネビアは既に故人となっていたことが判明。しかし、その名はダンとスーの子供に付けられ(声も同じ井上喜久子さん)、彼女もまた空を飛ぶものが好きな子だった…

そしてリウ・ソーマは…6年前に政治面に関しての告発…いや脅迫を行った罪で刑務所に収監されていた。しかし今になってその罪は許され、リウは刑務所を出ることを許される。この辺りは詳しくは分からないのですが、エイリアン絡みではいくらでもこういった話題が本編に出ていたので、そのあたりのことを告発したのでしょう。

そしてハティは、かつてフランク…ユーリ・レオノフによってその存在を守られたユリシーズ号に搭乗していた。そのユリシーズ号の目的…それには、地球へと接近する謎の星雲の調査も含まれていた。その星雲は、6年前に地球を救うため宇宙の彼方へと飛んで行ったユーリの今の姿なのか…

ユリシーズ号で待っていたマイケルと再会したハティだが、ユリシーズ号に乗る予定だったリウが刑務所を出た後行方不明となったことが分かる。果たしてリウはユリシーズ号の出発時刻に間に合うのか…

リウは、懐かしい自分の部屋に戻ってきていた。部屋に戻ったリウに、ノグチ博士の幻影が見える。探求心、行動力、それを持っている筈のリウは何故ユリシーズ号に乗りかねているのか…それは愛する者をその愛ゆえにまた傷つけてしまうのではないか、という思いがあったからだった。しかしノグチ博士は、ほとんど何の関係もない彼を数少ない教え子の一人なのだという。そう、マキと同じように…

そして幻影のマキも何かを伝えようとするが、何を言っているのかが聞こえない。そこでパソコンを点けると、6年前にマキから送られてきていた「ごめんね、そしてありがとう」というメールが…ここのリウは一人称が「僕」になっていたり、優し気な感じの話し方になっていて新鮮で良かった。

そしてユリシーズ号発進の直前、一機の戦闘機がやってくる。そこに乗っていたのは、ユリシーズ号に乗る決心をしたリウ・ソーマだった。ハティとも再会を果たしたリウは、ユリシーズ号の中で青りんごを見つける。そう、ロレンスのトレードマークだったそれが…

そしてユリシーズ号は宇宙へと旅立つ。彼と再会するために…

真実の名に、嘘が無ければ。
そなたとそなたは、いかなる苦難にも、
永遠に、別れることあらじ。

本編最後のテロップより

最後は「All's well that ends well.(終わり良ければ総て良し)」で終わり。

まだ1話特別編が残っているので、それを持って「アルジェントソーマ」の感想を完結としたいと思います。


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