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機動戦士ガンダムAGE感想(40~42話)

・機動戦士ガンダムAGE第40話「キオの決意 ガンダムと共に」

地球圏に戻り、ディーヴァの仲間たちと再会したキオ。キオは、フリットに火星圏でのことを話すが、フリットの返答はキオの期待したものではなかった。そして今、キオは、自分自身の考え方で戦争と向き合う決意をする。新たなるガンダム、AGE-FXとともに。

バンダイチャンネルのあらすじより

キオ編の最終回から3ヶ月経過したところで、フリットの「ヴェイガンは全て殲滅すべし」という思想とキオの「無駄な犠牲を出さずに戦争を終わらせたい」という思想が明確化し、これからの話の重要な起点となることに(ちなみに今回で10年以上ぶりに家族と再会したアセムはどちらかというとキオ寄りっぽい)。

今回はAGE-FX初登場回というわけですが、Cファンネルを用いて縦横無尽に立ち回る姿、命を取らないいい意味での「首刈り」にかっこいい専用BGMが流れ、物語の最後を飾るガンダムとしてふさわしい演出。

・機動戦士ガンダムAGE第41話「華麗なフラム」

連邦軍によるルナベース奪還作戦での戦いはさらに激化する。その戦いの中で、キオは、コクピットを破壊しないようにヴェイガンのMSを撃破し、パイロットを救う戦い方を続けていた。キオは戦場に現れたフラムに、ともにXラウンダーの力を使い、争いをやめさせようという提案をするが…。

バンダイチャンネルのあらすじより

キオ編の途中から作戦の失敗の相次ぐゼハートの監視役として登場するもあまり表だった出番はなかったフラムがフォーンファルシアに搭乗しMSのパイロットとなる回。元々フラムはアセム編の最後でゼハートをかばって死亡したドール・フロストの妹であり、その件でゼハートの命を狙っていたのですが、キオ編の数々の描写の積み重ねで部下への思いが厚い=自分の兄も大切に扱われていたとゼハートを認め、今回でゼハートの元に心から仕えることに。

個人的にAGEを見ようとしていた理由がこのフラムに7割くらいあったのですが、まぁ少なくともメイン回であるこの41話では、Xラウンダーの力でゼハートが死ぬ未来を予測したフラムがゼハートの後ろをついていったりする姿や、ゼハートにほだされる乙女な姿が可愛らしかったので、あぁ、本編見てよかったなという思いです(笑)

キオはフラムにあと少しでとどめが刺せるという所で説得フェーズに入るも、案の定失敗してしまうのですが、このあたりはまだキオの戦争に対する未熟さとして致し方ないところでしょうか。そしてAGEFXとフォーンファルシアが激突する一方、新たな影が戦場に迫る…

また他方ではアセムがゼハートと再会しており、こちらも重要なイベント。

・機動戦士ガンダムAGE第42話「ジラード・スプリガン」

連邦軍とヴェイガンの戦いは、両軍とも譲らない激しいものとなっていた。だがそこへ元連邦のパイロット、ジラード・スプリガンが参戦する。キオは、ジラードが連邦とヴェイガン、両陣営の実情を知る人間だと知り、戦いを終わらせるための対話を試みるが…。

バンダイチャンネルのあらすじより

ジラード…レイナさんはAGEのキャラにしては珍しくしっかり過去が回想込みで描かれ、なかなか悲惨なキャラではあるのですが、それ以上にメイン回が終わった瞬間、お前の出番は前回で終わったからあっち行けと言わんばかりに戦場を追い出されるフラムもなかなかにかわいそうでした(^^;

レイナは連邦の腐敗した体制により婚約者のジラードを失ってしまっており、この過去は以前に腐敗した連邦の人間を排除したフリットにとってかなり傷になりそうな案件。ジラードを名乗っている今ではすっかりグレてしまい、同じく好きな人のために戦おうとするフラムに対して茶々を入れたりしてしまっているのですが、回想のシーンでは実に人のいいお姉さん、という感じで、そのお姉さんをこんなことにした連邦の上層部に対する恨みを視聴者にも持たせよう、みたいなのをひしひしと感じます(^^;

フラムの痛いところを揺さぶって自分だけの独壇場へと持ち込もうとするレイナもまた、キオの説得を受けるが、そこに現れたフリットの「連邦のレイナ・スプリガンはもういない」との発言にジラードのことを強く意識したレイナはXラウンダーが一瞬暴走、周りのXラウンダーたちもその影響を受け…ているなかで、Xラウンダーではないために1人だけ状況が飲み込めていないアセムが若干かわいそうなことに(笑)まぁそれを補えるだけの実力をもったスーパーパイロット(Byウルフ隊長)ではあるのですが。

レイナさんは過去の回想でも悪くない感じのキャラですし、報われてほしいなぁとは思わないでもないのですが、今作の作風を考えるとあまり期待しないほうがいいかなぁ…とは(^^;


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