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連載/孤高の旭日 2

表紙画 出典 海上自衛隊HP 


高まる緊張

大和国巡視船「いつくしま」搭載多目的ヘリコプター「うみたか」が撃墜されてから1時間が過ぎた頃、華忠大民共栄国解放軍の武装船団が大和国領海手前で全船が集結するのを待った。


大和国海上保安庁、海洋警戒巡視船「いつくしま」「あさぎり」「うみぎり」の巡視船3隻でどうにかなる数の船団ではない上に、武装している船団にどう対処するか検討していた。

沖の縄、海上保安庁保安維持本部では、相手の発砲があれば防衛のための威嚇発泡許可が出された。

だが、華忠大民共栄国側から軍隊が出てこない限り自衛隊は手を出せないことを伝えられた。

容易く自衛隊が出ていくと、華忠大民共栄国にとって軍隊を出動させる口実ができてしまい、軍艦同士が全面に出てくれば有事勃発となる可能性が一段と高まってしまう。

不幸な戦争と罪

大和国自衛隊は、過去の大戦で敗戦国とされ欧米各国から大和国の武装を全て解除された。

敗戦後、大和国はベイメリア国家に統治され一時は武装解除されたが、ベイメリア国と対立国であるアシロナ連邦と華忠大民共栄国に大和国を領土化されることを懸念して防衛のみの軍備を許された。
そして大和国を統治したベイメリア国家により、攻撃ができない防衛のみに徹する武力である憲法九条を押し付けられてしまった。
敗戦国とされて戦争犯罪を一方的に押し付けられた東京裁判により、A級戦争犯罪国家とされ裁かれた。
 アシロナ連邦で起きたアシロナ人と黎鮮人による大和国民民間人の大勢の女性が主に被害を受けた泥港事件や黎鮮半島大和国民女子大量手当たり次第の性被害と、華忠大民共栄国での大和国民無差別大量虐殺である人間の仕業とは思えない残虐な虐殺を行った通州事件には触れず、敗戦国とされた大和国が全て悪いとされ、自発的に攻撃できない防衛のみに限る武力使用の憲法九条を押し付けられた。

後に自虐的となっていった大和国民に一連の事件の罪を擦り付けそれぞれの自国民が大和国軍により虐殺や性被害を受けたとして、事件の首謀者を大和国民の仕業として摩り替えられたものを世界が鵜呑みにしてしまったのである。

これに対し、島国特有の大人しい国民性である大和国民は、自虐的となり反発の声すら挙げることはなかった。
後に華忠大民共栄国が大和国に対した虐殺行為である通州事件を声高に非難する京南事件にすり替え、ベナトム戦争において黎鮮国軍によるベナトム女子大量性被害を犯したライダイハン事件をいあんふ問題に摩り替え、大和国を責めることになった。
 しかし、大和国軍が罪を犯したという証拠が一切出てこないのである。事件を摩り替えているのだから、証拠がでないのは当たり前である。それは大和国を貶める策略にほかならないのである。

 現在でもそうした反大和問題が絶えないのは、黎鮮半島国、華忠大民共栄国両国民性と反大和国教育による憎悪が両国民の根底にあるのだ。

国民性は何処の国家でもしきたりや宗教が違い、それは遥か昔から国民に継がれているもので、簡単に変わることはないだろう。
 地繋ぎの黎鮮半島と華忠大民共栄国は同じ東洋人で国民性もよく似ている。
黎鮮半島国家は大和国と同盟国であるにも関わらず反大和国政策と反大和教育を行っていることは、やはり地繋ぎの華忠大民共栄国と同じ国民性なのである。
 同じ隣国でも華忠大民共栄国から独立を宣言している島国台通道は大和国とは友好的で反大和国問題は起きてはいない。
過去の大戦では大和国が統治していたが、過去は過去としてわきまえているのかもしれない。
 もちろん大和国軍もシンガポリア事件など戦時中ならではの公開処刑等の虐殺を行っていた。

そのような過去を踏まえ、話し合いすら通じない一方通行な華忠大民共栄国と黎鮮半島は領空、領海侵犯、大和国航空機に対する火器管制レーダー照射等やりたい放題で大和国に対し敵視、憎悪をむき出しにする背景に、防衛一辺倒の憲法九条改正を保守派政党が唱えても、親華忠大民共栄派議員、親黎鮮派議員など、弱味を握られているのか、お金で華忠大民共栄国に買収されているのか、ハニートラップにかけられたのか、スパイのような人物の国会議員たちがそれを許さなかった。
 大和国の国益と国民や財産を護るべき議員であるなら反対すること事態国民の安全と国益を考えていないと思われるのも仕方のないこと。

しかし、華忠大民共栄国が軍備増強していくにつれ、台通道を祖国統一と唱え軍隊で圧力をかけ始めている中で、大和国も台通道支援と閣尖群島防衛の為、法律内でできる軍備増強を行ってきた。

そして現在、華忠大民共栄国による軍事圧力が掛かる台通道有事と閣尖防衛に力を入れていた。

そんな中、華忠大民共栄国人民軍の小型漁船武装船団が閣尖群島に押し寄せてきたのである。

不幸な出来事

大和国海上保安庁海洋警備巡視船「いつくしま」から飛び立った、多目的ヘリコプター「うみたか」が撃墜されてから一時間後、華忠大民共栄国人民軍が閣尖群島手前の大和国領海外で200隻を越える漁船武装船団が集結を終えようとしていた。

「各巡視船、機銃セーフティロック解除。火気管制マニュアルで威嚇射撃待機。船団より攻撃があれば応戦威嚇射撃対応に入れ!」

大型巡視船「いつくしま」から「あさぎり」「うみぎり」へと伝達された。

それから十数分後、華忠大民共栄国人民軍武装船団は動き出した。
 同時に多数の漁船から舞い上がる小さな物体が巡視船「いつくしま」の高性能レーダーに無数の赤い点となり湧きだした。

「船団より小型ドローンと思われる飛行物体多数確認!各巡視船情報統合開始」

「いつくしま」レーダー情報処理班から各巡視船火気管制担当へネットワークが組まれ、同じ目標に攻撃しないよう割り当てられた。
このネットワークは海上自衛隊と同等の性能を持っていた。

「何かしら工作されたドローンの可能性あり。各巡視船対空多重砲身火気管制オートにて対処されたし!」

前進を始めた華忠大民共栄国人民軍武装船団から、更なる脅威が放たれた。

大きめのラジコンボートのような海上ドローンだった。

一キロほど離れていた武装船団と巡視船の距離が近付くと、小型航空機ドローンが勢いを増して巡視船目掛けて突進を始めた。

巡視船3隻の対空多重砲身機関砲から目標物へと攻撃が始まった。

無人機のドローンは躊躇なく破壊が開始され、1基、また1基と破壊する度大きな爆発が起きていた。

爆弾搭載ドローンに巡視船乗組員に緊張が走った。

そこへ更なる脅威の海上ドローンが巡視船目掛けて進んでいた。

海上ドローンの阻止に機銃掃射では当たらず、巡視船「あさぎり」の右舷船首付近にぶつかり大きな爆発が起きた。

船首から跳ね上がる水柱と船首の破片が飛び散った。更に左舷船首と左舷船体に海上ドローンがぶつかり小型ながら強力な爆薬は、まさに軍艦の魚雷程の威力により船体は折れ曲がるように跳ね上がり、船体に大きな穴を開けてしまった。

「うみぎり」の船首右舷と右舷船体、左舷船体に海上ドローンが立て続けにぶつかり「うみぎり」は船内浸水とともに機関停止し、海上ドローンは「うみぎり」に次々と当たっていった。

「あさぎり」はロケットランチャーの集中砲火を浴びて船橋操舵室と甲板構造物は大きな爆発とともに破壊され、機関は動いたまま華忠大人民軍の船団の中に入っていき、更にロケットランチャーと小銃により再び集中砲火を浴びて燃料タンクに被弾したのか、大きな爆発を起こし船体は二つに千切れ轟沈した。
 そしてあろうことか、人民軍は巡視船から投げ出された者や、海に飛び込んで難を逃れた巡視船乗員生存者を小銃で追い討ちをかけ止めをさしていた。

「いつくしま」はこの無慈悲な戦闘をビデオに収めながら、海上自衛隊と海上保安庁保安維持本部へとリアルタイムで送っていた。
 「いつくしま」は速度をあげて船団の前方を横切りながら航空ドローンに、二連装機銃掃射を行い海上ドローンを巡視船の航跡の波で混乱させた。
 小型航空機ドローンは「いつくしま」を追い掛け回していたが、火気管制の正確な射撃により航空機ドローンは徐々に数を減らしていった。

「いつくしま」の二連装機銃と多重砲身から飛び出す銃弾は怒りの咆哮をあげ、漁船と人民軍に銃弾を浴びせ始めた。

謎の潜水艦

人民解放軍は集団心理の中で過激さを増して、巡視船の乗員生存者に機銃掃射を浴びせている光景を見て、明らかにやりすぎだと思う人民解放軍もいて、そういった者たちはUターンをして戻り始めた。

その時、人民解放軍の後方に着いていた華忠大民共栄国海洋警備船が2隻同時に船体がくの字に跳ね上がったかと思うと同時に、船体中央から大きな爆発を起こした2隻の海洋警戒船は燃料タンクに引火誘爆を起こし、さらなる大きな火柱を上げて轟沈した。

潜水艦による魚雷攻撃であった。

潜水艦は各国において非常に隠密性が高く、自国の潜水艦の位置さえも分からないようになっていた。

しかし海上自衛隊には、その潜水艦が味方であることを識別できた。identification of friend or foe;通称 IFFと呼ばれる装置により味方と確信したのである。
 IFFとは同軍 に対して電波を送り、同軍艦艇や航空機に搭載された送信機が自動的に作動して、送り返してくる電波信号により敵か味方かを識別する装置であり、潜水艦は味方の識別電波を送り返していたのだ。

だが、それは大和国家同盟国潜水艦の可能性もあり同盟国の可能性もあった。

しかし、潜水艦が深度700メートルを超えたところで、国籍がだいたいわかった。

しかしこれは隠密に任務を遂行する潜水艦であり、イージス艦両艦長は口に出すものではないこと、と口を噤むのであった。

閣尖群島の一つの島影に停泊しているイージス艦「まや」と「あたご」艦長は、これだけの武装はもはや軍隊と見なすべき、と判断して人道的配慮を大きく欠いた行為と見なし、華忠大民共栄国海洋警備船に対して対艦ミサイル発射準備に入ったところで、華忠大民共栄国海洋警備船2隻か突如爆発を起こし轟沈したのである。

華忠大民共栄国人民解放軍、武装漁船の半数以上が不動、若しくは沈没していた。
 残った人民解放軍約100隻程の漁船は閣尖群島の大きな島、釣魚島へ向かうのだが、海上保安庁応援の巡視船2隻と海上自衛隊イージス艦2隻に取り囲まれ巡視船からは強力な放水と海上自衛隊の威嚇射撃に大半が怯んで足止めされた。

だが、中には怯む事なく巡視船の放水と海上自衛隊の威嚇射撃をくぐり抜けた30隻の漁船は閣尖群島の一つ、大島へたどり着いた。

しかし、更なる応援に駆けつけた2隻の巡視船と海上自衛隊上陸特殊部隊が大島に上陸、小銃同士の撃ち合いはあったが、自衛隊は初の実弾使用による閣尖群島の一つである大島で人民解放軍を鎮圧した。

ここまで要した時間はドローン攻撃が始まってから、僅か2時間ほどの出来事であった。

後に海上自衛隊と海上保安庁巡視船による生存者の救出が始まった。

自衛隊が即座に動けたら、これ程の犠牲者は出なかっただろう‥‥。

イージス艦「あたご」「まや」両艦の艦長はを胸を痛めたのである。

華忠大民共栄国海洋警備船2隻の乗員生存者無し。
 海上保安庁巡視船「あさぎり」「うみぎり」2隻の乗員合わせて90名が殉職、僅か10名の生存者も腕や足が無い者や、救助して船に引き上げたところで息を引き取る者もいた。

この事件は、戦後初の自衛隊による実弾発砲があった事で、大和国政府の親華忠派や親黎鮮派与党、野党から厳しい批判がおきた。
 そして、この事件は大和国に帰化した華忠人や黎鮮人に支配されているマスコミによるあからさまな偏向報道により悪魔の自衛隊とまで揶揄され報道されるのであった。

大和国テレビ局は、既に華忠大民人と黎鮮半島国民に支配されており、大和国民から受信料を徴収しながら大和国を貶める、あからさまな偏向報道をするテレビ局が多いのである。

表向きは大和国テレビ局を装いつつ、根底には反大和精神があるので、過去の大戦を引き合いに大和国が敗戦国でA級戦争犯罪国家、ということを大和国民に刷り込んできたのである。
結果、自虐的になった大和国民は反論しない、できない、したくないという国民になってしまったことは、既に華忠大民国と黎鮮半島国家の思惑通りの侵略を受けているのである。

大和国テレビ局は、現在華忠大民共栄国と黎鮮半島国家に支配されているため、在大和国華忠大民共栄国大使が出入りしていることで、表向きには大和国テレビ局を装いつつ、既にテレビ局はもはや日本のテレビ局ではなくなっていた。
大和国民が受信料を払っているにも関わらず、悪質な偏向報道や自国を批判されることで、大和国世論に悪影響を及ぼすテレビ局に気付いた大和国民は、受信料支払いを断固拒否してテレビ離れが加速していた。

新内閣誕生

そんな中、世論を悪変に誘導しようとするマスコミに対して、与党保守派は総力を挙げて自衛隊を擁護した。

しかし、親華忠派や親黎鮮派の与党、野党議員、石橋孝康総理大臣までもが華忠大国の顔色を伺うような懸念を表明した。

この総理大臣の国民より華忠大国の顔色をきにする総理大臣の表明は国民の怒りを買い、民主自由党の支持率は過去最悪の30%台まで落ち込み、急降下ともいえる株価下落に不名誉な達成を成し遂げた。

そして、この閣尖事件は世界情勢を揺るがし、政治に混乱を与えた。

大和国が理不尽な隣国に本気を見せた、有事一歩手前の事件に華忠大民共栄国家へ対する世界の風当たりが強くなった。
 大和国擁護も多かったが、大和国家の憲法違反を指摘する国もあった。

とはいえ、華忠大民共栄国は国民の反対にも耳を傾ける事なく、大和国の不安定な政治の中、大和国内にいる華忠大民共栄国人民へ密かに国防動員法を施行した。大和国内の政府を含め国民を混乱させるためなら、生活用品の買い占めを扇動したり、大和国に対する大規模なデモやサイバーテロ、自衛隊への批判デモに駆り出される法律である。ここにハニートラップも含まれ、国会議員や著名人等を利用して、大和国内世論を動かそうとするスパイ行為でもあり、世論を華忠大民共栄国から逸らすための工作員と変貌するのである。大和国内の随所の広大な土地の買い占めは、有事の際の拠点にもなり、大和国内部から破壊工作を企てる法律であり、大和国にとって最大の脅威でもあることを大和国民は知らなければならないのである。

国防動員法を施行して尚、華忠大民共栄国家元首 清平徳は閣尖群島の大和国領海、領空侵犯を頻繁に行うのである。

親華忠派と言われていた金石内閣が政治資金違法疑惑により失脚。金石総理大臣に代わり、総裁選の後、発足した新総裁、石橋孝康内閣も閣尖群島事件の政府の対応に国民の怒りが爆発して、1年経たずに大幅に支持率を下げた親華忠派の石橋孝康内閣。

金石総理大臣失脚後、総裁選が行われ地方議員投票による一次開票で断然有利であった高杉香菜子議員。

政治家になってからブレることのない国民と国益、財産と資源を護る政策に国民の8割が好感を持ち、大和国初の国民に寄り添う無派閥の女性総理大臣を国民は期待し、応援していた。

だが、与党議員投票の二次開票で、まさかの僅差逆転負けに終わった。

この選挙裏では与党派閥による高杉潰しが行われていた。

あからさまな高杉潰しに国民は激怒して、石橋内閣は半年で過去最悪の内閣支持率を更新。
 国民の反発は各都道府県で大規模な石橋下ろしのデモが行われ、とりわけ都内の国会議事堂前では警察も鎮圧できないほど、右派と左派の激しいぶつかり合いが後を絶たなかった。

結局、総裁選前と後の政策がコロコロ変わり、増税政策も国民の不支持を仰ぎ、低かった支持率は過去最低を更新して、再び総理大臣辞職となり、またもや総裁選が行われた。
 前回の総裁選では、候補者の政策や人間性があからさまに露呈したことで、前回とは異なる候補者が出馬したが、高杉香菜子の圧勝に終わり、大和国初の女性総理大臣が誕生して現政権になったのであった。

しかし高杉新総理の新政権は、華忠大民共栄国と黎鮮半島国家にとって不都合極まりないことであった。

華忠大民共栄国家元首 清平徳

華忠大民共栄国国家元首 清平徳は大和国新政権に対して祝辞を述べるも、華忠大民国家元首 清平徳は大和国に対して宣戦布告とも取れる六場奪還(六つの戦争)を宣言した。


『古くは我々の領土であった沖の縄、閣尖群島は我が国の人工増加を恐れた小さな島国に占領され奪われた。
我が国もロシアナ連邦国家同様領地奪還計画として六場奪還(六つの戦争)を行う計画がある。
 この六場奪還(六つの戦争)計画は、2030年迄には台通道を統一し、2031年から2034年にかけてベナトムから南沙諸島を奪回し、2035年から2040年にかけて南チベートを手に入れるためインナドアルと戦争を行い、2040年から2045年にかけて閣尖群島と沖の縄を大和国から奪還し、2045年から2050年にかけて外蒙古(モーンゴルテン国)を併合し、2055年から2060年にかけてロシアナ帝国が奪った160万平方キロメートルの土地を取り戻して国土を回復する計画である』

と高杉新政権に対して宣戦布告ともとれる持論を放った。

「清平徳元首、それは我が国への宣戦布告と受け止めてよろしいのでしょうか?」

高杉新総裁は臆する事なく言葉を返した。

「高杉総理が私の言葉をどう受け止めるかはあなたの自由です。ただ、大和国自衛隊が我が国の海上警戒船を沈めた事には大きな代償を償わなければならない」

清平徳元首は感情を消したように冷たく言い放った。

「我が国への武力行使と領海侵犯、領空侵犯において、互いの船の乗員に多大なる犠牲が出たことは悲しい事実。とは言え今回の領海内による貴国の愚かな行動は到底容認できません。
 代償を償う事になるのは元首のほうだと改めてお伝えしておきます。
 今後我が国への領空侵犯及び領海侵犯には断固とした対応をとります。
 領海も領空も分からない軍隊だからこうしてトラブルが起きることをあなたは肝に銘じるべきです。そして
机上の理想は絵に描いた餅にもなることをお忘れないように願います」

高杉総理はそう言って清平徳元首とのホットラインを切った。


続く


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