涙と親友…【詩】
泣きたかったら泣きなよ
我慢することないよ
私の前では思い切りなきなよ
泣いて気持ちが収まるなら
泣きたいだけ泣けばいいじゃん
いくら泣いても涙はなくらないから…
あんたを見ててそう思うよ
泣いてばかりいたあんたを見てて
涙は枯れないんだって思った…
彼女の目にも涙が零れてた‥
悲しい涙は湧き水のように
濁った心を癒してくれた
悔し涙は一時だけ
それ以上流せば心汚れる
嬉し涙は躊躇わず
感情の赴くままに…
感情に任せて流す涙は
心を癒し浄化する…
泣いてばかりいたあの時…
花の花弁家族のように
全て揃えば一家族…
花弁一つ剥がれ落ち
花弁二つ剥がれ落ち
花弁三つ落ちた後
残る一つの花弁は
一人になって泣きながら
一人になった意味を問い
哀しみの中で幸せさがした…
親友がいたから笑顔を見つけられた‥
そして涙の数だけ笑顔があることを知った…
安桜芙美乃
蕾
涙は癒しの蕾
落ちて開いた花見つめた時
木漏れ日の花が揺れて
親友の声が心を撫でた‥
涙の花は
木漏れ日に重なって消えた
ミオ